こんばんは!
今日の親子丼の出来栄えに、小躍りしてしまったまなみんです!!
いつも卵を煮詰めてしまうのですが、今日はイイ感じにとろっとろでしたwww
さて、サブタイトルで内容がバレバレの黒崎先生ルートです。
元婚約者の京都弁が変換しにくくて、早くこの子消えないかな~と思ってます(笑)
では、ネタバレで。
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誰かが私を呼んでいる声が聞こえる。
すがるような、必死な声。
そんなに呼ばなくても聞こえてる、と答えようとしたけれど、言葉にはならなかった。
黒崎「彩香!彩香!!」
彩香「・・・諒、さ・・・ん?」
目を開けると、諒さんの顔がすぐ目の前にあった。
いつもの冷静さはなく、私の名を必死に呼び続けている。
黒崎「気が付いたか?水だ、水を飲め。脱水症状を起こしている」
彩香「水・・・?」
意識は取り戻したものの、身体に力が入らない。
ペットボトルの水を手渡されたが、つかめずに落としてしまう。
すると諒さんは、ペットボトルから自分で水を飲み、私を抱き起こすとそのまま口移しで水を飲ませてくれる。
1:もう大丈夫
2:もう十分←
3:苦しい・・・
彩香「もう十分だよ、ありがとう」
黒崎「そうか・・・」
諒さんはホッとしたようにペットボトルを置いた。
しっかりと水分を取ったせいで、徐々に体も動くようになってきた。
自力で体を起こすと、諒さんが力強く私を抱きしめた。
黒崎「この、バカ!・・・勝手に俺の側を離れるな」
彩香「ご、ごめんなさい・・・」
黒崎「無事でよかった・・・あと数時間遅かったらどうなっていたか・・・間に合ってよかった」
www大げさなwww
その言葉で、諒さんが必死に私を探してくれたことがわかって、胸がいっぱいになった。
やっぱりちゃんと私を助けに来てくれたんだ。
黒崎「怪我はないのか?」
彩香「うん、大丈夫・・・ちょっと手首が痛いぐらいで」
www歯は痛くないのかwww
黒崎「見せてみろ・・・縛られたのか!?」
彩香「う、うん・・・」
黒崎「・・・少し痕になっているが、深い傷はなさそうだな」
じっと私の手首を念入りに見た後、私の耳元でホッと息をつく諒さん。
諒さんの腕の中で、私もようやく心の底から安心することができた。
有馬「おーい、そろそろ俺たちのことも思い出してくれよ?」
白金「・・・帰った方がいいなら、そうするが?」
有馬さんと白金さんの声が聞こえて、私は驚いて諒さんから体を離した。
黒崎「無粋だな。邪魔しないでくださいよ」
有馬「ったく、さっきまであんなに必死だったくせに。彩香さんが無事だとわかるとその態度かよ」
白金「ま、無事で何よりだ」
ふたりにすべて見られていたのかと思うと、今さらながら赤面してしまう。
諒さんは涼しい顔で私を抱き起してくれた。
ようやく立ち上がった私は、二人に向かって頭を下げる。
1:すみません←
2:ありがとうございました
3:ご迷惑をおかけしました
彩香「すみませんでした」
有馬「いやいや、おかげで諒の意外な一面が見られて楽しかったよ」
白金「確かにな。普段の冷静さなんか吹っ飛んでたぞ。貴重なものを見せてもらった」
クスクスと笑う二人に、諒さんはほんの少し決まり悪げに目を逸らした。
黒崎「お前をここに監禁したのは百合なんだな?」
彩香「・・・うん。私をここに閉じ込めて餓死させるんだって言ってた・・・」
有馬「うわ、相変わらずとんでもない女だな」
白金「婚約者盗られたからって、普通そこまでするか?」
有馬「あの女、諒にマジ惚れだったからな。あちこち手をまわして、ようやく婚約できたってのに、いつの間にか別の女と結婚してましたってことになれば・・・プライドの高い百合のことだ。逆上するのも無理はないだろう」
白金「すげぇ執念だな・・・諒、大丈夫なのか?」
黒崎「ああ。もう、彩香には二度と手出しはさせません。きっちり話をつける」
wwwそういうのは、早めにお願いしたかったですwww
有馬「そうだな、その方がいい。百合の親父にも手を回しておいた方がいいぞ。あの女があっさりとお前のことをあきらめるとは思えないからな」
黒崎「ああ、わかってます」
有馬「・・・ったく、諒は昔っからどうも詰めが甘いんだよな。こんなことになるまで気が付かないなんて」
白金「仕方ないだろ。諒は好きな女のことしか目に入ってないんだからな」
白金さんの言葉にハッとする。
諒さんには・・・好きな女性がいるんだろうか?
黒崎「志信さん、総司さん、余計なことは言わないでください」
諒さんは白金さんの言葉を否定しない。
好きな女性のことを聞いてみたくなってしまう。
だけど、すんでのところで思いとどまった。
代わりに、もう一つの気になっていた質問を口にしてみた。
彩香「あの、諒さんと有馬さんってそんなに古い付き合いなんですか?」
有馬「諒とは高校時代からの付き合いになるな。夜のバイトで知り合ったんだ。お互い年齢サバ読んでバイトしてたんだけど、諒は昔から落ち着いていたからな、年下って知った時の衝撃と言ったらなかったなあ」
(高校生の諒さんか・・・なんだか想像がつかないなあ)
有馬「けど、なんかどこか抜けてるとこもあってさ。一つのことに集中すると他のことが見えないっていうか・・・今回もそうだったけどな」
それにしても、好きな女性ってどんな人なんだろう。
あの諒さんが夢中になるぐらいだから、きっと魅力的な女性なんだろうと思う。
www自画自賛ですかwww
(なんで私、こんなにショックを受けてるんだろう・・・諒さんとは強引に結婚させられたわけだし、自由になれる可能性があるなら、それを喜ぶべきなのに・・・なんだかすごく胸が苦しい)
突然、倉庫の扉が大きな音を立てて開いた。
ひょっとして百合が戻ってきたのかと、一瞬体を強張らせてしまう。
諒さんがハッとしたように私を抱きしめた。
黒崎「冬太!」
扉を開けて入ってきたのは冬太くんだった。
私の姿を見ると、泣き出しそうな表情で駆け寄ってくる。
wwwこっちくんなやwww
冬太「彩香さん!彩香さん、ごめんなさい!まさか百合さんがこんなひどいことするなんて思わなくて・・・」
彩香「大丈夫だよ、冬太くん。ほらこのとおり、何でもなかったんだし」
wwwバカだなwww
諒さんが舌打ちする。
黒崎「騙されるなよ。コイツも相当なタマだぞ」
冬太「もー諒さんってば人聞きが悪いなあ。今回は俺も百合さんに騙されてたんだから、俺だって被害者だよ?それにこれからはもう、絶対彩香さんを傷つけさせたりしないから。俺、彩香さんのこと大好きになっちゃったんだよね」
うぜぇ!!( ゚Д゚)
黒崎「ふざけるな!もう二度と彩香にかかわるなよ?」
冬太「え~、やだ!」
黒崎「・・・余程俺に殺されたいらしいな?」
諒さんの瞳が剣呑な色を放つ。
さすがにまずいと思ったのか、冬太くんはようやく私の身体を解放した。
冬太「わかったよ。ほんっと諒さんって大人げないよね~」
諒さんは冬太くんを睨みつける。
まるで私のことで冬太くんに嫉妬してるように見えるけど・・・そういうわけではないんだろう。
きっと、自分の所有物である私に手を出されるのが許せないだけ。
だって諒さんは、私のことを愛しているわけじゃないんだから。
彼には別に・・・好きな人がいる・・・だから・・・。
wwwコイツもうぜえwww←口悪い
白金「さて、こんなところに長居は無用だな。帰りは諒、お前が運転するか?」
黒崎「ああ。念のためコイツを病院に連れて行きます」
白金「それなら、俺の車を使え。冬太、お前の車で俺と志信を送ってくれ」
冬太「しょうがないな~、わかったよ」
白金さんが諒さんに車のキーを手渡し、3人は先に倉庫を出て行った。
倉庫内には私と諒さんだけが残される。
そういえば助けてくれたお礼を諒さんにはまだ伝えていなかった気がする・・・。
彩香「諒さん、助けに来てくれてありがとう」
黒崎「いや・・・俺のせいで怖い思いをさせて悪かった。念のためこれから病院に行って検査をしておこう。会社は明日から少し休暇を取れ」
彩香「え?でも、どこも怪我してないし・・・」
黒崎「念のためだ。医者の言うことは素直に聞いておけ」
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百合が出てくるあたりで一旦終わろうと思ったけど、なんか出てきそうにないからここで切りますwww
てか、ヒロインちゃんと冬太が相当ウザいんですがね(・∀・)