【身近な科学:大事な物は見えるとは限らない】 | 市原市「マナビオ」のブログ

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マナビオは、課題に適した「考える方法」を学び「自ら考えること」を習慣に。自分の考えを「他者に分かり易く伝える力」「自分で考える」「人に伝える」「手を使う」をキーワードに、「自ら考える力・言葉にする力」を育むプログラムでお待ちしています。


影の輪郭がぼやける理由

 毎朝通る、マナビオへ向かう道を、背中から暖かい朝日を浴びて進みます。少し左へ曲がった道路に、行き先を示すように数本の電柱の影が、まっすぐ伸びています。


 長い電柱の影を見ると、根元の影は輪郭もハッキリしていますが、先に行くにしたがって輪郭はぼやけ、影の濃さも薄くなっていきます。何故でしょうか?


 ネットで調べると、1.光源である太陽が大きさを持っており、2.光には影へ回り込む"回折"という性質があり、3.空気による屈折や反射が影響すると解説されています。そして、空気のない月面では、地球上の影よりハッキリと見えるそうです。


 存在を全く意識することができないにも関わらず、柔らかい影を作るために"空気"は不可欠であることが分かります。面白いですね