
会話・対話・議論などいかなる場合においても、論理性は重要です。しかし、"言葉"を通じたコミュニケーションの"着地点"が、常に「論理的に正しい」という所にある訳ではありません。"言葉"とは曖昧さを多分に含んでおり、論理性にだけ頼って物事を判定することは難しいからだと思います。
論理的に正しいことをお互いに言っているにもかかわらず、すれ違うコミュニケーションは良い例です。すれ違いが別のすれ違いを生み、しまいには"論理的には正しいが相手を傷つける言葉"を使ってしまうのです。
きっと、"言葉"を使ったコミュニケーションとは、相手を想うことで初めて成立し、それは論理性を問う前に必要な大事な前提なのだと思います。
締めくくりに使う"言葉"として、「Thank you.(ありがとう)」がふさわしいのも納得できます。