こんにちは!
今頃になって「あらしのよるに」のストーリーの全貌を知った、まなみんです!!
なんか、ロミオとジュリエットみたいやねwwwバッドエンドではないけど・・・
さて、すっかり週一の更新になってしまった林冲レポです。
レポまでしているのに、ストーリーがちっとも頭に入ってきません笑
それでは、ネタバレです~
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(・・・宋江さんに、見限られたってことだよね。当たり前か・・・役立たずの上に、林冲をあんな目に遭わせたんだから)
史進「ぼけっとするな。林冲のところに行かないのか?」
郁里「私・・・林冲のそばにいてもいいんでしょうか?」
史進「・・・どういうことだ?」
郁里「だって、大怪我をさせた張本人ですし。みんなからも、もう必要ないって・・・」
wwwこういうめんどくさい奴、職場にいますwww
史進「・・・林冲が、そう言ったのか?」
郁里「え?」
史進「お前は必要ないと、林冲が言ったのか?」
郁里「まだ眠ったままだし、直接言われたわけじゃないですけど・・・」
史進「だったら、そばにいてやれ・・・そばに、いてやってくれ」
郁里「ありがとう、史進さん」
その日から私は、朝も昼も夜も、林冲の看病をした。
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林冲が戦いで負傷してから、まだそんなに経っていないはずなのに、まるで長い年月が過ぎたような気がする。
(それだけ、私の中であなたの存在が大きくなってた・・・ってことなのかな)
眠ったままの、林冲の頬に、そっと触れてみた。
史進「郁里、入る」
扉の外から声がして、史進さんが入ってくる。
郁里「史進さん、ちょうどよかった。林冲が汗をかいているから、着替えさせてくれるかな?」
史進「承知した。ではその間、お前は安道全先生のところに行け。新しい薬草が手に入ったそうだ」
郁里「はい、わかりました」
私は史進さんに頭を下げて、安道全さんのところに向かった。
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あちこちを確かめながら、安道全さんのところに向かう。
(あれ・・・?何だかいつものような活気がない・・・それに、人通りも少ないような?)
すると、前から李逵さんが歩いてきた。
李逵「・・・・・・」
(あれ・・・?なんだか元気ない?)
郁里「李逵さんっ!」
李逵「・・・ああ、姉ちゃんか」
いつもは飛びつく勢いで寄ってくるのに、今日の李逵さんはうなだれたまま返事をするだけだった。
郁里「どうしたの?元気ないみたいだけど」
李逵「何言ってんだ。林冲さんがいねえっていうのに、元気なんて出るわけねえだろ!?」
李逵さんが、この世の終わりのようなため息を吐いた。
郁里「・・・林冲が、いないから?」
李逵「ああ、そうさ。あの人は不思議な空気を持っていてさ。こんな殺伐とした、むさ苦しい野郎ばかりの梁山泊だって、林冲さんがいりゃあ、まるで賑やかな都になる」
(そう言えば、安道全先生も言ってた。林冲は、梁山泊の光だって)
李逵「しかし、ここまで暗くなったのは、晁蓋様が死んだとき以来だぜ。これじゃあまるで・・・」
郁里「やめて!縁起でもないこと言わないで」
李逵「・・・・・・」
郁里「あ・・・ごめんなさい。そうだ、私、安道全さんに呼ばれてるから」
李逵さんにそう告げて、足早にその場を去る。
(林冲は、私が思っている以上に梁山泊にとって・・・ここの人たちにとって大切な存在だったんだ)
郁里「・・・消えたい」
私の口から、ぽろりと落ちた。
(ここにいてもみんなに迷惑をかけるだけだもの。それに・・・私なんていない方がいい。でも、どうやったら元の世界に戻れるんだろう)
郁里「私は、戻ることさえも許されないの?」
wwwうぜえwww
いつの間にか、私の足は安道全さんのところではなく、まるで行く当てもないように、ふらふらと歩いていた。
*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:
気づけば、水辺に来ていた。
郁里「・・・こんなところに来ちゃった」
ため息を吐いて、何気なく水面を見つめる。
(そう言えば、昔読んだ本に、“水底が別世界につながってる”って話があったな。ここに飛び込んだら、元の世界に戻れる・・・なんてこと、ないよね?)
www危険な誘惑www
そんなことを考えながら、じっと水面に映る自分を見つめていた。
すると・・・。
郁里「あ・・・れ?」
水面の波が徐々に大きくなり、自分の顔を掻き消した。
そして次の瞬間・・・。
郁里「ひっ!」
水面から何者かが飛び出して来て、私を一気に水中に引きずり込んだ・・・。
www河童!?(゚Д゚;)www←んなワケない
(な、何・・・!?)
水に落ちた私は、その手を振り払おうと無我夢中で暴れながら、必死で水面を目指した。
郁里「ぷはっ!」
ようやく水から顔を出し、まず大きく息を吸った。
(は、早く岸に・・・)
私は必死で岸に向かって泳ぎ出した。
すると・・・。
???「なんだよ、水遊びはもうおしまいか?」
突然、耳元で声がして、慌てて振り向く。
李俊「もう少し遊ぼうぜ」
郁里「り、李俊さんっ!?」
wwwやっぱりお前かwww
あまり泳ぎが得意じゃない私は、力尽きておぼれそうになってしまう。
すると、そんな私を李俊さんが軽々と抱え、岸まで連れていってくれた。
郁里「・・・死ぬかと思った・・・」
www心の底からwww
李俊「なんだ、泳げねえのか。そりゃあ悪かったな」
郁里「悪かった?・・・どうして、李俊さんが謝る・・・・・ん?」
そこまで言って、はっとする。
郁里「もしかして、私を引きずり込んだのって、李俊さん!?」
wwwそれ以外にいたら大問題だろうwww
李俊「おう、俺だ」
悪びれもなく言う李俊さんに、呆れすぎて起こる気にもならない。
郁里「もう・・・殺す気ですか」
李俊「人聞きの悪いこと言うなよ。お嬢ちゃんが飛び込みたそうな顔してたから、手伝ってやっただけじゃねえか」
郁里「あれはただ覗いていただけで、飛び込もうなんて」
李俊「はっはっは、そいつは悪かったな。それでどうだ、少しは頭が冷えたか?」
そう言われれば、さっきまでごちゃごちゃしていた頭が、少しすっきりしたような気がする。
李俊「まあ・・・林冲のことは気にするな。俺たちは毎度毎度、戦で命はってるんだ。よくあることだし、気にしても仕方ねえ」
(もしかして、李俊さんは私が落ち込んでいるのを見て、元気づけようとしてくれたの・・・?)
李俊「色々考えることもあるだろうが、知恵熱みたいなもんだ。しばらくほっときゃ、冷めるさ。それでも冷めなきゃ・・・俺がまた水に引きずり込んでやるよ」
郁里「結構です」
にやり、と笑った李俊さんをきっぱりと断る。
李俊さんは、そんな私を見て今度は大笑いをした。
李俊「はっはっは。その分ならもう大丈夫だな。さて、このままじゃ冷えて風邪をひく。体を温めに行くぞ」
郁里「え?どこにですか?」
李俊「そりゃあ、もちろん・・・俺の部屋さ」
郁里「それも結構です」
李俊「そこは遠慮しなくてもいいんだぜ?」
口を尖らしてから笑う李俊さんにつられて笑った。
笑ながら、さっきより気持ちが軽くなっているのを感じた。
李俊「じゃ、早く着替えに行け」
郁里「はい・・・」
立ち上がろとしたその時・・・。
李俊「ん?なんだか向こうが騒がしいな」
李俊さんに言われて見てみると、なんだか屋敷の方が騒がしいようだった。
李俊「まさか、林冲に何か・・・」
郁里「林冲に!?」
李俊さんが、取り乱す私の両肩を強くつかむ。
李俊「落ち着け!まだ林冲だと決まったわけじゃねえ。とにかくお嬢ちゃんは、今すぐ屋敷に戻れ」
私はうなずくと、水に濡れたまま林冲の部屋に向かって走った。
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息を切らして林冲の部屋に戻った私は、慌ててその扉を開いた。
郁里「林冲!?」
史進「な、何だ?お前、その姿は」
郁里「林冲は?林冲は無事なの?」
wwwうぜえwww←本日二回目
驚く史進さんには答えず、林冲の傍に駆け寄る。
林冲「どうしたの?郁里・・・ずぶ濡れだよ」
思わず自分の目を疑った。
でも、目の前にいる林冲は、確かに目を開け、微笑んでいる。
林冲「おはよう。心配かけて・・・ごめんね」
林冲の手が私の頬に触れ、私はその手をぎゅっと握りしめた。
1:・・・・・・
2:私こそ、ごめん←
3:すごく心配したんだから
郁里「ううん、、私の方こそごめんね。無理を言ったばっかりに、林冲をこんな目に遭わせて」
林冲「いいや、悪いのはキミを守り切れなかったオレだよ。キミは何も悪くない。だからもう、謝らないで」
(こんなときにまで私に気を使って・・・やっぱり林冲は優しい・・・)
林冲「郁里・・・」
林冲が自分の体を起こし、私をそっと抱きしめた。
史進「・・・・・・」
www気まずいよねwww
それを見ていた史進さんが、黙って部屋から出て行くと、私は林冲を抱きしめながら、堰を切ったように大声で泣いた。
しばらくの間、林冲は濡れた私の背中をなで続けてくれた。
林冲「ほら・・・もう泣かないで」
そうは言われても、なかなか涙は止まってくれない。
林冲「ほら、それ以上泣いたら、ただでさえずぶ濡れなのに、寝床が水浸しになっちゃうよ・・・」
郁里「あっ!」
(夢中で忘れてた。私、さっき李俊さんに水に引きずり込まれて・・・ってことは・・・)
林冲の体をよく見ると、私が抱きついたところが見事に濡れていた。
郁里「ご、ごめんっ」
林冲「大丈夫だよ。誰かに頼んで、着替えを持ってきてもらおう・・・」
☆特別シナリオ発生!☆
郁里「着替えなら、私が持ってくるよ」
林冲「ん・・・それは嫌だな。だってその間、郁里がいなくなっちゃうだろ?せっかく目を覚ましたのに、郁里が離れていくのは嫌だ」
郁里「少しの間だけなのに・・・じゃあ、外に頼める人がいないか見てくるね」
そう言ってベッドから離れようとした時だった。
強い力で腕を引かれ、その勢いで林冲の方に倒れ込む。
郁里「きゃっ」
林冲「捕まえた」
すぐ目の前に林冲の顔があり、気づけば私は彼の腕の中にいた。
郁里「もうっ、早く体を拭かなきゃ風邪をひいちゃう」
林冲「そりゃ大変だ。それじゃ・・・」
林冲が布団をぱっと広げて、私を覆った。
そしてそのまま、抱きしめるようにして私の体を布団で拭く。
www布団乾かすの、大変なのにwww
郁里「ちょっと、布団で拭いちゃダメでしょ?それに私じゃなくて林冲を拭かなきゃ」
林冲「そっか、じゃ一緒に・・・」
林冲が嬉しそうな顔をして布団にもぐりこんでくる。
郁里「こら!だから布団で拭いちゃダメだってば」
林冲「そうだね。これじゃ郁里の体、ちっとも乾かないや」
郁里「でしょう?だから・・・」
林冲「・・・脱いだら?」
郁里「え?」
林冲「服が濡れているから乾かないんでしょ?それに・・・濡れた服をずっと着てたら、風邪引いちゃう」
郁里「・・・・・林冲」
いつの間にか、真剣な顔をしている林冲から目が離せない。
(どうしたんだろ・・・肌は冷たいのに、体の中がすごく・・・熱い)
林冲「郁里・・・」
林冲の顔がゆっくりと近づいてくる。
その時・・・。
郁里「・・・くしゅん!あ、ごめん」
林冲「大丈夫?ごめん、ふざけすぎたね、すぐに着替えを用意しよう」
慌てて私から離れる林冲に、胸の奥がチクっとする。
(今のは本当にふざけてただけ?それとも・・・)
☆特別シナリオ終了☆
林冲「外に誰かいないかな」
郁里「いいよ、私が頼んでくる」
誰かに着替えを用意してもらおうとする林冲を制して、扉に向かう。
すると・・・。
李俊「おい、着替えを持ってきてやったぜ。ははっ、思った通り、まだ濡れネズミのままじゃねえか」
突然、李俊さんが入ってきて、私にぽんと着替えを渡した。
郁里「あ、ありがとうございます」
李俊「どういたしまして。で、何だよ、林冲。くたばったのかと思やぁ、寝起きに女を抱こうとするなんざ、ずいぶんと元気じゃねぇか」
www激しく同意www
悪態をつきながら、李俊さんがベッドに腰掛けた。
林冲「おかげさまでね。それより、思った通りってどういう意味?それに、どうして郁里がずぶ濡れだって知ってるの?」
李俊「そりゃあ・・・お嬢ちゃんと一緒に濡れた仲だからよ」
www言い方ほかにないんかいwww
林冲「・・・・・え?」
郁里「李俊さんっ!ち、違うの、林冲。私が水辺でぼーっとしてたら、李俊さんが悪ふざけをして」
李俊「俺がたっぷりこいつを濡らしてやったんだよ」
郁里「だからそういう言い方、しないでくださいっ!着替え、ありがとうございました。ついでに、林冲の着替えも持ってきてくれませんか?今、すぐ!!!」
私は力の限り、李俊さんの手を引っ張ってベッドから立ち上がらせると、そのまま思い切り扉に追いやった。
李俊「おい、何だよ。俺はお前らの小間使いじゃねえんだぞ・・・・・まあ、いいか」
李俊さんが、自分で扉に向かっていくのを見て、ほっと胸をなでおろす。
(もう、あんな言い方したら、林冲がヘンに思うじゃない。あとでちゃんと説明しておかなきゃ)
李俊「おっとそうだ。お嬢ちゃんのその着替えだが、ちょっと着にくいかもしれねえから・・・林冲に手伝ってもらえ」
郁里「え?」
李俊「そんなに驚くこともねえだろ?その方が林冲も元気になるだろうしな。ただし・・・体の一部がな」
林冲「李俊くんっ!」
李俊「はっはっはっ、それじゃ、邪魔したな。林冲の着替えは誰かに持ってこさせてやるよ」
高笑いしながら、李俊さんが出て行った。
扉が閉まると同時に、騒がしかった部屋が静かになり、なんとなく気まずい空気が流れる。
(李俊さんがあんなこと言うから!・・・なんかヘンな空気になっちゃったじゃない)
林冲「風邪ひくから、着替えたら?」
郁里「そ、そうだね。先に着替えさせてもらおうかな」
(とは言っても、ここで着替えるわけにはいかないし・・・)
どうしようか考えている私に、林冲が声をかける。
林冲「・・・手伝おうか?着替え・・・」
郁里「・・・・・え?」
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
昭和のマンガみたいな展開www
私、こんなマンガ持ってるわ笑