我が家の冬の暖房は、床暖房とファンヒーターがメインなんですが、
今年、とうとう床暖房が壊れてしまいました・・・(泣)
修理に何万とかけるくらいなら、ホットカーペットでいいやと思い、
数年ぶりにホットカーペットを購入しました。
修理代よりは安上がりとはいえ、手痛い出費でした・・・(T_T)
それでは今月のイベント、第三夜でございま~す。
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(せっかく、こんなに美味しいものがたくさんあるのに、今すぐにやらなければいけない用って、どんなことなんだろう・・・)
今を楽しまなければいけないと思いつつも、ついつい席を外している四人の男性たちのことを思いだしてしまう。
すると・・・。
???「おやおや、唇にごちそうをつけて、考え事か?」
スッと何かが唇に触れた。
郁里「・・・!」
ハッとして顔を上げると、ニヤリと笑う戴宗さんの顔が目の前に現れる。
戴宗「食べかすなんかつけて・・・やっぱり子猫ちゃんは子猫ちゃんだなぁ」
いつものからかうような口調で、戴宗さんが言った。
郁里「ちょっと物思いにふけっていただけです」
宋江「どうやら、林冲たちが席を外したことを気にしているようでね」
戴宗「ああ、そんなことか。いい女でも見つけて、声をかけにでも行ったんだろうよ」
wwwお前じゃあるまいしwww
郁里「ええっ!?李俊さんはともかく・・・史進さんや呉用さんがそんな理由で出かけるとは思えないんですけど」
戴宗「あっはっは!これはこれは、子猫ちゃんも言うねぇ。名前も出ねぇ林冲が、ちと不憫だが・・・」
(うぅ・・・何もそんな上げ足の取り方しなくても・・・)
戴宗「だがなぁ、子猫ちゃん。ここにいねぇ男のことなんか忘れちまえよ。ほら、お前さんはこれを飲んで、いまを楽しめばいいんだ」
戴宗さんは手にしていた器に酒を注ぐと、しっかりと私の手に握らせた。
郁里「・・・」
戴宗「ん?オレの注いだ酒が飲めないのか?」
1:強いお酒ですか?
2:酔わせる気ですか?
3:いただきます
戴宗さんがじっとこちらを見つめてくる。
戴宗「ほら・・・思い切って飲んでみろよ」
(ちょっとだけなら・・・いいかな?)
www懲りないヤツwww
覚悟を決めて盃を口元に運ぶ。
郁里「・・・」
戴宗「どうだ?」
郁里「おいしいです!すごく甘くて・・・」
戴宗「この酒は、今日解禁したものなんだが、この一年の間じゃ、一番うまい酒と言ってもいいだろうな」
笑顔の戴宗さんが私の肩を抱き、二人並んで座る。
戴宗「ほら、もっと飲めよ」
郁里「は、はい・・・」
思いがけずおいしいお酒だったので、ついつい杯も進んでしまう。
戴宗「子猫ちゃんという割には、立派な飲みっぷりじゃねぇか」
郁里「“子猫ちゃんの割には”って、どういう意味ですか・・・」
戴宗「おっ、絡み酒か?」
郁里「そういうわけじゃないですけど・・・私だって・・・女っぽいところが無い訳じゃありませんからね」
戴宗「ん?つまり、お前さん・・・その女っぽいところを特別に見せてくれようってのか」
郁里「・・・そうですねぇ」
wwwイライラするわぁ、このやり取りwww
酔いが回り始めて、ぼんやりとしてきた頭で、何気なく戴宗さんに答える。
戴宗「そりゃ嬉しい申し出だが、まあ、こんな雰囲気のない場所じゃ、気分も乗らねぇし。これから二人で屋敷に戻って・・・」
???「・・・旦那」
戴宗さんの声を遮るように、落ち着いた声が響いた。
振り返ると・・・。
阮小五「・・・」
郁里「阮小五くん・・・?」
どうしてここにいるのだろうか?
不思議に思って名前を呼ぶと、阮小五くんがため息をついた。
阮小五「何をするつもりだったんですか・・・」
阮小五くんんがため息交じりに言った言葉は、私ではなく、戴宗さんに向けられたものだ。
戴宗「何って・・・子猫ちゃんと大人の付き合いってのを、ちょいとな」
阮小五「飲み交わすのは構いませんが、郁里さんに飲ませ過ぎでは?」
戴宗「ったく、うるせぇチビだ・・・」
阮小五「そうそう、安道全先生が酒の相手をしてほしいそうですよ。飲み比べ・・・と言った方がいいかもしれませんが」
まだ何か言いたそうな戴宗さんを、再び阮小五くんが遮る。
(へぇ・・・阮小五くんが珍しく強引だな・・・)
ボーっとした頭で二人を見守っていると、戴宗さんは仕方がなさそうにため息をついて、腰を上げた。
戴宗「あの年寄りと飲み比べだと?」
阮小五「そんなこと言って、旦那とそう変わらない歳なんでしょう?」
戴宗「はんっ・・・あいつがそう言ってるだけだ・・・。それに、オレのほうが酒が強いってのはわかりきったことだろうに・・・」
戴宗さんはブツブツ言いながらも、安道全先生のいるほうへと歩いていく。
(ふふふ・・・戴宗さんってば。勝負を放棄して、負けを言い渡されるのが嫌なんだろうな・・・)
そんなことを考えていると、目の前に茶碗が差し出される。
阮小五「郁里さん。さあ、これを飲んでください」
阮小五くんは私の手からお酒が入った器を取り上げ、代わりの杯を押し付けた。
郁里「ええと、これは・・・?」
阮小五「お水ですよ。旦那のせいで、かなり飲んでいたみたいですからね。この辺りで一度落ち着いたほうがいいと思いまして」
郁里「ありがとう、阮小五くん」
受け取ったお水を飲むと、少しだけ、火照った体が落ち着いてくる。
郁里「おいしい・・・」
wwwアンタ、今回ソレばっかりやなwww
水を飲んだ私を見て、阮小五くんが少しほっとしたような表情を見せた。
郁里「こんなときでも、周りの人に気を配れるなんて、阮小五くんって偉いなぁ・・・」
すっかりほろ酔いになっている私の口から、勝手に言葉が飛び出してくる。
阮小五「そっ、そんなことは・・・ただ、せっかくの楽しい場ですから、気分が悪くなってしまってはもったいないと思うので・・・」
穏やかな笑みを浮かべる阮小五くんにつられて、私も笑顔になる。
阮小五「ええと・・・郁里さんは、料理は食べましたか?」
郁里「うん、もうお腹いっぱ・・・」
呂方「姐御!食べ過ぎには、これがいいって知ってるか?」
突然、呂方くんが会話に入ってきた。
(びっくりした・・・)
郁里「コレ、って?」
呂方「この果物、食べてみてよ。スッキリするはずだからさ!」
呂方くんが取り出したのは見たことのない果物だった。
小刀を取り出した呂方くんが、器用にむいて切り分けてくれる。
呂方「ほら、姐御」
郁里「うん・・・ありがとう」
差し出された果物は甘酸っぱくて、口の中がスッキリとする気がした。
郁里「すっぱい・・・けど、おいしいね!」
阮小五「郁里さん、おいしいからと言って、これを食べ過ぎたら意味がないですよ?」
郁里「あ、確かに・・・」
呂方「そりゃそうだよな!あははっ!」
お酒も入っているせいか、楽しくなって三人で笑い合う。
そこに人影が近づいてきて・・・。
李逵「姉ちゃんたち、何食ってるんだぃ!?」
やってきたのは李逵さんだった。
質問するなり、李逵さんは答えを待たず、呂方くんの手の中から果物を取り上げる。
そしてそのまま、口の中に放り込んだ。
阮小五「甘酸っぱいものの後には、お茶が良さそうですね」
郁里「そうだね」
呂方「それなら、あっちに茶菓子もあった・・・」
李逵「はぁぁぁぁぁ~っ」
呂方くんの話にかぶせるように、李逵さんの大きなため息が聞こえてきた。
郁里「どうしたんですか?」
お祭り騒ぎの好きそうな李逵さんのこと。
いつになくふさぎこんだ様子に不安が募る。
李逵「だってよぅ・・・おぃらも一緒にやりたかったのに思って。なんで林冲さんたちだけ・・・」
郁里「えっ・・・?」
(林冲さんたちだけって・・・どういう意味だろう?)
“たち”という言葉には、さっき席を立ったほかの人たちのことも含まれるのだろうか。
郁里「李逵さんは、林冲さんたちが何しに行ったか知ってるんですか?」
李逵「おう!それは・・・」
李逵さんが言葉を続けようとしたとき・・・。
戴宗「おいコラ、鉄牛!」
私と李逵さんの間に割って入ったのは、安道全先生のところに行ったはずの戴宗さんだった。
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なんかこのイベント、食ってばっかりだなぁ。
ちなみに私は今、甘栗食べてます。
もう少し甘さが欲しいところです( ̄д ̄)