【生徒の言葉:くも~!!】 | 市原市「マナビオ」のブログ

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マナビオは、課題に適した「考える方法」を学び「自ら考えること」を習慣に。自分の考えを「他者に分かり易く伝える力」「自分で考える」「人に伝える」「手を使う」をキーワードに、「自ら考える力・言葉にする力」を育むプログラムでお待ちしています。


連なる冬の雲

 わくわく文庫に来た生徒が、2階教室にあるパソコン・ブースに座るなり、叫んだ言葉です。


 その感情を"言葉"で表現するとどうなるでしょう。叫んだ生徒に、

「雲がどうしたの?」

ときくと

「縞々で、ズゥ~っと向こうまで」

「向こうまで?」

「続いている~」

「どう思う?」

「スゴイィ~!!」

と教えてくれました(笑)。


 このようなやり取りをすると、物の捉え方がよく分かります。この生徒は、わくわく文庫で本を読み終えると、要約のための文章を自分の言葉で書いていきます。一方で、別の生徒は、物語の気になった部分を中心に再度読み返し、文章中の言葉を再構成して要約を完成させます。後者の生徒を想像すると、「うわァ!」や「スゴイ~!」などの言葉を先に発するように思います。


 どちらの捉え方が正解というわけではありません。ただ、物の捉え方が異なれば、当然、"理解の仕方"も異なります。生徒との会話こそ、書かれた物では読み取れない、大切な情報の宝庫といえます。