【身近な問題:正しい論理に潜む落とし穴】 | 市原市「マナビオ」のブログ

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マナビオは、課題に適した「考える方法」を学び「自ら考えること」を習慣に。自分の考えを「他者に分かり易く伝える力」「自分で考える」「人に伝える」「手を使う」をキーワードに、「自ら考える力・言葉にする力」を育むプログラムでお待ちしています。


ヤマトヌマエビ

 会話・対話・議論などいかなる場合においても、論理性は重要です。しかし、"言葉"を通じたコミュニケーションの"着地点"が、常に「論理的に正しい」という所にある訳ではありません。"言葉"とは曖昧さを多分に含んでおり、論理性にだけ頼って物事を判定することは難しいからだと思います。


 論理的に正しいことをお互いに言っているにもかかわらず、すれ違うコミュニケーションは良い例です。すれ違いが別のすれ違いを生み、しまいには"論理的には正しいが相手を傷つける言葉"を使ってしまうのです。


 きっと、"言葉"を使ったコミュニケーションとは、相手を想うことで初めて成立し、それは論理性を問う前に必要な大事な前提なのだと思います。


 締めくくりに使う"言葉"として、「Thank you.(ありがとう)」がふさわしいのも納得できます。