【理科実験教室(初級):紙飛行機を飛ばそう】 | 市原市「マナビオ」のブログ

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市原市「マナビオ」の考え方を科学するブログ-ベルヌーイの定理

 今回のテーマは「揚力」です。


 説明に使われる「翼の上下に分かれた流れは後縁において同着する」という言説が、近年、現実と異なると指摘されています。現実は「上面の方が早い」ようです。


 音速を超える飛行機が飛んでいる時代に、いまだに原理説明に不明確さが残っているのです。面白いですね。


 実験の冒頭、生徒に

「"落ちる"と"飛ぶ"は、何が違う?」

と質問しています。紙飛行機を投げる時、生徒は、落ちることと飛ぶことを明確に区別していますが、言葉で説明はできません。それでも、何回か紙飛行機を飛ばすと

「フワッとした時は飛んだ。」

ことに気がつきます。そこで、

「フワッとするのが、揚力だよ」

と説明しています。


 そして、最後はいじわるな質問です。

「じゃあ、気球もフワッと飛ぶから揚力があるのかな?」