
学習の場にタブレットといえば、時流にのっているように聞こえますが、やっていることはアナログの代替です(笑)。紙に図を書くのをいやがる生徒でも、タブレットだと面白がって書いてくれるので助かります。
技術は常に進歩します。今の時代、何かを知ったり、習ったりするのに、紙と鉛筆にこだわる必要は全くないと私は思っています。大人である自分が学んだ方法で現代の子ども達に学ばせようと思っても、無理が生じます。しかも、日常的にある便利な道具を学習環境から遠ざけるのも不自然です。
学習の場に技術を持ち込むにあたって最も注意すべきことは、教える側が"情報"と"知識"の違いを認識し、"知識"を備えることの重要性をしっかりと子ども達に伝えることだと思います。例えば、電卓に頼らずに筆算を学ぶ必要がある理由を説明することは、最初の一歩といえます。