アウラ学びの森では、小学生の高学年を対象とした「読解国語」の授業をおこなっています。
隔週ですが、生徒たちが論理的に考え、言葉化する力を身につけることが目的となっています。
今回は金曜の「読書表現」の授業でもおなじみ、小川未明の物語を題材にしました。
ブログのタイトルにもあるように、『金の輪』という物語です。
以下にあらすじを書きます。
【あらすじ】
たろうは、長い間病気で臥せっていましたが、最近やっと昼間に外に出られるまでに回復しました。
そこでたろうは、見たこともない美しい金の輪を2つ持った、顔の白い少年と出会います。
その少年はたろうに微笑みながら、金の輪を回しながら走り去っていきます。
次の日も同じ時間にたろうはその少年に会うのですが、再びその少年は走り去ってしまいます。
どこか懐かしい感じがしたたろうは、次に会ったときは友達になろうと決めます。
その晩、たろうは不思議な夢をみます。
それは、少年とたろうは友達になり、その美しい金の輪をひとつ貸してもらって、ふたりで赤い夕焼けの中に消えていく─と言う内容の夢でした。
その夢をみてから数日後、たろうは熱を出して、7歳で死んでしまいます。
えーーーーーーーーーー!?!?!?!?!?
たろう死ぬのーーーーーーーーーー!?!?!?!?!?
しかも急にーーーーーーーーーー!?!?!?!?!?
ってなりませんか?笑
それだけでなく、この物語には謎が多すぎます。
─少年は誰なのか?
─金の輪って何?
─なんで急に死ぬの?
生徒たちもちんぷんかんぷんです。
それらの謎に対して、文章を深く読み込み、根拠を探して答えを考えていきました。
学校では、ここまで細かく文章を読み込んだり、自分の意見を述べたりする機会が少ないようで、生徒たちも面白がって授業に参加しているようでした。
その様子を動画におさめましたので、どうぞご覧ください。
さぁ、この謎の答えは見つかるのでしょうか?
次回も楽しみです。