
6月2回目のテーマは、「レプリカ」です。粘土でサンプルの型をとって、石膏を流してレプリカを作ります。
貝殻のレプリカを作ることが実験の目的ですが、その他に写真のように消しゴムのレプリカも作らせています。
用意した消しゴムは、貝殻よりもずっと細かいので、レプリカ製作は難しいのですが、生徒達のやる気はアップします。
黙っていても、粘土を良く練って隙間をなくし、加える水の量も多めにして細部に石膏が行き渡るように調整します。このような、目的に合った、自発的な調整は、先に作らせた貝殻のレプリカの経験が活かされており、大切な体験に思います。
そして、この実験でのもう1つの大切な体験は、石膏が固まる時に「発熱」することを知ることです。石膏が固まる速さは、水温にも左右されることが分かり、おのずと、早く(遅く)固める為には水温を上げるべきか、下げるべきかが分かるはずです。
まさに、「経験に勝る知識なし」です。