【一〇八恋星☆水滸伝】豹子頭・林冲ルート 第十章 第十一話~第十五話(特別エピソードつき) | andante cantabileーまなみんの別カレ日記ー

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攻略記事を検索して来られた方は、「徒然日記」の「!注意!」という記事に目を通してください!!

お気づきの人はお気づきでしょうが、記事の冒頭を変えました。


ちょっと、気分転換でもと思いましてwww


ネタ切れしてたしね(・∀・)


それでは、林冲ルートでございます。


あともう少しの辛抱だ、私!!←お前かよ




*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆




私は“梁山泊で必要とされる者だけが映る”と言われている鏡のそばで、じっと立ち尽くしていた。



宋江「別にやめてもいいんだよ」



自分の手が、みるみる冷たくなっていくのがわかり、今すぐ逃げ出したい衝動に駆られる。

でも・・・。



(ここで逃げてもなんの解決にもならない。また、林冲の顔色をうかがって、空回りして、苦しんで・・・そんなの、もう嫌だ!)



私は氷のように冷たくなった手をぎゅっと握った。

血がめぐり、ほんの少しだけ指先に温もりが戻る。



(本人に、面と向かって本当の気持ちを聞く勇気がないのなら、せめて真実を受け止める勇気くらいは・・・)



私は大きく息を吸うと、鏡の前に一歩踏み出した。



郁里「・・・」

宋江「なるほど」



宋江さんが、鏡を見てうなずいた。

そのには、穏やかに微笑んだ宋江さんと、今にも泣きだしそうな顔をした私の姿が映っていた。



郁里「・・・映ってる」

宋江「うん、映ってるね。あなたのことを必要としている人物の思いが相当強いとみえる」

郁里「そう、なんですか?」

宋江「そうだよ。思いが強ければ強い程、あなたの姿がはっきりと映し出される。そして、その思いの主は・・・林冲だね?」

郁里「・・・そうだったらいいんですけど」



そう答えた私に、宋江さんが吹き出した。



宋江「あなたはなんて慎み深いのだろうか。いや、ここまで来たら、疑り深い、だね」

郁里「・・・すみません」

宋江「しかし、これであなたが誰かに必要とされていることは、はっきりした。たとえ、それが林冲でなくてもいいでしょう」

郁里「宋江さん?」

宋江「ここには、林冲よりもいい男がたくさんいるよ。例えば・・・そうだな・・・私なんか、どうだい」


wwwよろしくお願いします!(≧▽≦)www



宋江さんの言葉に、今度は私が吹き出した。

気付けば、さっきまでの恐怖や不安はどこかに消えていた。

これも、宋江さんの人柄のおかげなんだと思うと、改めてすごい人だと感心してしまう。


www単純www



宋江「ははは・・・もう、大丈夫だね」

郁里「はい」

宋江「ならば、今すぐ林冲のところに行って話し合ってきなさい。鏡の前に立つ勇気を持つあなたなら、きっとどんなことでも受け止められるでしょう」

郁里「はい・・・はい!ありがとうございます!」



私は膝に頭がくっつくくらい、深く、深く頭を下げた。



宋江「出陣の件は、あなたの意志を尊重しよう。そちらももう一度、よく考えてみてください」

郁里「はい」



もう一度、宋江さんに頭を下げてから、林冲の部屋に向かう。



(逃げてばかりいないで、ちゃんと林冲とぶつかろう。そして、どんな思いも、ちゃんと受け止めよう・・・)




☆特別シナリオ発生!☆




宋江さんに諭され、私は急いで林冲の部屋に向かった。



???「よう、お嬢ちゃん。そんなに慌ててどこに行くんだい?」



不意に呼ばれて足を止める。

すると、そこには李俊さんが立っていた。



郁里「今から、林冲のところに行こうと思って」

李俊「林冲んとこねぇ。んー?ん?ん?ん?」



李俊さんが、いきなり至近距離で私の顔をのぞいてきた。



郁里「な、なんですかっ、近いですよっ」

李俊「さっきのしょぼくれた顔とは打って変わって、すっきりした顔してんじゃねぇか」

郁里「しょぼくれてて、すみませんでしたっ!実は今、宋江さんのところで鏡を見せてもらって」

李俊「鏡?ああ、あのインチキ鏡か」

郁里「・・・インチキ鏡?」



李俊さんの言葉に、『?』がポンッと浮かんだ。


www昭和のマンガかwww



郁里「えと、インチキってどういうことですか?」

李俊「どうやらお嬢ちゃんも騙されたようだな。ありゃあ、ただの度胸試しの鏡だ」

郁里「度胸試し・・・」

李俊「映らなかったら間者だ、なんて言われりゃ、まず本当の間者は青くなるだろう。それを見定めるだけの、フツーの鏡なんだよ」



李俊さんの言葉に、体の力がどっと抜ける。



(・・・やられた。私だってそんな不思議な鏡があるなんて、信じられなかったよ。でも、あの雰囲気の中で、あんな風に宋江さんに言われたら・・・)


李俊「ま、誰だって信じちまうよなぁ」



ずばりと言い当てられて、私は思わず大きなため息を吐いた。



李俊「しっかし、お嬢ちゃんも相当鈍いんだな。そこまでしねぇと、林冲に・・・心底惚れられてるってわかんねぇんだからよ」

郁里「なっ!」



またもやずばりと言われて、もう言葉も出ない。



李俊「鏡なんかの前に立たなくたって、今までのことを思い返しゃあわかるだろうが」

郁里「今までのこと?」

李俊「そう、自分の胸に手を当てて、よーく林冲のことを思ってみるんだな。そうすりゃ、おのずと答えは出てくるはずだ」


wwwここまでのシナリオで、そんな内容の深い部分なんてありませんでしたけどwww



李俊さんは、私の肩をポンッと叩いて行ってしまった。



郁里「自分の胸に手を当てて、林冲のことを思う・・・」



その場で言われたとおりにしてみる。



(李俊さんの言う通りだ。こうしてちゃんと思い返せば、林冲の真摯な気持ちにすぐに気づいたはずなのに。でも、だからこそ・・・)


郁里「今度は私の気持ちをちゃんと伝える番だね・・・」




☆特別シナリオ終了☆




郁里「林冲、どこ行っちゃったんだろう・・・」



あれから林冲の姿を捜したものの、部屋にも厨房にもいなくて、私は暗い庭の中を探し続けた。



郁里「もう、明日出直した方がいいのかな」



時間が経つにつれ、さっきまでの勇気が萎んでいることに気づく。


wwwはっや!www



郁里「ううん、ダメ、今すぐ会わなきゃ」



萎えかけている自分を奮い立たせるように、私は両頬を軽くパンパンと叩いた。



(今を逃したらきっともう言えなくなる。今なら、何を言われても大丈夫。もし、私の気持ちを正直にぶつけて、それでも必要ないって言われたら仕方ない。なんとかして、元の世界に帰る方法を見つけよう。見つからなければ、迷惑にならない場所でひっそりと暮らそう)


郁里「大丈夫、覚悟はできてる」



私はひとつ大きく息を吸い、改めて林冲の姿を捜した。

すると・・・。



林冲「誰がなんと言おうと、オレは郁里を出陣させるつもりはない!」



どこからか、林冲の怒鳴るような声が聞こえてきた。



郁里「林冲?」



声を頼りに探してみると、どうやら誰かと口論しているようだった。



林冲「何ども言うけど、彼女の妖術はまだ完璧じゃないんだ。そんな状態で戦に連れて行けば、どうなるか。頭のいい呉用さんならわかるでしょう」

呉用「それを踏まえた作戦だと、こちらも何度も説明しているつもりだが」

林冲「だからそれは・・・」


(話の相手、呉用さんなんだ。それに、私のことで言い争ってる・・・)


wwwけんかをやめて~二人を止めて~わたし~のため~に争わない~で~♪www



1:誰かを呼びに行く

2:声をかける

3:様子をうかがう←



(私が出て行ったら、余計に話がこじれるかもしれない)



私はまた木の陰に身を隠し、二人の様子をうかがった。



林冲「それより、そんな大きな声で話さないでくれよ。誰かに聞かれたらやっかいだ」


wwwアンタのセリフの方に「!」がありましたがwww


呉用「・・・」



ただならぬ雰囲気に気圧され、近寄ることができない。

そんな重たい空気を、呉用さんが破った。



呉用「戴宗の報告によれば・・・彼女が術を完全に習得するには、実戦を積み重ねるほかないとのこと。それに、今回の戦では、私が万全の策を用意するつもりだ」

林冲「だろうね。多分、呉用さんはいくつもの対処法を考え、梁山泊には針一本分の隙もないはず」

呉用「その通りだ。それを理解していて、何故まだ反対する」

林冲「・・・彼女が危険だからだ」

呉用「もちろん十分な護衛をつける。前回のような不測の事態は、絶対に起こらない」

林冲「違うんだ・・・」



一向に聞き入れない林冲に対して、呉用さんに苛立ちの色が浮かんだ。


www私もイライラしてますwww



呉用「林冲、そんなに私が・・・自分の仲間が信じられないのか?

林冲「だから、違うんだって言ってるだろ!」



林冲が声を荒げた。

その声に、呉用さんが表情を曇らせる。



呉用「ならば、何が気に入らない。君が恐れていることを、全て私に言ってみろ」

林冲「とぼけないでよ、呉用さん」

呉用「何?」

林冲「オレが恐れているのは、郁里を出陣させることじゃない。郁里が使う術、そのものだ・・・」



林冲が、睨みつけるような目で呉用さんを見つめた。

その言葉に、一瞬、呉用さんが眉をひそめる。



(術、そのものを恐れているって、どういうこと・・・?呉用さんは、それがどういうことか、わかっているの?)



林冲の言葉の意味が理解できず、私はただ二人の様子をじっと見つめるしかなかった。



林冲「呉用さんはわかっているんだろう?郁里が妖術を使うと・・・いや、使い果たすとどうなってしまうのか」

呉用「・・・・・・」

林冲「あの時、郁里が李逵を妖術で助けた後。呉用さんも彼女の異変を目の当たりにしたよね。そして、すぐに気づいたはずだよ」


(私の体に異変?確かあの時は気を失って、気付いた時には梁山泊の自分の部屋に寝かされていた。あの時、いったい私の体に何が起こっていたの?)


林冲「郁里が李逵を助けた後、彼女の身体はどうなってた?」

呉用「・・・体の一部が・・・足が、消えかけていた」



呉用さんの言葉に、耳を疑った。



呉用「だからと言って、それはあくまでも私の推測にすぎない。決めつけるには、情報が少なすぎる」

林冲「ふうん、呉用さんは、どんな推測をしたの?」


wwwコイツ、ほんっとうっぜぇな~www


呉用「!?」

林冲「珍しいね。呉用さんがうっかり本音を漏らしちゃうだなんてさ。本当は、自分の考えに確信をもっているんでしょ・・・?そして、それを隠すことに、罪悪感を持ってる」



意地悪そうに見つめる林冲に、呉用さんが目を細めて笑った。



呉用「罪悪感などない。私の考えを言えば、君が反対するだろうと思っただけだ。まあ、気付いていたのなら、余計な気遣いだったがな」

林冲「・・・・・・」

呉用「君も彼女の妖術について気が付いたことがあるのなら、ぜひとも答え合わせをしたい。まずは、君の見解を教えてくれないか」

林冲「いいよ。呉用さんの考えと違うところがあったら、いつでも指摘してよ」



そう言って、林冲は話を続けた。



林冲「そもそも妖術は膨大な体力を使う。戴宗たちが平気なのは、普段から稽古をして体を作っているからだ」

呉用「その通りだな」

林冲「だから、郁里のように、体力もなく戦の経験もないような女の子が、自分の許容量以上の妖術を使ったら・・・」

郁里「・・・」



息をのみ、林冲の言葉を待つ。



林冲「妖術を使い果たした郁里の体は、全て消えてなくなる。つまり・・・死ぬ」



林冲の言葉に全身の力が抜け、私はその場に座り込んでしまった。



(確かに、戴宗さんは“妖術は体力だ”って言ってた。不用意に妖術を使って、酷い倦怠感に襲われたこともある。でも、だからと言って死ぬなんて・・・)


呉用「その根拠は?」



動揺している私とは対照的に、呉用さんが冷静に聞いた。



林冲「あの時、呉用さんから郁里を預かったオレは、体が消えかけていた郁里を、安全な場所へ移して・・・何度か水を飲ませているうちに、消えかけていた郁里の体は元に戻ったんだ。これがオレの実体験からの、根拠」

呉用「君の見解はおおよそ私と同じだな」

林冲「だろうね。でもオレはもう一つの可能性も考えてるんだ」

呉用「もう一つの可能性・・・?」




*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆




林冲にも全く感情移入できてないので、単なる幼稚園児なみの駄々っ子にしか見えませんwww


ていうか、いまさらだけど、林冲がヒロインちゃんに魅かれていく部分が薄すぎて、ちっとも萌えないわ(´Д`)