【一〇八恋星☆水滸伝】豹子頭・林冲ルート 第三章 第十一話~第十五話 | andante cantabileーまなみんの別カレ日記ー

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こんにちは!



ちょっとブログ放置してました、まなみんです!!



すみません・・・いつもは夜PCで更新するんですが、寝落ちが多くてwww



さて、文句を言いつつも林冲レポです。


まだ三章っていうこの遅さ・・・終わるのかしら。


それでは、ネタバレで。




*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆




隠れていた敵が、怪我をして動けない李逵さんに向かって矢を放った。

その矢が李逵さんに襲い掛かる瞬間・・・。



郁里「ダメェェェェ!!!」

呂方「姐御っ!?」

呉用「な・・・何っ!?」

郁里「・・・・・・」



私の胸元から大きな光が放たれ、辺り一面を包んだ。

同時に、敵と思われる兵だけが光に弾かれるように、消えていく。


www怖いwww



(これは、あの時と同じ・・・ってことは、本当に私は・・・)



辺りを包んだ強い光は、一瞬のうちに消え去り、また元の光景が広がる。

ただ違うのは、李逵さんを襲った矢と、見える範囲の敵が・・・消えていたこと。



呂方「お、おい・・・こりゃあ、いったい・・・」

呉用「まさか・・・妖術か?それに、君の体・・・」



驚く二人の顔がぼやけて、今度は呆然とする李逵さんの顔が浮かんでくる。



李逵「・・・・・・」


(李逵さん・・・よかった、無事だったんだ。林冲・・・林冲さんは?)


林冲「・・・郁里ちゃん、なのか?」



ぼんやりとした頭の中、林冲さんの声がする。



(・・・よかった、林冲さんも無事だったんですね)


林冲「え?郁里ちゃん・・・?今、どこにいるの?」


(あ・・・私の声、聞こえてるんだ。えと・・・心配、しないでください。ちゃんと・・・呉用さんや呂方さんのそばにいますから)


林冲「いったいどういうこと?呉用さんのところって、本陣?だったらどうしてキミの声が?」



驚いた林冲さんの声が、矢継ぎ早に質問してくる。



(そりゃ、驚くよね。私だって、何が何だかわからないんだから・・・)


林冲「それで、今の光は、やっぱり・・・」


(はい、た・・・ぶん・・・)



体の力が抜け、意識が白濁してくる。



林冲「郁里ちゃん!郁里!?」



遠くに林冲さんの声を聞きながら、まるで電波が途切れるように、私の意識はそこでぷつりと途切れた。





*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:




(・・・ここ・・・どこ?私・・・いったいどう・・・)


???「郁里・・・郁里?」



遠くで聞き覚えのある声がして、右手を誰かに強く握られているような感覚が襲う。



(・・・誰かが私を呼んでる。この声は・・・)



ゆっくりと目を開くと、すぐ前に、心配そうに私を見つめる林冲さんの顔があった。



郁里「林冲・・・さん」

林冲「郁里・・・よかった、目を覚ましたんだね。心配したんだよ」



1:ごめんなさい

2:ありがとう←

3:心配しすぎです



郁里「心配してくれてありがとう」

林冲「キミは、ほんとに優しいんだね。こんな時まで、オレを気遣うことは、ないんだよ。でも・・・そんなキミだから・・・」


(・・・え?)



林冲さんは、ほっとしたように目を閉じると、ぎゅっと握りしめた私の手を、自分の口につけた。

その手の強さから、本当に心配してくれていたことがわかる。



林冲「気分はどう?悪くない?」



林冲さんが私の髪を優しく撫でながら気遣ってくれる。



郁里「はい、大丈夫です。それより・・・私、どうなったんですか?」

林冲「・・・・・」



林冲さんは、私の言葉に一瞬手を止め、目を伏せた。

でも、またすぐに優しい瞳で私を見つめる。



林冲「多分、キミの妖術が発動して、敵だけを跳ね飛ばした。あの時のように・・・」

郁里「そう・・・」

林冲「あの時、キミは本陣にいたよね?なのにどうして李逵の危機がわかったんだい?それに、あの時・・・」

郁里「あの時、私は林冲さんと同じ景色を見ていたんです。どうしてそうなったかはわからないけど・・・多分」

林冲「それで、李逵の危機を察し、妖術が発動されたってことか」

郁里「うん・・・ってことは、やっぱり私って・・・」

林冲「郁里」


wwwなんでさっきから呼び捨てやねんwww



林冲さんが、私の言葉を遮った。

そして、私の両肩を強くつかみ、真剣な顔でじっと見つめる。



林冲「・・・もう、いいんだ」

郁里「どうして?109人目の仲間が必要なんでしょう?それに、私の妖術が・・・」


www使いこなせてないくせに、もう一人前のつもりかwww


林冲「もういいんだ!」



強い口調に、思わず口を噤む。



林冲「あの時、キミの身体が・・・いや、キミが倒れていたところを見た時、心臓が止まるかと思った。もう、あんな思いはしたくない」

郁里「・・・・・・」

林冲「郁里、オレはキミを・・・」



体を離すと、林冲さんは切なそうな瞳で私を見つめてくる。



林冲「・・・・・・」



髪を撫でていた手が、ゆっくりと滑り落ち、私の頬に触れる。

そして、そのままそっと、私の顔を持ち上げるように上に向けた。



林冲「郁里・・・」

郁里「・・・林冲、さん・・・」



私は、自然に、そっと目を閉じ・・・。



???「姉ちゃんは、無事かっ!?」


wwwナーイスタイミング(・∀・)www


林冲「っっ!!」

郁里「っっ!!!」



扉が開く大きな音がして、男の人が飛び込んできた。

同時に、私と林冲さんは、弾かれたように離れる。



(い、いったい何事!?)



驚いて扉の方を見ると、色黒で大きな男の人が、大げさな安堵のため息を吐いていた。



李逵「ああ、目を覚ましたんだな?はぁぁ、よかった!」


(この人は確か・・・)


林冲「李逵っ!部屋に入るときはノックくらいしろよ!」


wwwお前が言うかwww


李逵「のっく?」

林冲「知らないのか!女の部屋に入るときは、扉を叩いて知らせるんだよ。じゃないと驚くだろっ!」


(それ、私が教えたんですけど・・・)


李逵「おお、そういうことかい。こりゃすまねえ、おいらも姉ちゃんが心配で心配で仕方なくてさ。でも、気が付いたみてえで、よかった」


(ね、ねえちゃん?なんで私、どこに行っても年上扱いなの、失礼な)


www大人なんだから仕方ないでしょうがwww


林冲「騒がしくてごめんよ。こいつのことはわかる?郁里が助けた李逵だよ」


(そうだ、彼は、あの時敵の矢に襲われそうになっていた・・・そう言えば、足は大丈夫なのかな?)


郁里「・・・私のことは心配しないでください。それより、李逵さんこそ大丈夫なんですか?」

李逵「へ?」

郁里「流れ矢にあたったとか・・・あ、足の怪我は?」

李逵「姉ちゃん・・・こんなおいらを命がけで助けてくれただけじゃなく、そんな体になってまで、まだおいらを案じてくれるなんて・・・なんてお優しい・・・この黒旋風李逵、いや、鉄牛、姉ちゃんに心底惚れました!」

郁里「ほ、惚れたっ!?」



唐突な告白に、私と林冲さんは顔を見合わせた。



林冲「ちょっと待ってよ、李逵。彼女はね・・・」

李逵「あっ、もしかして、もう林冲さんの手がかかってるんで?そうかあ、そうだよなぁ。もう梁山泊内じゃみんな噂してるもんなぁ!」

郁里「えっ・・・ちょっと待って・・・噂って、どんな?」

李逵「そりゃあ、“梁山泊の豹に、妖術を使う勝利の天女。これ以上似合う二人はない”って・・・」


(そ、そんなこと言われても、私と林冲さんはそんな仲じゃ・・・今の李逵さんの言葉、林冲さんはどう思ったんだろう?)



そっと林冲さんの顔をうかがうと、私を見つめていた視線とぶつかった。



林冲「・・・ま、そういうことだから」

郁里「え?」

林冲「李逵も手を出すなよ?」

李逵「そう・・・か。いや、たとえ林冲さんのオンナだとしても、おいらの想いはそう簡単にはなくならねぇ。おいらはいつか必ず姉ちゃんのことを振り向かせてみせる。思い立ったら一直線、鉄牛の名にかけて!」

郁里「いやいや、名にかけられても困りますから」

李逵「おいらが勝手にやることなんで、姉ちゃんは気にしないでください」

郁里「気にしないでっていわれても・・・」

林冲「ははっ、李逵にかかっちゃ、郁里もタジタジだな」

郁里「笑ってないで助けてくださいよ」

李逵「・・・やはり入る隙間がないほど、仲睦まじい」

郁里「え?そ、そんなこと?」

林冲「いや、その通りだよ。だから、さっさと李逵はあきらめたほうがいい」


(あれ?何だか話がヘンな方向に。だいたい、私と林冲さんは、そんな仲じゃないんだから。ない・・・んだよね?)


李逵「いいや、おいらはあきらめねえ。そうだな、まずは助けてもらった恩を返さねえと。よし、次の戦ではもっともっと敵を倒してみせる」

郁里「今度は恩返しだなんて、大げさですよ」

李逵「なに言ってんだい!もらった義理は、命をかけて返す。それが好漢ってもんだろ?な、林冲さん」


www命を助けてもらって、恩を命をかけて返すっておかしくないかwww


林冲「それは、そうだね」


(“好漢”ってのは、“男の中の男”って感じなのかな?それにしても、ここの人ってみんな義理堅いんだな・・・おまけに・・・)


林冲「張り切るのはいいが、調子に乗って、また転ぶなよ?」

李逵「それを言っちゃあ、おしめえだろ?」



笑い合う二人をじっと見る。



(見るかぎり、この二人は仲がいいのかな?でも、林冲さんは呉用さんとはウマが合わないって言ってたっけ。これだけ個性的な人たちの集まりなのに、こんなにまとまってる組織なんて、私の会社はもちろn取引先にだって、そうはなかった。全部、あの宋江さんの手腕なのかな?)


林冲「どうしたの?難しそうな顔をして」

郁里「いや、これだけいろんな人が集まっていて、ケンカそたしないのかなーって思って」

林冲「ケンカか。そう、だな・・・」



林冲さんは、少し考えた後、李逵さんの頭にぽんと手をのせて話し始めた。



林冲「郁里が言うように、これだけの人がいれば、目的も考え方も色々ある。だからこそ、意見も食い違うし、ケンカもする。実際、呉用さんや李俊くんのやり方と、オレのやり方はずいぶんと違うしね」

郁里「だから、ウマが合わないの?」

林冲「ははっ、扈三娘が言ったことをよく覚えてるね。考えが違う人がいるってことは悪い事じゃない。しかも、呉用さんみたいに頭のいい人や、李俊くんみたいに正直な意見は、自分の凝り固まった頭を解きほぐす、いいきっかけになるし」



私は、想像すらしなかった林冲さんの言葉に、思わず感嘆した。



郁里「林冲さんって、大人だ」

林冲「そう?」

郁里「うん。私の会社は・・・あ、所属していた組織では、自分の意見を通すことはかなり遠慮がちにしていたんです。反対に、自分に責任を負わされないように生きている人が多かった気がする。だから、嫌いな人は嫌いって言って、近寄らない」


(私も、そうだった。私のことを理解してくれない人、性格が合わない人は避けて、それで、孤立・・・してた)


www辛気臭い(´Д`)www


林冲「オレたちだって、最初からみんなうまくまとまっていたわけじゃないんだ」

郁里「えっ、そうなんですか?」

林冲「うん、好き勝手にしてたオレ達をまとめ、導いてくれたのが・・・」

李逵「晁蓋様なんだよっ!!」


wwwあ、まだいたんだwww



突然、李逵さんが立ちあがって言った。

あまりの大声にびっくりしたけど、彼の晁蓋さんへの想いが感じられて、不快ではなかった。



(晁蓋さんって、林冲さんが仇討をするって言ってた人だ)


郁里「そんなに立派な人だったの?」

李逵「よく聞いてくれた!嬉しいねえ、姉ちゃん!」


wwwいい加減退屈だから、手短にしてwww



そう言って、李逵さんが私の手をぎゅっと握った。

そして、動けば触れてしまいそうなほどの距離まで、顔を近づける。



林冲「おい、李逵、近すぎだって!」



林冲さんが慌てて私から李逵さんを引き離そうとするものの、李逵さんの手はびくともしない。



李逵「聞いてくださいよ・・・」

郁里「は、はい・・・」



迫力に圧倒されて、思わずこくこくとうなずいた。



李逵「やっぱり・・・姉ちゃんは、優しいや・・・」



いつの間にか、李逵さんの目は潤み、今にも泣きそうな顔をしている。


(-""-;)イライラ・・・



李逵「姉ちゃん・・・おいら・・・」




*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆




これ、まだ梁山泊にきて2~3日の間に起こってることですwww



もう、違和感しか感じられないから全然感情移入ができませんわ笑