こんばんは!
最近、上司のスキンシップにドキドキしております、まなみんです!!
上司の事好きだからなんとも思わないけど、コレ、嫌いな人からだったらセクハラだわwww
さて、林冲レポです。
もう何も言うことはありません。
しいて言うならネタバレです。
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
呂方「呉用先生!敵さんのお出ましだぜ!」
呂方さんが叫び、一気に緊張が走る。
一斉に動き出す本陣内で、何をしていいのかわからず、ただひとり呆然と立ち尽くす私がいた。
(私は、何をしたらいいの?)
1:呉用を守る←
2:呂方を手伝う
3:避難する
(・・・そっか、敵の狙いは呉用さんだ。呉用さんを守らなきゃ)
郁里「呉用さん、下がってください!」
呉用「何っ!?」
郁里「軍師である呉用さんは、梁山泊の頭脳であり要です。そこを攻撃されてしまったら、組織は機能しなくなる。呉用さんがやられたら、おしまいなんです」
wwwそんなわかりきったことを偉そうに言われてもwww
呉用「・・・あながち馬鹿でなないようだな」
wwwボロクソかいwww
郁里「え?」
呉用「君に言われなくともわかっている。それにこの梁山泊を・・・侮るな」
呉用さんの微笑に、私の心配は無用だったと悟る。
郁里「・・・余計なことを言ってごめんなさい」
呉用「いや・・・しかし、この私に“下がれ”と言った女は初めてだ。ふふふ、天女か。少し、信じたくなった」
呉用さんに促されて、奥に下がろうとした時・・・。
呂方「おおっ?ありゃあ、林冲どのか!?」
呂方さんの嬉しそうな声が響いた。
その名前に、頭より先に体が反応する。
私は呂方さんのところに駆け出した。
郁里「どこですか?」
呂方「ほら、あそこだよ!ひときわ騒がしいところがあるだろ」
郁里「・・・・・・」
呂方さんが指さす方を、目を凝らしてみる。
するとそこには・・・馬で颯爽と駆けながら、あの長い矛で次々と敵を倒している林冲さんの姿があった。
(何て凛々しい姿なんだろう・・・林冲さん・・・)
映画ではなく、実際に命をかけた戦いを目の前にして、そんなことを思うのは不謹慎だと思いつつ、あまりの凛々しさに我を忘れて魅入ってしまう。
呂方「チィッ、何やってんだよ、林冲どのは」
呂方さんの舌打ちに、ハッと我に返る。
(・・・林冲さんは本陣を助けに戻ってきてくれたんだよね?なのに、呂方さんはなんで怒ってるの・・・?)
敵を倒しながら、本陣に戻ってくる林冲さんを見て、呂方さんが舌打ちした。
郁里「どうして?林冲さんは助けに戻ってきてくれたんですよね?」
呂方「それが余計だって。林冲どのが持ち場を離れれば、そこが手薄になる。それに・・・心配するってことは、信用してねえってことだろ?」
郁里「違う・・・それは違います」
呂方「は?」
郁里「林冲さんは、呂方さんを信頼していないんじゃなくて、今日は・・・ここに私がいるから。何の役にも立たなくて、足手まといの私がいるから。だから、呂方さんの負担を減らそうと・・・」
wwwうぜぇwww
呂方「つまり、林冲どのはおれ達じゃなくて、姐御を助けに来てるってわけか」
にやり、と呂方さんが笑った。
郁里「え?私?」
呂方「ってことだろ?」
(そ、そうなのかな?でも・・・)
嬉しい気持ちと、申し訳ない気持ちが複雑に絡まる。
すると・・・。
林冲「郁里ちゃん!無事かっ!?」
けたたましい馬のひずめの音とともに、林冲さんが戻ってきた。
そして、馬から飛び降りると、私の元に駆け寄ってくる。
林冲「よかった、無事だったんだね」
郁里「は、はい」
呉用「林冲!こんなところで何をしている!勝手に持ち場を離れるな!」
郁里「呉用さん、林冲さんは本陣を心配して」
wwwこいつ、ホント何様だよwww
呂方「林冲どのが心配してんのは、姐御だけだろ」
郁里「そんな、違いますって」
林冲「いや、違わないよ」
郁里「もうっ、林冲さんってば。こんな時にふざけないでください」
林冲「ふざけるだなんて・・・本気なのになぁ」
www職場にこんなバカップルいたら、マジキレるわwww
首をすくめる林冲さんに、どう反応していいのかわからない。
呉用「林冲、いつまでここで遊んでいる。早く持ち場に戻れ」
林冲「すまない。で、新しいオレの持ち場って、どこ?軍師様」
呉用「たった今から、本陣前だ。隊を乱した責任を取って、君が敵を撃退しろ。呂方の手を煩わせるな」
郁里「そんなっ!」
林冲「大丈夫、オレに任せて。それに、そばで戦う方が、安心できる」
郁里「林冲さん・・・」
林冲「それじゃ、行ってくる」
呉用「さあ、我らも本陣を移動させるぞ」
呉用さんに促されて、兵を伴いながらさらに高台に移動する。
呂方さんの率いる百人くらいの部隊は私たちのすぐ前に陣を敷き、呉用さんと共に、すぐ先で戦っている林冲さんたちの様子をうかがっていた。
郁里「・・・・・」
息をのみ、じっと戦の状況を見守る。
呉用「ここも安全なわけでない。怖かったら、奥にいろ」
郁里「・・・ここにいたら邪魔ですか?」
呉用「いや。大人しくしているのであれば、邪魔ではないが」
郁里「だったら、ここにいさせてください」
呉用「・・・好きにするといい」
郁里「ありがとうございます」
私は呉用さんに頭をさげると、林冲さんの姿を追った。
*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:
【林冲から見た景色】
(敵の数はそれほど多くない。これなら・・・いける)
林冲「さあ、かかってこい!今日のオレは、いつにもまして無敵なんだよっ!」
蛇矛を構えなおしたときだった。
李逵「林冲さん、褒美の独り占めはずるいってもんだよ」
林冲「李逵っ!」
大斧をぐるぐると回しながら、李逵が走ってきた。
(まいったな、褒美ってのは、違うんだけどな・・・)
はりきって敵をバタバタとなぎ倒していく李逵を見て、ため息をつく。
(・・・・・ま、いっか。李逵が働いてくれた、と報告すれば、宋江さんから褒美が出るかもしれないし。出なかったら・・・オレがなんとかしよう)
林冲「李逵、さっさとここを片づけて、呉用さんに報告に行こうよ。オレ達はこんなに働きましたってさ」
李逵「へへ、豹子頭は話せるねぇ!ちゃーんと親分にも言ってもらわねぇとな」
李逵が踊るようにして、敵陣の中に飛び込む。
林冲「お、おいっ、だからと言って、調子に乗るな!」
李逵「わかってるって・・・て、わぁぁ!」
調子づいた李逵が、岩場につまづき、豪快に転んだ。
林冲「ったく、何やってんだ、あいつ・・・・・ん?」
倒れ込んだ李逵の近くに、不穏な影を見つける。
林冲「・・・・・しまった!李逵!避けろ!!」
*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:
【郁里から見た景色】
呉用「鉄牛は何をしている!」
呉用さんが苛立つように吐き捨てた。
郁里「え?何?何があったの?」
呂方「李逵どのが、調子に乗って転んだみてえだ。ま、あの人のことだから、大丈夫だろ」
www李逵「どの」?呂方って、李逵のことそんな風に呼んでたっけ?www
呂方さんが説明してくれるものの、目の前には砂埃が舞い上がって、よく確認できない。
(呂方さんが大丈夫って言うんなら、そうなんだろうけど・・・)
そう思いながら心配で、戦場に向けている視線をこらす。
(・・・あれ?なんだろう・・・)
気づけば、視界がどんどん開けていき、私の目は、岩場の間で足をさすっている男の人を捕えた。
(あの人が、李逵さん?でも、何?この感覚。実際に目で見ているっていうより・・・心で見てる感じがする)
その証拠に、李逵さんの姿は、その表情までもはっきりとわかるほどで。
それはまるで、テレビでも見ているような感覚。
それに・・・。
(・・・声まで聞こえる)
???「李逵っ!敵だ!早く、そこから逃げろっ!!!」
(この声・・・林冲さん?すぐ、近くにいるの?それに敵も・・・!?)
林冲「あのバカ、あんなところで転ぶなんて。敵に狙ってくださいって言ってるようなものじゃないか!」
(はっきりと林冲さんの声は聞こえるのに、姿が見えない。いったいどこにいるの?)
林冲さんの姿を捜そうと思っても、視点が動かない。
それどころか、私の意志を完全に無視している。
(いったいどうなってるの?私は今、何を見ているの・・・?もしや・・・これが・・・妖術?)
混乱する私をよそに、視界はめまぐるしく変わり、そして、岩場の陰に隠れた敵の姿を見つけた。
(あ、あれは、敵?)
林冲「見つけた!あそこか」
(え?何?今の)
私が敵を見つけたと同時に、林冲さんの声が頭の中に響いた。
そして、ふとある考えが浮かび、頭を抱える。
(まさか・・・)
呉用「ん?どうした」
一瞬、呉用さんの心配そうな顔が視界に重なって、すぐに消える。
二つの光景を同時に見ているような感覚に、頭の中が混乱し始める。
(もしかして、これって・・・林冲さんが見たものが、私の頭に?いったい、どうなってるの・・・?)
いくら考えようと思っていても、混乱した頭では何も考えられない。
その時・・・。
林冲「まずいっ!」
林冲さんの緊迫した声が頭に響いた。
そして、馬を走らせたのか、視界が上下にぶれる。
(何があったの?)
激しい頭痛をこらえて、映る光景に集中する。
見れば、岩場に隠れていた敵が、李逵さんに向かって弓を引いていた。
(あのままじゃ、李逵さんが・・・)
林冲「くそっ、間に合うか!?李逵!逃げろっっ!」
林冲さんが必死に叫んでも、その声が届いてないのか、それとも怪我がひどいのか、李逵さんはその場から動こうとしない。
林冲「李逵ーっ!ちくしょうっ、間に合えっ・・・!」
林冲さんの悲痛な叫びが聞こえると同時に、敵が矢を放った。
放たれた矢は、まるで磁石で吸い寄せられるように李逵さんに向かう。
不思議なことに、その光景はスローモーションとなって、私の目に映った。
その瞬間・・・。
(や・・・だ・・・ま・・・た、この・・・感じ)
心臓が大きくどくり、と鳴り、全身の血が逆流するような感覚に襲われる。
そう、これは、あの時。
初めて戦場で、林冲さんと出会った時の・・・感覚。
(また・・・私・・・)
体中が熱を帯び、印のある胸元は、まるで焼印を押されているような熱さに襲われる。
呉用「女、どうしたというのだ!」
郁里「・・・わ、私・・・」
言葉は声にならず、私は耐え切れなくなってその場にしゃがみ込んだ。
すると、また頭の中に視界が開け、今度は矢に気づいた李逵さんの顔が飛び込んでくる。
李逵「うわああっ!」
(このままじゃ、李逵さんが・・・)
郁里「ダメェェェェ!!!」
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
更新が遅すぎて、前回の内容がまったく頭に残ってない件www
すみません笑