【一〇八恋星☆水滸伝】豹子頭・林冲ルート 第十一章 第一話~第五話 | andante cantabileーまなみんの別カレ日記ー

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とうとう十一章まで来ましたよ、奥さん!!←誰


もう二度と、好きでもない(どちらかというと嫌い)なキャラのレポなんてやらないっ!


そう言えば、ブログ始めた当初は、辛口のコメがある場合は注意書きとかしてたけど・・・


最近は、容赦なく毒舌吐きまくってるなぁ・・・私(・∀・)


今更だけど、林冲推しの方、いつもヒドイことばかり書いてゴメンナサイ。


でも、今日もきっと毒舌だと思うの・・・




*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆




私の妖術について話している林冲と呉用さんを前に、私は姿を現すこともできず、ただ、木の陰に身を隠し、二人の会話をじっと聞いていた。


www要するに、盗み聞きねwww



(私が妖術を使い果たしたら・・・どうなるの?)


林冲「郁里は・・・元の世界に戻れるんじゃないかと思う」

呉用「元の?どこだ、それは」

林冲「それはオレにはわかんないよ。ただ、梁山泊に来る前の郁里が、こことはまるで違う世界に住んでいたのは確かだよ。だから、ここでの力が尽きたら、元の場所へと戻る」

呉用「なるほど、考えられないことではない」



私は林冲の言葉を愕然としながら聞いていた。



(ここでの力が尽きたら戻る・・・つまりそれって、妖術が使えなくなって、役に立たなくなったら・・・)


郁里「この世界に私は必要なくなるってこと?」



その言葉を口にした途端、なんだか・・・自分の体が消えて行ってしまうような感覚に襲われ、慌てて自分の体を抱きしめた。



(だから林冲は、妖術には深くかかわるなって言ったの?)



自分を見失わないように、ぎゅっと強く抱きしめながら、二人の様子をうかがう。



呉用「つまり君は、郁里がわが軍に必要かどうかではなく、ただ単に失いたくないから、彼女を出陣させたくない・・・そう言ってるのか?」

林冲「・・・・・・」


www色ボケですから!(・∀・)www



唇を噛んだまま、何も答えない林冲に向かって、呉用さんが呆れたため息を吐いた。



呉用「今さら改めて言わなくても気づいていたと思うが、私は以前から、君の考え方ややり方には賛同していなかった。しかし・・・帝へのまじめすぎるほどの忠義の姿勢や、仲間を思いやる気持ちには・・・正直感服していたんだよ。なのに君は・・・」

林冲「・・・」

呉用「たかだか女ひとりのために、君が最も大切にしてきたものを、捨ててしまう気なのか?」



激しい口調で責める呉用さんに、やはり林冲は何も答えない。



呉用「林冲、君は・・・君はそれほどにも、彼女を愛しているのか?」

林冲「・・・呉用さんが“愛”を語るとは思わなかったな」

呉用「茶化すな。・・・私だって、言って少し後悔している」


wwwカワユス(・∀・)www


林冲「・・・ふふ、ふふふ。オレ、呉用さんのそういうところ、好きだよ」

呉用「・・・で、どうなのだ」



呉用さんの問いに、林冲の表情が変わった。



(林冲は、なんて答えるの・・・?)



林冲の答えが気になる私は、思わず身を乗り出した。

その時・・・。



郁里「あっ」

林冲「ん?」



ちょうど運悪く乗ってしまった木の枝が折れ、パキッと乾いた音をたてた。


www定番中の定番www



呉用「誰かいるのか?」


(どうしよう・・・)



1:ごまかす

2:黙っている←

3:姿を現す



(黙っていれば、気のせいだと思ってくれるかも)


郁里「・・・」

呉用「そこにいるのはわかっている。私が見つけに行く前に、さっさと出てこい」


(出て行くしかないか・・・)



仕方なく、私は姿を現した。



呉用「盗み聞きとは・・・あまりいい趣味だとは言えないな」

郁里「ごめんなさい。そんなつもりはなかったんですけど、話しかけづらくて」

呉用「ということは、私たちに何か用か?」



私がちらりと林冲を見ると、呉用さんが鋭くそれを察する。



呉用「私たちにではなく、林冲にか。しかし、悪いがまだ私たちの話は終わっていない。もうしばらく遠慮・・・いや・・・」



呉用さんが私を見て目を細めた。



林冲「呉用さん、いったい何を?」

呉用「そんなに警戒するな。私はただ、彼女の意見を聞きたいと思っただけだ」

郁里「私の意見、ですか?」

呉用「そう。今の話を聞いていたのなら、想像もつくだろう」

林冲「呉用さん、彼女にはまだ判断はできない」

呉用「できないのではない。お前がさせないのだろう!」

林冲「!!!」



呉用さんの強い口調に、林冲が口をつぐんだ。

そして、改めて呉用さんが私を見つめる。



呉用「君が妖術を使い果たしたときの、可能性の話は聞いていたか?」

郁里「は、はい。死ぬか・・・元の世界へ戻るか、ですよね」

呉用「うむ。では、君に尋ねよう。それでも君は、我々梁山泊のために出陣し、共に戦おうと、そう思ってくれるか・・・?その命、存在を、私たちに懸けてくれるのか?」

郁里「命と存在を懸ける・・・」



妖術を使えば、命を失うかもしれない。

二度と林冲とは会えなくなるかもしれない。



郁里「・・・・・・」



私はすぐに答えを出せなかった。

でも、出さなければならないことはわかっている。

出陣の時は、もうすぐそこまで迫っているのだから・・・。



呉用「心配するな。宋江様からは、君の意志を尊重するようにと言われている。拒否したからと言って、無理強いするつもりはない」

林冲「郁里、宋江様もそう言ってくれているんだ。だったら・・・」

呉用「黙れ、林冲!私は彼女に聞いている」

林冲「・・・」

呉用「さあ、答えてくれ」

郁里「私は・・・」



自分の胸の印に手を当て、静かに考える。



(私は、ここにいたい。林冲のそばに、ずっといたい。私は・・・林冲にふさわしい人間になりたい。確かに、このまま・・・林冲に守られてのうのうとここで暮らすことはできる。でも、それではなんの意味もない。だったら・・・)



私は決意をするように、大きく息を吸うと、じっと呉用さんを見据えた。



郁里「呉用さん、私・・・」

林冲「やめろ、郁里!」



言葉を遮るように、林冲が私の腕を強く引いた。

がくんと体のバランスが崩れ、思わず倒れそうになるのを踏みとどまる。



郁里「林冲、何を・・・」

林冲「・・・来るんだ」

郁里「一体、どこへ?」

林冲「いいから、ついて来い!」

呉用「待て、林冲!どこへ行くつもりだ」

林冲「・・・うるさいっ」

呉用「何っっ!?」



引き止めようと、私と林冲の間に入ってきた呉用さんを、林冲が強く振り払った。

呉用さんは、その勢いで突き飛ばされ、ドサッと地面に倒れ込む。



郁里「呉用さんっ!」

林冲「気にしなくていい、来るんだ」



とっさに呉用さんに駆け寄ろうとした私の腕を、林冲が今までに見たこともないような怖い顔をして、強く引っ張った。



郁里「林冲・・・」



有無を言わさぬその強引な雰囲気に、私はただ黙ってついていくしかなかった。




*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:




(ここは・・・どこなの?)



林冲に腕を引かれ、強引に連れてこられたのは地下に続く長い階段。

少ない灯りと、ひんやりした空気が、不気味さを漂わせていた。



郁里「林冲、いったいどこに連れて行くつもりなの?」



ここに来るまで、何度かそう聞いてみたけれど、林冲は何も答えてはくれず、ただ私の腕を強く引いて歩き続けるだけだった。



(林冲・・・)




【林冲から見た景色】




(いったいオレは、こんな所に郁里を連れて来て何をしようとしているんだ?)



何度も何度も不安げに声をかけてくる郁里を無視し、ただひたすらに下へ下へと階段を下りて行く。



(だって、仕方がないじゃないか。誰よりも優しく、自分よりも他人の心配をするような郁里のことだ。きっと自分から出陣を望むに決まってる。例え、自分の体が消えることになろうとも、戦う道を選ぶに違いない。そんなこと・・・聞かなくたってわかってる。だって、オレは・・・そんな彼女を愛しているのだから・・・)


( ̄д ̄)フーン←感慨ナシ



階段をくだるにつれて気温が下がる。

そのせいか、それとも緊張しているのか、郁里の手がどんどん冷たくなっていくのがわかる。

それでもオレは、足を止めなかった。



(仕方がない・・・君を守るためには、こうしなければいいだけなんだ。オレが君とずっと一緒でいられるようにするためには、他にどうしようもない。仕方がないんだ)



呪文のように“仕方がない”という言葉を繰り返す自分に、嫌悪と吐き気がしてくる。



(ちくしょう!いつからこんなに情けない男になったんだ、オレは。たとえ今ここで郁里の命を救ったとしても、郁里がこんなオレを許して・・・好きでいてくれる保証はどこにもない)


www情けなさ、ここに極まれりwww


林冲「・・・」


(いや・・・それでもいい。たとえうらまれようと、嫌われようと、君が生きてここにいてくれさえすれば、それには・・・)


林冲「・・・こうするしか、仕方がないんだ」



オレは自分を納得させるように、そう呟くと目の前に現れた分厚く大きな門を開けた。




*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:




郁里「えっ、ここって・・・」



地下へと続く長い階段の先に現れた、大きくて分厚い扉を林冲が開けると、中には、石壁と太い鉄格子に囲われた部屋が見えた。



(映画とかだと、大抵こういう部屋って・・・)



言葉にするのも怖くて、じっと林冲を見た。

林冲は冷ややかな目で私を見ると、鉄格子の扉を開け、私を無理矢理引きずり込んだ。



郁里「り、林冲!?ちょっと、待って!いったい何を・・・っ!?」

林冲「こうするんだよ」



久し振りに聞いた林冲の声は、低く、冷たく、そして恐ろしかった。



(いったい、どうしちゃったの?)



その豹変ぶりに愕然としている私を無視し、林冲は床に転がっていた足枷を、私の足に嵌めた。

冷たい金属の感触が足に伝わる。

その不気味な拘束感、そしてこの部屋の威圧感が、ここが地下牢であり、林冲が私を閉じ込めようとしているのだという事実を実感させる。



林冲「しばらくここで頭を冷やしていて」


wwwてめえが頭を冷やせー!!゚・゚*・(゚O゚(☆○=(`◇´*)owww


郁里「まさか・・・戦が終わるまでここに閉じ込めておく気?」



私の言葉に、林冲が視線を逸らした。

その態度に、私は林冲に詰め寄った。



郁里「頭を冷やすのはあなたの方よ、林冲!こんなこと・・・こんなことするなんて、あなたらしくない」

林冲「うるさいっ!黙れっ!!!」



静まり返っていた地下牢に林冲の怒鳴り声が響いた。

それと同時に、私の体を壁に押さえつけ、両手を拘束し、唇を強くふさいだ。



郁里「んんんっ!」



林冲のキスで、抵抗していた私の手から力が抜ける。


wwwすぐ流されるねwww



(・・・林冲)



足枷をつけられ、体の自由も奪われた私は、林冲のキスをただ受け止めることしかできなかった。




*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆




ヒロインちゃんが他人を思いやる優しい人、なんて少しも思わないんですがwww


そういう場面って、ありましたっけ?


レポもずいぶん間が空いたし、今さら読み返す気もないので全然伝わってこない件www