LINEいじめのロールプレイ① | 亀岡、子どもたちの論理力、読解力、表現力、英語力、コミュニケーション力を鍛える「まなびプロジェクト」

今回の「思考」のためのワークショップはロールプレイをしました。





ロールプレイはその名の通り
「ロール(役)」を「プレイ(演じる)」ワークショップです。





2人が相談される役と、それを聞く役を演じ
まわりの人はそのやり取りを見て考える
という形式ですね。






私は臨床心理学領域の大学院に通っていたので
ロールプレイは授業でもよく行われていました。






しかし、今回は少し毛色が違いました。






テーマは
「LINEいじめ」






最近よく聞く言葉です。
中学生や高校生の間で特に問題になっているこのテーマ






私がいじめの対象になっている中学生を演じて、生徒たちに相談をしました。






・自分が行動しないと状況は変わらないんじゃない?
・いじめる側の人間が悪いんだから無視したら?
・自分が付き合いたい人と付き合うのはどう?






これらの言葉には、「重み」があります。
生徒たちが生き抜いてきた物語の中から紡ぎだされた、「生きた」言葉。






痛々しくもあり、力強くもあり、、、
何かこう泥臭い言葉。






10分~15分のロールプレイでは、もちろん解決策など見いだせるわけもないし、
相談した私としても、「どうしたらええねん」というモヤモヤは残ったままでした。






しかし、確かに向き合ってくれたな、という感覚はありました。






対話ってたぶんこういうことだと思います。






私は日ごろから、生徒たちと対話をすることを心がけていますが、
こんな聴き方できてるんかな?と考えさせられました。






大学院で学んだ小手先だけの聴き方で話を聴いていないか?
薄っぺらな言葉を返していないか?
ちゃんと向き合うことができているのか?






そんな問いを突き付けられた「思考」のワークショップでした。
反省せねば...。