こんばんは!
暑い中、少しオーバーワークでへばっております、まなみんです!!
盆商戦真っ最中なんで、仕方ないのですが(笑)
さて、のっそりと始めましたイケ契のレポです。
1章に20話あるかと思いきや、どうやら二章以降は恋星水滸伝同様、15話みたいです。
全然覚えてないわwww
それでは、毎度のネタバレです。
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黒崎「黒崎諒、お前を買った男。つまり、ご主人様ってわけだ、覚えておけ」
彼の射抜くような視線に、一瞬身体がすくんでしまう。
その隙に、端正な顔が近づき、唇をふさがれた。
彩香「・・・んっ・・・んん!!」
最初は激しく、強引なものだったけれど、少しずつそれがなだめるような優しいキスに変わっていく。
私はいつの間にか抵抗を忘れ、ただ、彼の熱い口づけを受け入れていた。
(ひょ、ひょっとして、このまま・・・?)
不安と緊張で涙がこぼれそうになる。
けれど予想に反して男は身を起こすと、ニヤリと笑った。
黒崎「期待させたところで悪いが・・・今日はここまでだ。俺はメインはじっくり時間をかけて味わうタイプなんでな」
そう言うと、男・・・黒崎さんはさっさとバスルームらしきドアの方へと姿を消してしまった。
やがて、シャワーの音が聞こえてくる。
腕を縛られたまま、私はどうすることもできず・・・ベッドの上でただぼんやりと彼が戻ってくるのを待っていた。
黒崎「なんだ、逃げなかったのか」
黒崎さんは戻ってくると、ポツリとそう言った。
なぜか、どこかホッとしたような声に聞こえたのは・・・気のせい?
バスローブを羽織り、濡れた髪をタオルで拭っている。
その仕草がやけに色っぽく、私は思わず視線をそらしてしまった。
ギシリとベッドがきしむ音が聞こえ、黒崎さんがベッドに再び座ったのがわかる。
(また・・・襲われる!?)
思わず体をこわばらせたが、今度は背後から優しく抱き寄せられた。
洗い立ての髪から、シャンプーの香りがする。
裸の上半身が密着し、思わずドキッとしてしまった。
黒崎「このまま一緒に・・・寝るか?」
彩香「えっ!?」
そう言うと、男は私を抱きしめたまま、寝息を立て始めたのだった。
wwwさっきまで「黒崎さん」言うてたやん。なんでまた「男」に逆戻りwww
(嘘でしょ・・・ホントに寝ちゃうなんて・・・私、どうすればいいの?)
困り果ててしまったけれど・・・ここでじっとしている以外なさそう。
ここからどうやって帰ればいいのかもわからないし・・・。
あれこれ考えているうちに、私もいつの間にか眠ってしまっていた。
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次の日の朝。
目を覚ますと、腕のネクタイは解かれ、私の身体にはきちんと毛布がかけられていた。
(そっか。昨日私もあのまま、眠っちゃったんだ)
www化粧も落とさず、服のままでなwww
視線を漂わせると、男・・・黒崎諒はベランダからぼんやりと外を眺めている。
その表情はどこか苦しげで、見ているだけで胸が痛くなるようだった。
黒崎「・・・起きたのか?」
けれど、私が目覚めたことに気づき、振り返った表情は、最初に見たのと同じ余裕のあるものだった。
彩香「あ、あの・・・黒崎・・・先生は私をどうしたいんですか?」
思い切って私は昨日から聞きたいと思っていたことを尋ねてみる。
黒崎「・・・さあな」
彩香「お金は必ず返します!だから・・・」
黒崎「まだそんなことを言ってるのか?心配しなくても、返す方法はもう決まっている」
彩香「ど、どういうこと?」
黒崎「というより、返す必要はない・・・気になるなら、今日区役所に行ってみればいい」
彩香「区役所??」
黒崎「戸籍謄本を確認してみろ・・・話はもう終わりだ。お前も今日は仕事があるんだろう?」
彩香「え?帰っていいんですか?」
黒崎「もちろん。だが、お前はすぐに俺のところに戻ってくるだろう。今度はお前自身の意志で、な」
1:そんなこと、あるわけない
2:どういう意味ですか?
3:絶対にあり得ません←
彩香「絶対にあり得ません」
きっぱりと言い放つと、何がおかしいのか黒崎さんは声を立てて笑い始めた。
彩香「な、なにがおかしいんですか!?」
黒崎「・・・気の強い女は嫌いじゃない」
なんだか馬鹿にされたような気がして、私はムッと唇を噛みしめた。
彼はいつの間にか手にしていた私の携帯電話に番号を入力し、ぽいっとこちらに投げてよこす。
黒崎「何かあったらそこに連絡しろ。ただし、仕事中は出ないから、留守番電話に用件を吹き込んでおけ」
さらに懐から名刺入れを出し、名刺を私に手渡した。
そこに書かれていた病院名を見て、思わず驚きの声をあげてしまった。
彩香「佐和総合病院って・・・駅前のあの大きな病院!?」
名医を多く抱えることでも有名な病院だ。
東京に住んでいて知らない人はいないんじゃないかな。
彩香「本当に・・・医者だったんだ・・・」
wwwまだ疑っとったんかいwww
黒崎「なんだ、疑っていたのか?」
彩香「だって・・・」
チンピラから助けてくれたことには感謝しているけど、強引に家に連れてきたり、無理やりキスしたり・・・。
言動ひとつとっても、とても本当の医者とは思えないでしょ・・・。
黒崎「フン、まあいい。俺はこれから病院だ。部屋はオートロックだから鍵の必要はない。お前もとっとと準備しないと遅刻するんじゃないのか?」
そう言い残し、さっさと部屋を出て行ってしまう。
慌てて時計を見ると、あと1時間で出社時間だ。
彩香「嘘!!急がなきゃ・・・って、ここ、どこ!?車で連れてこられたから全然わかんないし!!」
身だしなみを整え、急いで部屋を出る。
ちょうど通りがかった人に場所を聞いてみると、それほど会社から離れていない場所でホッとした。
(それにしても・・・あの人、区役所に行ってみろって言ってたよね・・・?)
会社に行かないといけないのはわかってるけど、どうしても彼の言葉が気になった。
(私が戻ってくるって、自信満々な態度だったし・・・これはやっぱり、ちゃんと調べておいた方がいいよね)
悩んだ結果、私は有休を使って会社を休み、区役所に向かってみることにした。
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区役所で戸籍謄本を手にする。
そこに記載されている事実・・・。
私は、驚きで頭が真っ白になってしまった。
戸籍謄本を見ると、私の戸籍は両親の戸籍から抜かれ・・・黒崎諒と婚姻関係にあることになっている。
つまり・・・。
(あの人、私に無断で婚姻届を出していたってこと!?一体いつの間に・・・)
私は携帯を取り出し、黒崎さんの番号に電話をかけてみる。
でも、何度かけてもつながらない。
こんなこと・・・絶対に普通じゃない。
会ったばかりで何も知らない人と結婚、だなんて・・・。
彼は一体何を考えてるの?
(ひょっとして本当に私の臓器が必要だったり・・・?)
嫌な想像に、身体がブルッと震えた。
ともかく、きちんと会って説明をしてもらわないと。
私はいてもたってもいられず、黒崎さんの勤務先である佐和総合病院へと向かった。
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彩香「あの、外科の黒崎先生にお会いしたいんですが・・・。私、小野原彩香と申します」
受付嬢「アポイントはお取りですか?」
彩香「いえ、でも・・・急ぎの用件なんです」
受付嬢「・・・大変申し訳ありませんが、お約束のない方のお取次はできないことになっております」
病院の受付で、黒崎先生に会わせてほしいと頼んでみるけど、まったく取り合ってもらえなかった。
(何かの営業だと思われたのかな・・・大病院だし、そういうのも多そうだもんね。でも、どうしよう・・・電話も全然つながらないし・・・)
村瀬冬太「お姉さん、ひょっとして黒崎先生を探してるの?」
途方に暮れていると、高校生ぐらいの男の子が近づいてきた。
www立ち絵が全然高校生に見えないんですがwww
ニコニコと私に声をかけてくる。
彩香「えっ!?どうして?」
村瀬冬太「さっき受付で黒崎先生がどうとか言ってたからさ。俺、居場所知ってるかも」
彩香「ほんと!?」
村瀬冬太「うん、たぶんこの時間だったら屋上にいるんじゃないかな~?おいでよ、俺、案内してあげる」
少年に手招きされ、私は彼と一緒にエレベーターに乗り込んだ。
屋上に着くと、少年の言った通り、黒崎さんがフェンスにもたれかかって缶コーヒーを飲んでいた。
私の顔を見ると驚いたように身を起こす。
黒崎「・・・どうやってここに来たんだ?」
www白衣に萌える(*´ω`*)www
私の隣に少年がいるのに気が付くと、眉を寄せる。
黒崎「なぜお前がここにいる?」
村瀬冬太「そんな怖い顔しないでよ。せっかくお客さんを連れてきてあげたのにさ」
黒崎「・・・用が済んだら、さっさと帰れ」
村瀬冬太「わかったってば。じゃあね、お姉さん。またね~」
彩香「あ、うん、案内してくれてありがとう」
少年はひらひらと手を振って去っていく。
後に残されたのは、私と彼のふたりだけだった。
黒崎「戻ってくるとは思っていたが・・・病院まで来るとはな」
1:大事なことだから
2:ごめんなさい、つい・・・←
3:仕方ないじゃない
彩香「ごめんなさい、つい・・・。区役所に行って、驚いてそのまま・・・」
勢いで来てしまったが、仕事場に押しかけるなんて確かに非常識だったかもしれない。
黒崎「・・・どんだけ素直なんだ、お前」
黒崎さんは目を細め、ククッと笑いをもらした。
彩香「区役所に行って戸籍を見てきたけど・・・私、あなたと結婚したことになってた。これってどういうこと?」
黒崎さんは私の腕を引くと、シーツの影へと誘い込んだ。
四方がシーツに囲まれ、まるで狭い部屋にふたりきりで閉じ込められてしまったようだ。
彩香「な、なにするっ・・・んんっ」
驚く私を抱き寄せ、黒崎さんはあらがう隙もないほど、素早い動作で唇を重ねてくる。
巧みな口づけに思わず流されそうになってしまう。
ふと、われに返ると、私は彼の胸を力いっぱい突き飛ばした。
彩香「誤魔化さないでください」
黒崎「こんな誰が来るともわからない場所で、大声でわめくなよ」
冷たい笑顔で言うと、私の腕をつかんでエレベーターに乗り込んだ。
連れて行かれたのは、黒崎さんの事務所だった。
席を勧められ、私はおとなしくそこに座った。
黒崎「お前を買うと言っただろう。あの金は契約金・・・そうだな、結納金だと思えばいい」
彩香「そんな無茶な・・・一体どうして!?」
黒崎「お前の身体が欲しい・・・そう言ったのを忘れたか?」
彩香「・・・いきなり見ず知らずの私と結婚だなんて・・・何か理由があるんでしょう?それを教えてください!」
黒崎「それはお前が知らなくていいことだ。婚姻関係を解消したいなら、今すぐに5000万円を用意しろ。できないなら、おとなしく俺の嫁になることだな」
wwwよろこんで(´ω`*)www
彩香「そ、そんな・・・」
今すぐ5000万を用意するなんて、できるはずがない。
それにしても、どうしてわざわざ私の借金を肩代わりしてまで結婚なんて・・・。
それに、いつの間に婚姻届を出したんだろう・・・。
わからないことだらけで、頭はどんどん混乱していく。
黒崎「今日からよろしくな、奥様?」
戸惑う私と裏腹に、黒崎さんは愉快そうにそう笑う。
そして、私にタワーマンションのカードキーを差し出した。
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白衣って・・・イイね!!!(〃∇〃)
俺様キャラは基本キライなんですが、黒崎先生はイケ契の中で一番好きなキャラです。
でも黒崎先生って・・・俺様だったっけか?(笑)