
理科実験教室で観察した砂を、横から光をあてて撮影した顕微鏡写真(60倍)です。洗浄して乾燥させてあるので、輝きのある綺麗な鉱物を観察することができます。
砂は、地質学的には粒径が2mmから1/16(0.0625)mmの堆積粒子と定義されています。採取は、川や海、山などの他、砂漠などからも可能です。
中央に角ばった石英らしきものが写っています。観察した試料の採取場所は不明ですが、例えば同じ川の砂でも、上流ほど角ばっており、下流にいくにしがたい角が取れ丸くなるそうです。
顕微鏡で見ると、砂が鉱物の集まりであることが良く分かりますが、必ずしも砂=鉱物ではありません。外国の砂浜などには、サンゴの欠片ばかりでできた"砂"もあります。
実物は小さな砂粒ですが、写真を見ると、宇宙の小惑星帯のようにも見えませんか?