こんばんは!
毎日暑さにやられっぱなしのまなみんです!!
ほんっと、暑いの苦手なの・・・(><;)
さて、とにかくヒロインちゃんがうざい呉用後伝ですwww
今さらながらレポを始めたことを後悔してますwww
まあ、最後まで頑張りますがwww
ネタバレです!
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郁里「おはようございます!」
みんなが広間に集まっていると聞いた私は、笑顔で声をかけた。
林冲「郁里ちゃん!」
部屋に入るなり、林冲さんがこちらへ笑顔でやってきた。
他のみんなも、つられて集まってくる。
wwwああ、ちやほやされに来たのねwww
林冲「もう、大丈夫なの?」
郁里「はい、ご心配をおかけしました」
調練中に力を使いすぎて倒れてしまった私は、昏々と二日間も眠り続けていたらしい。
www二日も爆睡とは、ウラヤマシイwww
史進「起きていても平気なのか」
郁里「体はとっても元気なんです。ちょっと寝すぎて、背中が痛いくらいで」
史進「・・・心配して損した」
そうは言ったものの、史進さんの目は笑っている。
林冲「でも、びっくりしたよ。郁里ちゃんからの伝達が切れたと思ったら、変な音が頭に響いたんだ」
史進「ああ」
呂方「もしかしたらその音は・・・姐御が危険なときの合図なのかもしれないな」
阮小五「でも、近くにいないと、助けにも行けませんね」
林冲「そういや、史進には聞こえた?」
史進「何をだ」
林冲「その変な音が響いたあと、何か声が聞こえただろ」
史進「いや、俺は何も聞いていない」
林冲「じゃあ、オレだけしか聞いていないのか」
李俊「動揺して、空耳でも聞いたんじゃねぇか?」
史進「それは、あるうるな」
林冲「・・・そういう史進のほうこそ、『原に何があった!?』って、オレとの勝負中に走り去っちゃったくせに」
李俊「くーっくっく、かわいいとこあるじゃねぇの、シシンクン」
史進「なっ!・・・」
李俊さんのからかうような声色に、広間がどっと沸いた。
でも、その次の瞬間、シンと静まり返る。
気づくと、みんなの視線が私の背後に集まっていた。
振り向くと、そこには呉用さんがいた。
(・・・?なんだろう、この空気・・・)
イジメみたいで、すっごい気分悪いシーン(-""-;)
突如ピンと張りつめた空気に、面食らってしまう。
呉用「郁里、支度ができたら、行くぞ」
林冲「行くってどこへ?」
呉用「決まっているだろう、調練だ」
馬麟「お待ちください!」
馬麟さんが立ちあがり、呉用さんに詰め寄る。
馬麟「郁里さんは病み上がりの体です。調練はまだ早いのでは・・・!」
呉用「方臘との戦は待ってくれない。しかし、私も郁里の意見は尊重したいと思っている。どうする、郁里。調練に行くか?」
呉用さんの問いかけに、私は小さく頷いた。
馬麟「郁里さん、ご無理は禁物です」
郁里「いえ・・・この前、倒れたことで、自分の限界がだいたいわかりました。ですから、今度は大丈夫だと思います」
呉用「・・・では、行こう」
呉用さんが背を向け、歩き出す。
私も黙ってそれに続いた。
背中に痛いほどの視線を感じながら・・・。
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(なんだったんだろう、みんなのあの感じ・・・)
呉用さんの後ろを歩きながら、首をひねる。
(ものすごく敵意のある視線を投げかけられていたような・・・)
郁里「あの、呉用さん・・・」
呉用「なんだ?」
郁里「私が眠っている間に、何かあったんですか?」
呉用「・・・別に何も」
郁里「なんだか・・・みんなの様子がおかしかったような気がするんですけど」
呉用「何もなかった。だが・・・ひとつわかったことがある」
郁里「?」
呉用「君は・・・ずいぶんと皆から・・・愛されている・・・ということがわかったのです」
www敬語www
(え?呉用さんが、敬語に・・・)
郁里「私が・・・ですか?」
呉用「ええ、宋江様と同じ。いえ、それ以上かもしれません」
www圧倒的に女が少ないから、そうなっちゃうだけでしょwww
郁里「別に、そんなことは・・・」
呉用「少し、妬けて・・・しまっただけですッ!」
wwwかーわーいーいー(≧▽≦)www
そう言うと、呉用さんはさっさと歩き出す。
(・・・・・も、もう一度、今の言葉言って欲しいんだけど・・・無理、だよね)
向けられた背中。
やはり照れているようで、耳が赤くなっているのがわかった。
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郁里「今回は、どのような調練なんですか?兵のみなさんの姿が見えませんけど・・・」
私と呉用さんは馬に乗り、山中へと出た。
天気がよくて、気分がいい。
呉用「実は、今日は郁里の乗馬の練習をしようと・・・」
郁里「えっ?」
呉用「戦に出なくても、馬に乗り慣れていないと、いざというときに困るからな」
(それって・・・呉用さん、最初から調練って言うのは口実で、本当は、ただ外に連れ出してくれるつもりだったんじゃ・・・そういえば、広間にいた隊長格の人たちは、調練って聞いても動こうとしなかった。それって、もともと調練の予定なんてなかったってことだよね、きっと)
じっと呉用さんの横顔を見つめる。
呉用「なんだ?」
郁里「呉用さんは素直じゃないな、と思って」
何様だぁー!!ヽ(`Д´)ノ
呉用「・・・うるさい」
呉用さんが少し顔を赤くして目を逸らした。
(素直に言えば、みんなももっと慕ってついてきてくれると思うんだけどな。どうしてそうしないんだろう)
呉用「調練のほうがよかったか?」
ぶっきらぼうに尋ねられる。
郁里「いえ、乗馬の方がいいです」
呉用「それはよかった」
郁里「二人だけで過ごせますし」
呉用「・・・・・」
躍起になって不機嫌そうに振舞う呉用さんに、思わず笑みをこぼしてしまう。
(でも本当に、こうやって呉用さんと二人きりで出かけるなて久しぶり・・・)
喜びをかみしめながら、馬を進めていたときだった。
突然、馬の落ち着きがなくなった。
郁里「どうしたの?落ち着いて、しーっ、大丈夫」
馬を落ち着かせるように、ポンポン、と背筋を撫でた。
けれど、馬は首を振って後ずさりしてしまう。
(一体、何に怯えているの?)
馬の動揺が私にも伝わってくる。
郁里「呉用さ・・・」
異変を伝えようとしたその瞬間だった。
荒々しい馬の蹄の音、そして、殺気が体を刺す。
郁里「な・・・っ!」
私と呉用さんは、いつの間にか覆面の男たちに囲まれていた。
呉用「・・・・・」
呉用さんが私をかばうようにして前に出た。
呉用「・・・山賊か」
山賊「へぇ、随分と察しがいいじゃねぇか。なら、話は早いな。金目のものと、その女を渡してもらおうか」
殺気に満ちた男の目に鳥肌が立つ。
(以前の私には、わからなかったかもしれない。でも、梁山泊のみんなと一緒に過ごした今ならわかる・・・この人、ものすごく強い・・・)
背中に冷たいものが走り、手のひらが汗ばむ。
呉用「郁里」
郁里「は、はい」
呉用「私がこいつらを引きつける。その間に逃げろ」
1:嫌です
2:呉用さんは?
3:私も戦います←
郁里「私も戦います」
呉用「何を言って・・・」
郁里「調練だと聞いていたので、剣も佩いているし、少しぐらいなら・・・」
手が震えていた。
それでも、少しでもいいから、呉用さんの力になりたかった。
山賊「何、ごちゃごちゃ話してんだ!さっさと、女を置いていけっつってんだろうが」
頭らしい男が声をあげたのと同時に、他の男たちが剣を抜いた。
呉用「・・・・・っ」
早速斬りかかってきた男の剣を、呉用さんが受ける。
山賊「女を奪っちまえば、こっちのもんだ!」
呉用「郁里っ!」
男と私の間に、呉用さんがかばうようにして体を滑り込ませる。
山賊「・・・見たとこ、あんたの剣の腕はイマイチだな。さっさと身を引いたほうが、いいんじゃねぇか?」
呉用「引き際ぐらいは、わきまえているつもりだ」
山賊「だったら、さっさと引いてもらいたいもんだね!」
そう言いながら、男が呉用さんに斬りかかる。
何度かの攻撃はしのいだけれど・・・。
呉用「ぐ・・・っ!」
呉用さんの体を剣が裂く。
そのまま、呉用さんは馬から転げ落ちた。
郁里「呉用さんっっっ!!!」
私は慌てて馬から降り、呉用さんの傍に駆け寄った。
郁里「呉用さん!呉用さん!呉用さんっっ!」
呉用「・・・馬鹿ッ。君まで馬から降りてどうするんだ。早く、逃げろ!」
郁里「そんな・・・呉用さんを置いて逃げるわけにはいきません!」
呉用さんの体を抱き起す。
(ずいぶん血が出てる。このままじゃ・・・)
山賊「どきな、お嬢さん。その男の息の根を止めてから、お嬢さんのことは丁重にもてなすからよ」
郁里「嫌です、どきません・・・」
ぎゅっと呉用さんの体を抱きしめた。
意識が遠のいていっているのがわかる。
(こんなときこそ・・・)
ぎゅっと目を閉じ、祈る。
(誰か・・・誰か、助けて!)
その瞬間、胸がカーッと熱くなる。
驚いて目を開けると、胸元の印が光り、辺りは光に包まれていた。
郁里「あっ・・・つっ・・・!」
まばゆいほどの光。
思わず、目を閉じる。
そして、私の意識は徐々に遠のいていった。
(呉用さん・・・どうか・・・)
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よく倒れる女だねwww
熱中症には気をつけないと←違