【一〇八恋星☆水滸伝】豹子頭・林冲ルート 第五章 第十一話~第十五話(特別エピソードつき) | andante cantabileーまなみんの別カレ日記ー

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こんにちは!



今頃になって「あらしのよるに」のストーリーの全貌を知った、まなみんです!!



なんか、ロミオとジュリエットみたいやねwwwバッドエンドではないけど・・・



さて、すっかり週一の更新になってしまった林冲レポです。


レポまでしているのに、ストーリーがちっとも頭に入ってきません笑


それでは、ネタバレです~




*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆




(・・・宋江さんに、見限られたってことだよね。当たり前か・・・役立たずの上に、林冲をあんな目に遭わせたんだから)


史進「ぼけっとするな。林冲のところに行かないのか?」

郁里「私・・・林冲のそばにいてもいいんでしょうか?」

史進「・・・どういうことだ?」

郁里「だって、大怪我をさせた張本人ですし。みんなからも、もう必要ないって・・・」


wwwこういうめんどくさい奴、職場にいますwww


史進「・・・林冲が、そう言ったのか?」

郁里「え?」

史進「お前は必要ないと、林冲が言ったのか?」

郁里「まだ眠ったままだし、直接言われたわけじゃないですけど・・・」

史進「だったら、そばにいてやれ・・・そばに、いてやってくれ」

郁里「ありがとう、史進さん」



その日から私は、朝も昼も夜も、林冲の看病をした。




*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:




林冲が戦いで負傷してから、まだそんなに経っていないはずなのに、まるで長い年月が過ぎたような気がする。



(それだけ、私の中であなたの存在が大きくなってた・・・ってことなのかな)



眠ったままの、林冲の頬に、そっと触れてみた。



史進「郁里、入る」



扉の外から声がして、史進さんが入ってくる。



郁里「史進さん、ちょうどよかった。林冲が汗をかいているから、着替えさせてくれるかな?」

史進「承知した。ではその間、お前は安道全先生のところに行け。新しい薬草が手に入ったそうだ」

郁里「はい、わかりました」



私は史進さんに頭を下げて、安道全さんのところに向かった。




*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:




あちこちを確かめながら、安道全さんのところに向かう。



(あれ・・・?何だかいつものような活気がない・・・それに、人通りも少ないような?)



すると、前から李逵さんが歩いてきた。



李逵「・・・・・・」


(あれ・・・?なんだか元気ない?)


郁里「李逵さんっ!」

李逵「・・・ああ、姉ちゃんか」



いつもは飛びつく勢いで寄ってくるのに、今日の李逵さんはうなだれたまま返事をするだけだった。



郁里「どうしたの?元気ないみたいだけど」

李逵「何言ってんだ。林冲さんがいねえっていうのに、元気なんて出るわけねえだろ!?」



李逵さんが、この世の終わりのようなため息を吐いた。



郁里「・・・林冲が、いないから?」

李逵「ああ、そうさ。あの人は不思議な空気を持っていてさ。こんな殺伐とした、むさ苦しい野郎ばかりの梁山泊だって、林冲さんがいりゃあ、まるで賑やかな都になる」


(そう言えば、安道全先生も言ってた。林冲は、梁山泊の光だって)


李逵「しかし、ここまで暗くなったのは、晁蓋様が死んだとき以来だぜ。これじゃあまるで・・・」

郁里「やめて!縁起でもないこと言わないで」

李逵「・・・・・・」

郁里「あ・・・ごめんなさい。そうだ、私、安道全さんに呼ばれてるから」



李逵さんにそう告げて、足早にその場を去る。



(林冲は、私が思っている以上に梁山泊にとって・・・ここの人たちにとって大切な存在だったんだ)


郁里「・・・消えたい」



私の口から、ぽろりと落ちた。



(ここにいてもみんなに迷惑をかけるだけだもの。それに・・・私なんていない方がいい。でも、どうやったら元の世界に戻れるんだろう)


郁里「私は、戻ることさえも許されないの?」


wwwうぜえwww



いつの間にか、私の足は安道全さんのところではなく、まるで行く当てもないように、ふらふらと歩いていた。




*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:




気づけば、水辺に来ていた。



郁里「・・・こんなところに来ちゃった」



ため息を吐いて、何気なく水面を見つめる。



(そう言えば、昔読んだ本に、“水底が別世界につながってる”って話があったな。ここに飛び込んだら、元の世界に戻れる・・・なんてこと、ないよね?)


www危険な誘惑www



そんなことを考えながら、じっと水面に映る自分を見つめていた。

すると・・・。



郁里「あ・・・れ?」



水面の波が徐々に大きくなり、自分の顔を掻き消した。

そして次の瞬間・・・。



郁里「ひっ!」



水面から何者かが飛び出して来て、私を一気に水中に引きずり込んだ・・・。


www河童!?(゚Д゚;)www←んなワケない



(な、何・・・!?)



水に落ちた私は、その手を振り払おうと無我夢中で暴れながら、必死で水面を目指した。



郁里「ぷはっ!」



ようやく水から顔を出し、まず大きく息を吸った。



(は、早く岸に・・・)



私は必死で岸に向かって泳ぎ出した。

すると・・・。



???「なんだよ、水遊びはもうおしまいか?」



突然、耳元で声がして、慌てて振り向く。



李俊「もう少し遊ぼうぜ」

郁里「り、李俊さんっ!?」


wwwやっぱりお前かwww



あまり泳ぎが得意じゃない私は、力尽きておぼれそうになってしまう。

すると、そんな私を李俊さんが軽々と抱え、岸まで連れていってくれた。



郁里「・・・死ぬかと思った・・・」


www心の底からwww


李俊「なんだ、泳げねえのか。そりゃあ悪かったな」

郁里「悪かった?・・・どうして、李俊さんが謝る・・・・・ん?」



そこまで言って、はっとする。



郁里「もしかして、私を引きずり込んだのって、李俊さん!?」


wwwそれ以外にいたら大問題だろうwww


李俊「おう、俺だ」



悪びれもなく言う李俊さんに、呆れすぎて起こる気にもならない。



郁里「もう・・・殺す気ですか」

李俊「人聞きの悪いこと言うなよ。お嬢ちゃんが飛び込みたそうな顔してたから、手伝ってやっただけじゃねえか」

郁里「あれはただ覗いていただけで、飛び込もうなんて」

李俊「はっはっは、そいつは悪かったな。それでどうだ、少しは頭が冷えたか?」



そう言われれば、さっきまでごちゃごちゃしていた頭が、少しすっきりしたような気がする。



李俊「まあ・・・林冲のことは気にするな。俺たちは毎度毎度、戦で命はってるんだ。よくあることだし、気にしても仕方ねえ」


(もしかして、李俊さんは私が落ち込んでいるのを見て、元気づけようとしてくれたの・・・?)


李俊「色々考えることもあるだろうが、知恵熱みたいなもんだ。しばらくほっときゃ、冷めるさ。それでも冷めなきゃ・・・俺がまた水に引きずり込んでやるよ」

郁里「結構です」



にやり、と笑った李俊さんをきっぱりと断る。

李俊さんは、そんな私を見て今度は大笑いをした。



李俊「はっはっは。その分ならもう大丈夫だな。さて、このままじゃ冷えて風邪をひく。体を温めに行くぞ」

郁里「え?どこにですか?」

李俊「そりゃあ、もちろん・・・俺の部屋さ」

郁里「それも結構です」

李俊「そこは遠慮しなくてもいいんだぜ?」



口を尖らしてから笑う李俊さんにつられて笑った。

笑ながら、さっきより気持ちが軽くなっているのを感じた。



李俊「じゃ、早く着替えに行け」

郁里「はい・・・」



立ち上がろとしたその時・・・。



李俊「ん?なんだか向こうが騒がしいな」



李俊さんに言われて見てみると、なんだか屋敷の方が騒がしいようだった。



李俊「まさか、林冲に何か・・・」

郁里「林冲に!?」



李俊さんが、取り乱す私の両肩を強くつかむ。



李俊「落ち着け!まだ林冲だと決まったわけじゃねえ。とにかくお嬢ちゃんは、今すぐ屋敷に戻れ」



私はうなずくと、水に濡れたまま林冲の部屋に向かって走った。




*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:




息を切らして林冲の部屋に戻った私は、慌ててその扉を開いた。



郁里「林冲!?」

史進「な、何だ?お前、その姿は」

郁里「林冲は?林冲は無事なの?」


wwwうぜえwww←本日二回目



驚く史進さんには答えず、林冲の傍に駆け寄る。



林冲「どうしたの?郁里・・・ずぶ濡れだよ」



思わず自分の目を疑った。

でも、目の前にいる林冲は、確かに目を開け、微笑んでいる。



林冲「おはよう。心配かけて・・・ごめんね」



林冲の手が私の頬に触れ、私はその手をぎゅっと握りしめた。



1:・・・・・・

2:私こそ、ごめん←

3:すごく心配したんだから



郁里「ううん、、私の方こそごめんね。無理を言ったばっかりに、林冲をこんな目に遭わせて」

林冲「いいや、悪いのはキミを守り切れなかったオレだよ。キミは何も悪くない。だからもう、謝らないで」


(こんなときにまで私に気を使って・・・やっぱり林冲は優しい・・・)


林冲「郁里・・・」



林冲が自分の体を起こし、私をそっと抱きしめた。



史進「・・・・・・」


www気まずいよねwww



それを見ていた史進さんが、黙って部屋から出て行くと、私は林冲を抱きしめながら、堰を切ったように大声で泣いた。

しばらくの間、林冲は濡れた私の背中をなで続けてくれた。



林冲「ほら・・・もう泣かないで」



そうは言われても、なかなか涙は止まってくれない。



林冲「ほら、それ以上泣いたら、ただでさえずぶ濡れなのに、寝床が水浸しになっちゃうよ・・・」

郁里「あっ!」


(夢中で忘れてた。私、さっき李俊さんに水に引きずり込まれて・・・ってことは・・・)



林冲の体をよく見ると、私が抱きついたところが見事に濡れていた。



郁里「ご、ごめんっ」

林冲「大丈夫だよ。誰かに頼んで、着替えを持ってきてもらおう・・・」




☆特別シナリオ発生!☆




郁里「着替えなら、私が持ってくるよ」

林冲「ん・・・それは嫌だな。だってその間、郁里がいなくなっちゃうだろ?せっかく目を覚ましたのに、郁里が離れていくのは嫌だ」

郁里「少しの間だけなのに・・・じゃあ、外に頼める人がいないか見てくるね」



そう言ってベッドから離れようとした時だった。

強い力で腕を引かれ、その勢いで林冲の方に倒れ込む。



郁里「きゃっ」

林冲「捕まえた」



すぐ目の前に林冲の顔があり、気づけば私は彼の腕の中にいた。



郁里「もうっ、早く体を拭かなきゃ風邪をひいちゃう」

林冲「そりゃ大変だ。それじゃ・・・」



林冲が布団をぱっと広げて、私を覆った。

そしてそのまま、抱きしめるようにして私の体を布団で拭く。


www布団乾かすの、大変なのにwww



郁里「ちょっと、布団で拭いちゃダメでしょ?それに私じゃなくて林冲を拭かなきゃ」

林冲「そっか、じゃ一緒に・・・」



林冲が嬉しそうな顔をして布団にもぐりこんでくる。



郁里「こら!だから布団で拭いちゃダメだってば」

林冲「そうだね。これじゃ郁里の体、ちっとも乾かないや」

郁里「でしょう?だから・・・」

林冲「・・・脱いだら?」

郁里「え?」

林冲「服が濡れているから乾かないんでしょ?それに・・・濡れた服をずっと着てたら、風邪引いちゃう」

郁里「・・・・・林冲」



いつの間にか、真剣な顔をしている林冲から目が離せない。



(どうしたんだろ・・・肌は冷たいのに、体の中がすごく・・・熱い)


林冲「郁里・・・」



林冲の顔がゆっくりと近づいてくる。

その時・・・。



郁里「・・・くしゅん!あ、ごめん」

林冲「大丈夫?ごめん、ふざけすぎたね、すぐに着替えを用意しよう」



慌てて私から離れる林冲に、胸の奥がチクっとする。



(今のは本当にふざけてただけ?それとも・・・)




☆特別シナリオ終了☆




林冲「外に誰かいないかな」

郁里「いいよ、私が頼んでくる」



誰かに着替えを用意してもらおうとする林冲を制して、扉に向かう。

すると・・・。



李俊「おい、着替えを持ってきてやったぜ。ははっ、思った通り、まだ濡れネズミのままじゃねえか」



突然、李俊さんが入ってきて、私にぽんと着替えを渡した。



郁里「あ、ありがとうございます」

李俊「どういたしまして。で、何だよ、林冲。くたばったのかと思やぁ、寝起きに女を抱こうとするなんざ、ずいぶんと元気じゃねぇか」


www激しく同意www



悪態をつきながら、李俊さんがベッドに腰掛けた。



林冲「おかげさまでね。それより、思った通りってどういう意味?それに、どうして郁里がずぶ濡れだって知ってるの?」

李俊「そりゃあ・・・お嬢ちゃんと一緒に濡れた仲だからよ」


www言い方ほかにないんかいwww


林冲「・・・・・え?」

郁里「李俊さんっ!ち、違うの、林冲。私が水辺でぼーっとしてたら、李俊さんが悪ふざけをして」

李俊「俺がたっぷりこいつを濡らしてやったんだよ」

郁里「だからそういう言い方、しないでくださいっ!着替え、ありがとうございました。ついでに、林冲の着替えも持ってきてくれませんか?今、すぐ!!!」



私は力の限り、李俊さんの手を引っ張ってベッドから立ち上がらせると、そのまま思い切り扉に追いやった。



李俊「おい、何だよ。俺はお前らの小間使いじゃねえんだぞ・・・・・まあ、いいか」



李俊さんが、自分で扉に向かっていくのを見て、ほっと胸をなでおろす。



(もう、あんな言い方したら、林冲がヘンに思うじゃない。あとでちゃんと説明しておかなきゃ)


李俊「おっとそうだ。お嬢ちゃんのその着替えだが、ちょっと着にくいかもしれねえから・・・林冲に手伝ってもらえ」

郁里「え?」

李俊「そんなに驚くこともねえだろ?その方が林冲も元気になるだろうしな。ただし・・・体の一部がな」

林冲「李俊くんっ!」

李俊「はっはっはっ、それじゃ、邪魔したな。林冲の着替えは誰かに持ってこさせてやるよ」



高笑いしながら、李俊さんが出て行った。

扉が閉まると同時に、騒がしかった部屋が静かになり、なんとなく気まずい空気が流れる。



(李俊さんがあんなこと言うから!・・・なんかヘンな空気になっちゃったじゃない)


林冲「風邪ひくから、着替えたら?」

郁里「そ、そうだね。先に着替えさせてもらおうかな」


(とは言っても、ここで着替えるわけにはいかないし・・・)



どうしようか考えている私に、林冲が声をかける。



林冲「・・・手伝おうか?着替え・・・」

郁里「・・・・・え?」




*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆




昭和のマンガみたいな展開www


私、こんなマンガ持ってるわ笑