アウラ学びの森では、毎週金曜日に小学生を対象とした「読書表現」という講座を開いています。
みんなでひとつの物語を読み込み、子どもも大人も関係なく議論し合うのが最大の特徴です。
誰も答えを持っていないからこそ、できる学びがここにはあります。
そんな「読書表現」は、今年の4月から始まってもう8か月が経ちました。
子ども達も深く深く文章を読み込むことができるようになってきました。
すると、ある男の子がこんなことを言いだしました。
「自分たちで物語を作りたい」
物語をたくさん読んでいく中で
─なんでこの作者はこんな面白い物語を書くことができるんだろう?
─僕ならもっとこういう展開にするのにな…
そんなことを思ったかどうかはわかりませんが、周りの生徒も「それ面白そう!」と乗り気なのでやってみようということになりました。
しかし、物語を考えるにはそれなりの準備が必要です。
いきなりポンッとできるわけではありません。
そこで、今まで読んできた物語のことを思い浮かべます。
主人公はどんな人物だったか、どんな時代の、どんな場所だったか、主人公の友達や家族は・・・
今まで読んだことのある物語は、そのそれぞれを読んだときに思い浮かべられるくらい、緻密に書かれていました。
そのことを確認したうえで、今日は自分たちもそういった緻密な設定を考えてみることになりました。
1.いつの時代?場所は?
2.主人公
名前は?
年齢、性別は?
何をしている人?
性格は?体つきは?どんな顔?
いいところ、悪い所、得意なことや苦手なこと、好きなものや嫌いなものは?
家族は?
友達は?
好きな人、嫌いな人はいる?
その他、大事な人は?
どんな人生を送ってきた?
大きく分けてこんな風なカテゴリーに分けて設定を考えていきました。
そして、最後に自分が考えた登場人物たちを絵で表すということもしました。
子どもたちが真剣に考えている様子はこちらからご覧ください↓
テーマは「不思議」で共通したものを考えることになっていたのですが…
もう設定から「不思議」ですね。笑
やっぱり子どもの考えることは面白いです。
なんでそんな設定が思いつくんや?と笑うしかないものも。
これをどうやって文章にしていくのか。
私も一緒に考えながら、子どもたちが満足のいくものを作り上げられたらと思います。
また随時どんな感じになっていってるのか、報告させていただきます!