
今月より、上級コースが開講しました。
6月1回目のテーマは、プランクトンです。顕微鏡に映り込む像を無くすため、室内の照明を切って観察しています。
小さな生物を顕微鏡で拡大して観察するおもしろさがありますが、この手の観察は、とても根気のいる実験です。
プランクトンをスポイトで吸うのも、顕微鏡へセットするのも大変です。慣れない作業を繰り返しながらも、良いサンプルを探すのは、さすが、上級コースといえるでしょう。
あと忘れてはならないのは、このようなプランクトンの分類や集計が、何に役立つのか、とうい視点です。
生物学的な分類は、それだけでも基礎研究的な価値はあります。
他にも、水質の指標となることや氷の中のプランクトンから過去の動植物の生態や環境などを推測することにも応用ができます。
なんだか、上級になったら、実験のもつ研究的側面がグッと強くなったような印象を持ちました。