こんにちは!
年末・給料日前・クリスマス直前・クソ寒い・・・こんな時にヒーターが壊れて買い替えるハメになったまなみんです!!
ほんっと・・・なんてタイミングで・・・(´Д⊂ヽ
さて、やっと半分まで来た林冲レポです。
こんなレポにも「いいね!」をくださる方がいて、とても感謝しております(*´ω`*)
それではネタバレです。
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濡れた服を着替えるために、部屋を出ようとした私に、林冲が思いがけない言葉をかけた。
林冲「・・・手伝おうか?着替え」
www結構です(・∀・)www←やっぱりこうツッコむ
林冲がいつもとは違う、少し潤んだ瞳で見つめてくる。
その熱い視線に、私の鼓動が乱れた。
史進「入るぞ」
wwwナイスタイミングwww
戸惑う私を助けるように、外から史進さんの声がして扉が開く。
史進「林冲、着替えだ」
林冲「あ、ああ」
林冲は我に返ったように返事をして、着替えを受け取る。
林冲「・・・・・・」
郁里「・・・・・・」
史進「・・・・・?」
気まずい空気を感じたのか、史進さんが首をかしげた。
史進「何か・・・あったか」
林冲「いいや、なんにも。オレがちょっとふざけすぎて、郁里を驚かせちゃっただけなんだ。ごめんね、郁里」
郁里「う、ううん」
その言葉が本当なのか、それとも史進さんに対してごまかしているだけなのか。
本心は分からないけど“ふざけすぎた”という言葉に、私の胸がチクリと痛む。
wwwめんどくせぇ女だな~www
林冲「それじゃ、オレは着替えるから郁里は出ててくれる?」
郁里「う、うん」
史進「別に出て行かなくてもいいだろう。それに、お前の傷はまだ完治していない。郁里に手伝ってもらえ」
林冲「お前までそんなこと言うの?」
史進「どういう意味だ?」
林冲「い、いいや。なんでもない。傷は痛くないから、手伝ってもらわなくても大丈夫。だいたい、裸を見られるなんて恥ずかしいだろ・・・?」
史進「・・・・・何をいまさら。昏睡中、お前の世話はこいつがした。裸を恥ずかしがる段階にはない」
林冲「えっ・・・!そ・・・う・・・なの?で・・・見た・・・?」
1:ちょっとだけ?
2:見てないよ←
3:・・・・・・
郁里「見てないよ。着替えとかは史進さんに頼んでたし」
林冲「ははは・・・そっか。オレ、ほんとに世話になっちゃったみたいだね・・・ありがとう、郁里」
郁里「どういたしまして」
林冲「ま、とにかく。オレの意識があるとなしでは、大違いなの。ごめん、郁里。少し部屋から出ててくれる?」
郁里「うん、わかった・・・」
私は一抹のさびしさを感じながら、部屋を出た。
wwwちょうどいいからアンタも自分の部屋に帰って着替えたらいいやんwww
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郁里「林冲、準備できた?」
林冲「うん、じゃ、手を貸して」
私が差し出した手を、林冲が嬉しそうに握る。
林冲の回復力は安道全さんも驚くほど早くて、今ではこうして一緒に散歩ができるようにまでなった。
穏やかな日差しの中、二人手を繋いでのんびりと歩く。
林冲「なんだか久しぶりだな、この感じ。ずっとバタバタしてたから。あと、寝てたし」
郁里「それは・・・・・ごめん」
林冲「ご、ごめんっ、そんなつもりじゃなくて。むしろ・・・郁里には感謝してるんだ」
郁里「感謝だなんて・・・私なんて、林冲に迷惑ばかりかけてる」
林冲「そんなことないよ」
林冲は微笑むと、繋いでいた手をぎゅっと握り直した。
林冲「オレってさ、常に前線で戦ってるだろ?そうすると、頭の中が麻痺しちゃうんだよな。ただ、ただ目の前の敵を倒すことで頭がいっぱいになって、なんのために戦ってるのか、わかんなくなる・・・でもね・・・郁里といると、それを思い出すんだ。オレは・・・幸せで平和な世の中を作りたいんだって」
林冲が、握っていた私の手にキスをした。
郁里「誰もがみんな幸せに暮らせる世の中になるといいね」
林冲「なるといい・・・じゃない。オレが必ずそうしてみせる」
決意に満ちた林冲の顔は、思わず見とれてしまうほど、素敵だった。
(林冲が作る平和な世の中か・・・そこに・・・私はいるのか・・・な?)
林冲「どうしたの?郁里」
郁里「え?なにが?」
林冲「・・・なんだか寂しそうな顔してる」
私は小さく息を吸ってから、笑顔を作った。
郁里「そんなことないよ。うん・・・ちょっと涼しくなってきたね。部屋に戻ろうか」
林冲に握られていた手を繋ぎ直そうとしたその時・・・。
林冲「郁里・・・・・」
突然、林冲に腕を引かれ、気づけば彼に抱きしめられていた。
wwwほんっと、いっつもベタベタしてんね(´Д`)www
林冲「そんな顔で笑わないで。オレの前で・・・無理、しないで」
まるで壊れ物でも扱うように、優しく私を抱きしめながら囁く。
郁里「無理なんてしてないよ。それに、こう見えても私、体も心も結構強いんだから。だから、大丈・・・」
林冲「強くない」
腕の力が強まって、私の言葉を遮った。
林冲「オレは知ってる。キミがいつもひとりで震えて、ひとりで必死に耐えてたこと。郁里・・・もっとオレを頼ってくれていいんだよ」
(その言葉に甘えられたら、どんなに楽でどんなに幸せか。でも・・・頼ってしまったら、私・・・あなたから離れたくなくなる・・・)
私はそっと林冲の体を押し返した。
そして、林冲の鼻をぎゅーっとつまむ。
林冲「な、何?」
郁里「この程度で私を理解したなんて思わないでよね!こう見えても私、奥が深いオンナなのよ」
笑顔でそう言って、鼻をピンっと引っ張る。
そして部屋に戻ろうと、林冲の手を引いて歩き出す。
林冲に背中を向けたまま・・・涙に気づかれないように。
*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:
(これから私、どうしたらいいんだろう・・・)
ひとり部屋で考えてみる。
(妖術が上手く使えないと分かった今、梁山泊に私は必要ない。かといって、元の世界に戻る方法もわからない。それに・・・)
郁里「林冲は・・・私のこと、どう思ってるのかな?」
ぼそり、と無意識に呟く。
(林冲は誰にでも分け隔てなく優しい。きっと私だってそのうちの一人でしかない。でも・・・)
ぎゅーっと締め付けられるように胸が痛んだ。
(やだ、何、私、期待してるのよ・・・)
痛みを吐き出すように、大きく息を吐き出したら、最後に心の奥に引っかかっていた気持ちが零れ落ちた。
(期待・・・してる・・・?そっか・・・私・・・)
郁里「私、林冲が好き・・・なんだ」
www今さらですかwww
林冲への思いを自覚してしまった私は、その感情をどうしていいかわからず、ただ高鳴る鼓動を持て余していた。
すると・・・。
史進「いるか」
焦ったような史進さんの声がして、扉が開く。
郁里「どうしましたか?」
史進「・・・林冲を止めてくれ」
深刻そうな表情の史進さんに、嫌な予感がよぎる。
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史進さんに言われて、私は厨房へと走った。
そして、目の前の光景に息をのむ。
郁里「え・・・と、これは・・・」
林冲「あれ?なんで郁里がここに?」
私の気配に気づいてか、驚いた顔で林冲が振り返った。
手に大きな包丁と鍋を持ったまま。
郁里「それはこっちのセリフなんだけど。林冲はなんでここに?っていうか、何してるの?」
林冲「そりゃあ見ての通り・・・料理だよ。なんだよ、せっかくご馳走つくって郁里を驚かせてやろうと思ったのにさ」
郁里「ダメだよ。いくら得意でも、刃物を持つのは・・・」
林冲「だって郁里、元気なかったじゃん」
そういって、私に背を向けて台所に立つ。
林冲「元気がない時には、美味いものを食べるに限る」
(林冲はこんなにも私を気遣ってくれるのに、私は何ひとつ返すことができない。だったら・・・こんな優しい林冲に、これ以上心配かけちゃいけない)
私はひとつ大きく息を吸うと、腕まくりをして、林冲からお鍋を奪い取った。
郁里「元気をつけなきゃいけないのは、林冲の方でしょ。今日は私がご飯を作ってあげる」
いかにも“慣れてます”な手つきをしながら、材料を見定めたりする。
そんな私に林冲は、くすりと笑い、お芋を渡した。
林冲「それじゃ、お願い」
郁里「承知しました」
照れ笑いを隠すように、林冲に背中を向け、料理を始めた。
(さて、とりあえず渡されたお芋の皮でもむいてみようかな。えっと、包丁は・・・あ)
無造作に置いてあった特大の中華包丁を見て、唖然とする。
wwwそりゃ、文化包丁なんてないからねwww
(・・・そっか、これを使わなきゃならないんだ。でも、こんなので皮なんてむけないよ。あ、そうだ)
wwwイモなら、皮ごと料理すりゃいいじゃん。それともサトイモなのか?www
郁里「林冲、ピーラーってないかな?」
wwwバカだなwww
林冲「ぴーらー?何、それ」
郁里「だから、野菜の皮を簡単にむく・・・ってあるわけないか」
林冲「?」
郁里「ごめん、なんでもない」
笑ってごまかしてから、改めて中華包丁を握る。
(こうなったら、やるしか・・・ない)
私は、ごくりと息をのんでから、お芋に特大中華包丁を当てた。
ただでさえ、包丁での皮むきはなれてないのに、でこぼこが多いごつごつしたお芋と中華包丁では、うまくいくはずがない。
wwwなんか、また昭和のマンガのニオイがするwww
(これじゃ、皮をむいてるっていうより、身を削ってる)
そんなことを考えながら、お芋と包丁を持て余していると・・・。
林冲「・・・郁里」
いつの間にか後ろにいた林冲が、そっと私の体に手を回した。
wwwまたかよ(´Д`)www
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
ちょっと気になったんだけど・・・「鼻をピンっと引っ張る」って、どんな感じ?
イメージが浮かばないwww
弾く、ならわかるんだけどさ(;・∀・)