鯖江人形浄瑠璃近松座の演目には近松門左衛門の作品がないことから、近松演目『傾城恋飛脚(原作『冥途の飛脚』)』の習得を目指して、国立文楽劇場「文楽座」の人形遣い、桐竹紋寿氏から指導を受けています。
その5回目の指導が、3月31日~4月1日に近松会館にて行われました。
主役の梅川や忠兵衛、孫右衛門の衣装も「近松座」座員の手作りで完成し、舞台セットや小物の製作も、桐竹氏の指導のもと急ピッチで進んでいます。
この日もDVDを見ながら、繰り返し繰り返し桐竹氏の細かな指導が夕方遅くまで続き、いよいよ完成の域に近づいてきました。
『傾城恋飛脚』の初披露は、10月14日(日)の第15回 たちまち近松まつりです。
その前日13日(土)は、テレビでおなじみの「出張!何でも鑑定団 in鯖江」の公開収録が立待公民館で行われます。
これぞと思うお宝がある方は、今からご用意ください
100人集めないといけないのです。ぜひ、ご応募をお願いします。
帰り際、桐竹氏の著書『女形ひとすじ』をサイン入りでいただきました。ありがとうございます。
文化の集積を活かし、関西各地の地域資源を特定のテーマによって広域的に連携させ、関西を文化首都圏として発展させる取り組み「はなやか関西~文化首都年~2012」の今年のテーマは「人形浄瑠璃」。
福井県から唯一鯖江市も参加。
文楽を通じて近松のまち さばえを全国発信しますよ。