アウラでは毎週金曜日の16時20分から、「読書表現」という授業をおこなっています。
今回の「読書表現」は、実にいろいろな人が参加しました。
まずは生徒。
小学校の5年生たち。
次に高校生。
これは知誠館の女の子。もう常連です。
そして大学生。
金曜日にボランティアで来てもらっていたので是非にと参加してもらいました。
さらにスタッフ(私)。
子どもより応えたがる厄介者。
さらにさらに体験入学(無料です!皆様も是非!)に来てくださった親子。
生徒とその保護者の方が参加するパターンは初めてです。
とまぁ、多種多様なメンバーが授業に参加しました。
読んだ物語は、『王様と靴屋』。
『ごんぎつね』でおなじみの新美南吉さんの作品です。
今回もひとつひとつ丁寧に言葉を拾いながら読み込んでいきました。
また、長きに渡る「人物新聞」との決着もついにつきました!
この場で起こったおもしろいことをひとつ紹介したいと思います。
「なんで王様はこじきの恰好をして一人で街に出ていったんやろう?」
というファシリテーターの発問に対して、大学生の男の子がこんなことを言いました。
「王様は自分のことをバカだと言ってほしいからこんな恰好をしてるんちゃう?」
すると、これに対して小学生の生徒が
「それやったらもっと他にやり方あったんちゃう?別に本人が聞かなくてもわかることやろうし」
と反論したのです。
ただの思いつきではなく、きちんと本文の中から根拠を見つけて自分の意見を言っていたので、これは正真正銘、「反論」と言っていいと思います。
そして、それにつられように、周りの参加者も次々と自分の意見を言いました。
こうした光景は、教師と生徒という2種類の人しかいない学校では見ることのできない光景ではないでしょうか?
小学生、高校生、大学生、大人がごちゃまぜになって
肩書きもへったくれもない場所で真剣に一つの物語を読み込むからこそできることだと思います。
こんな感じの場所をいろんなところで作っていけたらいいなーと思いました。
次回はどんな驚きがあるのか!?
とりあえず私ものめり込みたいと思います!