領域

ドイツのイェリネックは「国家が成立する条件」について3つ挙げました。

①領域

②主権

③国民

 

今回は①領域について見ていきましょう。

 

陸海空による分類

まず、領域には陸、海、空の3種類があります。

これらはもっと細分化できます。

ここで前提ですが、ここでは距離を表す単位として「海里」を用います。

1海里=1852mです。

 

 

領空

宇宙空間を除く上空で、横に12海里までを「領空」といいます。

 

領土

0海里の基準を基線といい、そこから陸側を「領土」といいます。

 

領海

12海里までの海を「領海」といいます。

 

排他的経済水域

領海を除く200海里までの海を「領海」といいます。

 

接続水域

領海の外側から12海里までの海を「接続水域」といいます。

また、基線を基準に考えると、12海里から24海里までの12海里までの海を「接続水域」と言い換えることができます。

 

公海

基線から200海里以上の海を「公海」といいます。

これはみんなの海です。

とある国だけの海ではありません。

 

まとめ

これら6つを距離も確実におさえておけば試験に強くなるでしょう。

ぜひ図で覚えてみてくださいね。

支配の三類型

ドイツのマックス・ウェーバーは「支配」について3つに分類をしました。

①伝統的支配

②カリスマ的支配

③合法的支配

 

それぞれについて見ていきましょう!

 

①伝統的支配

昔から受け継がれているルールや支配構造だから続けよう!というものです。

伝統的なイメージとしては、家父長制や長老制などがありますね。

 

それぞれ伝統的に家庭内では父親・長男が偉い、村の中では長老が偉いという理由で支配者になっています。

 

②カリスマ的支配

みんなが思う英雄が支配するというものです。

歴史的に言えば、ナポレオンが考えられますね。

大勢の支持が集まり支配していきました。

 

卑弥呼もそうですね。

リーダーとなった際、呪術によって国を動かしてきました。

呪術で大勢の支持を集めた卑弥呼もカリスマ的支配者です。

 

③合法的支配

合法的に支配をするというものです。

上意下達の指令伝達が基本です。

例えば官僚制が当てはまりますね。

上の意向が下に伝わるというもの。

法律の範囲内で支配をします。

 

まとめ

今回はドイツのマックス・ウェーバーが分類した「支配」について見ていきました。

①伝統的支配

②カリスマ的支配

③合法的支配

 

世の中にある支配関係がどれに分類されるかを考えると勉強になりますね。

例えば上司と部下の関係はどれにあたるでしょう。

ぜひ考えてみてください。

正の数と負の数

小学校では扱わなかったマイナスという概念を勉強していきましょう。

 

正の数

正の数とは「0より大きい数」のこと

+(プラス)という符号を使って表すことができます。

 

例:+3,+2.8,+ 

 

+の符号は省略が可能です。

 

負の数

負の数とは「0より小さい数」のこと

-(マイナス)という符号を使って表すことができます。

 

例:-3,-2.8,- 

 

-の符号は省略をすることはできません。

 

自然数

正の数の中でも整数のものを自然数といいます。

 

例:+3,+10,+89

 

0の符号

0には符号はつけられません。

お間違いなく!

 

まとめ

負の数を扱えられるようになったということは数学の世界をこれまでの2倍楽しめられるということですね。

マイナスにどんどん慣れていこう!