【一〇八恋星☆水滸伝】呉用後伝 第九章 第一話~第五話 | andante cantabileーまなみんの別カレ日記ー

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こんばんは!



毎日暑さにやられっぱなしのまなみんです!!



ほんっと、暑いの苦手なの・・・(><;)



さて、とにかくヒロインちゃんがうざい呉用後伝ですwww


今さらながらレポを始めたことを後悔してますwww


まあ、最後まで頑張りますがwww


ネタバレです!




*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆




郁里「おはようございます!」



みんなが広間に集まっていると聞いた私は、笑顔で声をかけた。



林冲「郁里ちゃん!」



部屋に入るなり、林冲さんがこちらへ笑顔でやってきた。

他のみんなも、つられて集まってくる。


wwwああ、ちやほやされに来たのねwww



林冲「もう、大丈夫なの?」

郁里「はい、ご心配をおかけしました」



調練中に力を使いすぎて倒れてしまった私は、昏々と二日間も眠り続けていたらしい。


www二日も爆睡とは、ウラヤマシイwww



史進「起きていても平気なのか」

郁里「体はとっても元気なんです。ちょっと寝すぎて、背中が痛いくらいで」

史進「・・・心配して損した」



そうは言ったものの、史進さんの目は笑っている。



林冲「でも、びっくりしたよ。郁里ちゃんからの伝達が切れたと思ったら、変な音が頭に響いたんだ」

史進「ああ」

呂方「もしかしたらその音は・・・姐御が危険なときの合図なのかもしれないな」

阮小五「でも、近くにいないと、助けにも行けませんね」

林冲「そういや、史進には聞こえた?」

史進「何をだ」

林冲「その変な音が響いたあと、何か声が聞こえただろ」

史進「いや、俺は何も聞いていない」

林冲「じゃあ、オレだけしか聞いていないのか」

李俊「動揺して、空耳でも聞いたんじゃねぇか?」

史進「それは、あるうるな」

林冲「・・・そういう史進のほうこそ、『原に何があった!?』って、オレとの勝負中に走り去っちゃったくせに」

李俊「くーっくっく、かわいいとこあるじゃねぇの、シシンクン」

史進「なっ!・・・」


李俊さんのからかうような声色に、広間がどっと沸いた。

でも、その次の瞬間、シンと静まり返る。

気づくと、みんなの視線が私の背後に集まっていた。

振り向くと、そこには呉用さんがいた。



(・・・?なんだろう、この空気・・・)


イジメみたいで、すっごい気分悪いシーン(-""-;)



突如ピンと張りつめた空気に、面食らってしまう。



呉用「郁里、支度ができたら、行くぞ」

林冲「行くってどこへ?」

呉用「決まっているだろう、調練だ」

馬麟「お待ちください!」



馬麟さんが立ちあがり、呉用さんに詰め寄る。



馬麟「郁里さんは病み上がりの体です。調練はまだ早いのでは・・・!」

呉用「方臘との戦は待ってくれない。しかし、私も郁里の意見は尊重したいと思っている。どうする、郁里。調練に行くか?」



呉用さんの問いかけに、私は小さく頷いた。



馬麟「郁里さん、ご無理は禁物です」

郁里「いえ・・・この前、倒れたことで、自分の限界がだいたいわかりました。ですから、今度は大丈夫だと思います」

呉用「・・・では、行こう」



呉用さんが背を向け、歩き出す。

私も黙ってそれに続いた。

背中に痛いほどの視線を感じながら・・・。




*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:




(なんだったんだろう、みんなのあの感じ・・・)



呉用さんの後ろを歩きながら、首をひねる。



(ものすごく敵意のある視線を投げかけられていたような・・・)


郁里「あの、呉用さん・・・」

呉用「なんだ?」

郁里「私が眠っている間に、何かあったんですか?」

呉用「・・・別に何も」

郁里「なんだか・・・みんなの様子がおかしかったような気がするんですけど」

呉用「何もなかった。だが・・・ひとつわかったことがある」

郁里「?」

呉用「君は・・・ずいぶんと皆から・・・愛されている・・・ということがわかったのです」


www敬語www


(え?呉用さんが、敬語に・・・)


郁里「私が・・・ですか?」

呉用「ええ、宋江様と同じ。いえ、それ以上かもしれません」


www圧倒的に女が少ないから、そうなっちゃうだけでしょwww


郁里「別に、そんなことは・・・」

呉用「少し、妬けて・・・しまっただけですッ!」


wwwかーわーいーいー(≧▽≦)www



そう言うと、呉用さんはさっさと歩き出す。



(・・・・・も、もう一度、今の言葉言って欲しいんだけど・・・無理、だよね)



向けられた背中。

やはり照れているようで、耳が赤くなっているのがわかった。




*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:




郁里「今回は、どのような調練なんですか?兵のみなさんの姿が見えませんけど・・・」



私と呉用さんは馬に乗り、山中へと出た。

天気がよくて、気分がいい。



呉用「実は、今日は郁里の乗馬の練習をしようと・・・」

郁里「えっ?」

呉用「戦に出なくても、馬に乗り慣れていないと、いざというときに困るからな」


(それって・・・呉用さん、最初から調練って言うのは口実で、本当は、ただ外に連れ出してくれるつもりだったんじゃ・・・そういえば、広間にいた隊長格の人たちは、調練って聞いても動こうとしなかった。それって、もともと調練の予定なんてなかったってことだよね、きっと)



じっと呉用さんの横顔を見つめる。



呉用「なんだ?」

郁里「呉用さんは素直じゃないな、と思って」


何様だぁー!!ヽ(`Д´)ノ


呉用「・・・うるさい」



呉用さんが少し顔を赤くして目を逸らした。



(素直に言えば、みんなももっと慕ってついてきてくれると思うんだけどな。どうしてそうしないんだろう)


呉用「調練のほうがよかったか?」



ぶっきらぼうに尋ねられる。



郁里「いえ、乗馬の方がいいです」

呉用「それはよかった」

郁里「二人だけで過ごせますし」

呉用「・・・・・」



躍起になって不機嫌そうに振舞う呉用さんに、思わず笑みをこぼしてしまう。



(でも本当に、こうやって呉用さんと二人きりで出かけるなて久しぶり・・・)



喜びをかみしめながら、馬を進めていたときだった。

突然、馬の落ち着きがなくなった。



郁里「どうしたの?落ち着いて、しーっ、大丈夫」



馬を落ち着かせるように、ポンポン、と背筋を撫でた。

けれど、馬は首を振って後ずさりしてしまう。



(一体、何に怯えているの?)



馬の動揺が私にも伝わってくる。



郁里「呉用さ・・・」



異変を伝えようとしたその瞬間だった。

荒々しい馬の蹄の音、そして、殺気が体を刺す。



郁里「な・・・っ!」



私と呉用さんは、いつの間にか覆面の男たちに囲まれていた。



呉用「・・・・・」



呉用さんが私をかばうようにして前に出た。



呉用「・・・山賊か」

山賊「へぇ、随分と察しがいいじゃねぇか。なら、話は早いな。金目のものと、その女を渡してもらおうか」



殺気に満ちた男の目に鳥肌が立つ。



(以前の私には、わからなかったかもしれない。でも、梁山泊のみんなと一緒に過ごした今ならわかる・・・この人、ものすごく強い・・・)



背中に冷たいものが走り、手のひらが汗ばむ。



呉用「郁里」

郁里「は、はい」

呉用「私がこいつらを引きつける。その間に逃げろ」



1:嫌です

2:呉用さんは?

3:私も戦います←



郁里「私も戦います」

呉用「何を言って・・・」

郁里「調練だと聞いていたので、剣も佩いているし、少しぐらいなら・・・」



手が震えていた。

それでも、少しでもいいから、呉用さんの力になりたかった。



山賊「何、ごちゃごちゃ話してんだ!さっさと、女を置いていけっつってんだろうが」



頭らしい男が声をあげたのと同時に、他の男たちが剣を抜いた。



呉用「・・・・・っ」



早速斬りかかってきた男の剣を、呉用さんが受ける。



山賊「女を奪っちまえば、こっちのもんだ!」

呉用「郁里っ!」



男と私の間に、呉用さんがかばうようにして体を滑り込ませる。



山賊「・・・見たとこ、あんたの剣の腕はイマイチだな。さっさと身を引いたほうが、いいんじゃねぇか?」

呉用「引き際ぐらいは、わきまえているつもりだ」

山賊「だったら、さっさと引いてもらいたいもんだね!」



そう言いながら、男が呉用さんに斬りかかる。

何度かの攻撃はしのいだけれど・・・。



呉用「ぐ・・・っ!」



呉用さんの体を剣が裂く。

そのまま、呉用さんは馬から転げ落ちた。



郁里「呉用さんっっっ!!!」



私は慌てて馬から降り、呉用さんの傍に駆け寄った。



郁里「呉用さん!呉用さん!呉用さんっっ!」

呉用「・・・馬鹿ッ。君まで馬から降りてどうするんだ。早く、逃げろ!」

郁里「そんな・・・呉用さんを置いて逃げるわけにはいきません!」



呉用さんの体を抱き起す。



(ずいぶん血が出てる。このままじゃ・・・)


山賊「どきな、お嬢さん。その男の息の根を止めてから、お嬢さんのことは丁重にもてなすからよ」

郁里「嫌です、どきません・・・」



ぎゅっと呉用さんの体を抱きしめた。

意識が遠のいていっているのがわかる。



(こんなときこそ・・・)



ぎゅっと目を閉じ、祈る。



(誰か・・・誰か、助けて!)



その瞬間、胸がカーッと熱くなる。

驚いて目を開けると、胸元の印が光り、辺りは光に包まれていた。



郁里「あっ・・・つっ・・・!」



まばゆいほどの光。

思わず、目を閉じる。

そして、私の意識は徐々に遠のいていった。



(呉用さん・・・どうか・・・)




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よく倒れる女だねwww


熱中症には気をつけないと←違