
地元公立中学校2年の生徒が、中間テストの問題を見せてくれました。
意地悪なことに球体として出題されていますが、これは円の問題です。
計算してみると答えは4πになります。説明していて、私は答えを2度見してしまいました(笑)。
計算結果の中に半径rがありません。つまり、
「半径が2m異なる円周長の差は、半径rに関係なく常に一定である。」
ことを意味します。
半径rが極小になると、半径差×2×πになることは納得できます。ところが大きなr、例えば出題にあるような地球の赤道やもっと大きな人工衛星が周回するような高高度においても、2mの半径差がある周長差でも同じになる計算結果は、私の感覚とは異なる意外なものでした。
ただの図形問題だったら、結果を不思議に思うことはありませんでした。数学の先生が地球を持ち出して出題されたのは、隠れたメッセージを伝えたかったからではないでしょうか。