【一〇八恋星☆水滸伝】呉用後伝 第八章 第十一話~第十五話 | andante cantabileーまなみんの別カレ日記ー

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大好きゲームのプレイ日記です。

モ○ゲーなどのソーシャルや、月額登録アプリなど、節操無しで乙女ゲームを食い散らかしてます。

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こんばんは!



明日からの仕事が、ほんっと憂鬱で仕方がないまなみんです!!



だって・・・楽しくないんだもん・・・←仕事だから当たり前



さて、乙女ゲームなのに、少しも甘さがない呉用さん後伝レポです。


まあ、やたらイチャイチャしまくる某後伝よりマシですがwww


それでは、いつも通りネタバレで。




*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆




夜も更けたころ、私はそっと呉用さんの部屋に入った。

まるで、忍び込むように・・・。


wwwまるでどころか、間違いなく忍び込みですわwww



(・・・呉用さん、眠ってる・・・よね)



呉用さんが何を考えてるのか、どうしても知りたかった。

馬麟さんのおかげで、みんなが少しは妥協できると思えるところまでは来た。



(でも・・・本当に大切なことはまだ話してもらっていない気がする。朝廷の言うことを聞くのはなぜなの?梁山泊をどうしたいの?それに・・・呉用さんにとって一番大切なものは・・・?)



聞いても答えてくれないことくらいは分かっている。



(だったら、強引にでも知るしかないじゃない。私には、そうするだけの力が備わっているんだから)


www正気の沙汰とは思えないwww



私は悩んだ末、呉用さんの夢を覗くことに決めた。



(夢を覗き見るなんて、よくないことだとは分かってる。だけど、これはみんなのためでもあるんだから・・・ごめんなさい、呉用さん・・・)


最低な女。こんな嫌な女がヒロインとか、あり得んし(-""-;)



眠る呉用さんの体にそっと触れようとしたときだった。



郁里「きゃ・・・っ」



突然、手首を握られ、そしてそのまま、布団の上に押し倒される。



郁里「ご、呉用さん・・・っ。起きてたんですか?」

呉用「君が入ってきたときに、目が覚めた。しかし、こんな夜中に何しに来た?」

郁里「・・・・・」

呉用「黙っているということは・・・質問に答えたくないということか」



そう言うと、呉用さんは私の首筋に唇を寄せた。



郁里「ご、呉用さん!?」

呉用「こうすれば、言いたくなるかと思ったんだが?」



呉用さんの唇が私の首筋を伝う。



郁里「やっ!」

呉用「やめてほしければ、何をしに来たのか、言いなさい」



意地悪く微笑む呉用さんの手が動く。

その手に体が意志とは関係なく反応してしまう。



(ご、呉用さん・・・!?)



いつになく大胆な呉用さんの行動に、私は戸惑いつつも抗うことができない。



(あ・・・だめ・・・このままじゃ・・・っ!)



頭の中で、このまま呉用さんに翻弄されてしまえと囁く声を押さえこみ、必死で声を張った。



郁里「ご、呉用さんの、考えていることが知りたかったんです・・・っ」

呉用「・・・考え、だと?」

郁里「呉用さんがどういうつもりで、反乱軍を鎮圧しようと思っているのか・・・一体、梁山泊のことをどう考えているのか」

呉用「それで・・・夢を覗こうとしたという訳か」



コクリと頷く。


wwwもう別れちゃえよ、こんな女www←プレイヤーとしてはバッドエンド


呉用さんがそっと私の頬を撫でた。

とたんに、膨大な量の情報が頭に流れ込んでくる。



郁里「っ・・・!」



あまりの情報量に、脳が対応しきれなくなり、吐き気が襲ってくる。

そんな私を見て、呉用さんが手を離した。

その途端、頭の中がクリアになる。



(一度に、あんなにたくさんのことを考えられるの?)



激しい動悸に苦しみながら胸をおさえていると、呉用さんは微笑しながら少し遠くを見た。



呉用「眠りながら、戦略を考えていた。私が考えているのは、梁山泊のことだけではない。しかし、私が望むことは、この国が平和であること。それだけだ」

郁里「反乱軍討伐は、朝廷でも梁山泊でもなく、民衆の平和のためなんですね」

呉用「そのとおりだ・・・皆には理解してもらえないが・・・な」


・°・(ノД`)・°・呉用さーん!


(呉用さんも、いろいろ悩んでいるんだ。当たり前だよね・・・ここにいるたくさんの人たちの命を、その手に預かっているんだから・・・)


www今頃それを言うのかwww


郁里「ここにいる人たちみんなが、より良い方向に進めることを願っている。そういうことですか?」

呉用「・・・ああ。そのためには、梁山泊はもっと強くなければならない。そして、強くなるためには・・・君の力が必要だ」

郁里「私の・・・?」

呉用「ああ。郁里、私に・・・梁山泊に力を貸してくれないか?」



呉用さんのその言葉を受けて、私は呉用さんについて調練に参加することになった。




*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:




(調練とは言っても、林冲さんと史進さんの隊が討ち合うのを、呉用さんと一緒に離れたところにある高台から見下ろすだけだとは思わなかったな)


郁里「あっ、あそこで史進さんの隊が崩れて・・・」

呉用「よくわかったな。あのように態勢が崩れた場合、状況をいち早く判断し指示を出さなければ、被害が拡大する恐れがある。それに、これまでの伝令だと、途中で途絶えることがあった。伝令として走ったものが、襲われたり、やむをえない事故に遭ったりする場合があるからな。しかし、郁里の力を使えば、遠方との連携もとりやすくなる」


(つまり、無線とか携帯とかの代わりみたいな感じかな・・・)



呉用さんの話を聞いて、私は勝手にそう解釈した。



呉用「では、今から史進軍に指示を出す。これから言うことを、史進隊の者のみに伝達してほしい」

郁里「わかりました。やってみます」



そう思って、気合を入れて始めてみたものの・・・。



(まずい・・・目の前がクラクラしてきた)



そろそろ調練が始まって、二時間くらい経っただろうか。

だんだん膝に力が入らなくなってきた。



呉用「大丈夫か、郁里」



1:少し休みたい

2:大丈夫です←

3:もう少しだけ・・・



郁里「大丈夫です」

呉用「知っているか、郁里。君は嘘を言うときは無理して笑顔を作る」

郁里「・・・・・!」


(もっと体力もつけなきゃダメだな。明日から、毎朝ジョギングでもしようかな・・・)


www余計に体を痛めるパターンwww



そんなことを考えていたときだった。



(・・・っ!)



不意に視界がぐにゃりとゆがんだ・・・。




*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:




【呉用から見た景色】




安道全「うぅむ・・・」



寝台に横たわる郁里を見つめ、安道全が首をひねった。



李逵「どうなんだよ、おっちゃん!姉ちゃんは大丈夫なのか!?」



調練中に郁里が倒れた。

そのことで梁山泊の人間たちはわずかに狼狽の色を見せていた。



安道全「命に別状はないと思うんだが・・・なぜ意識を失っているのかがわからん」

李俊「でもまあ、大方、力の使いすぎだろ」

呉用「・・・・・」



その場にいた者たちの視線が呉用に集まる。



李逵「姉ちゃんに無理をさせて、死んだりでもしたらどうすんだよ!」


wwwほんっとにバカだなwww


呉用「・・・・・」

李逵「おまけに、姉ちゃんは先生にとって大事な人なんだろ!?なのに、なんで倒れるまでがんばらせんだよ!」

呉用「恋人かどうかは関係ない」

李逵「え?」

呉用「ここにいる者は等しく戦う者。郁里も例外ではない」

李俊「なんだよ、それ・・・」

呉用「使えるものはとことん使う。勝つために手段は選ばない」

李逵「本気で言ってんのか、先生!」



李逵が呉用の胸元を掴んだ。



李逵「もっと大切にしてやれよ!あんた、人としてどうかしてんじゃねえのか!?」


それはお前だー!!゚・゚*・(゚O゚(☆○=(`◇´*)o


李俊「やめろ、デカブツ」



今にも殴りかかりそうな李逵を、李俊が制した。



李俊「お前が殴りゃ、軍師ドノなんてすぐに壊れちまうぞ」

李逵「一回壊して、組み立て直しゃいいんだ!そうすりゃ、もうちょっと優しい人間になれんじゃねえのか!?」



そう言い捨てると、李逵は呉用の胸ぐらから手を離し、部屋から出ていく。

他の者たちもそれに続く。



馬麟「呉用先生・・・」



一人残った馬麟が口を開いた。



馬麟「なぜ、あのような言い方を?あれでは、反感を買うのは当然かと」

呉用「・・・・・」



私は黙ったまま、濡らした手拭いを郁里の額に乗せた。



馬麟「先生は、一体、何をお考えなのです?」

呉用「私が考えているのは、梁山泊とこの国の行く末だけだ」

馬麟「・・・最近、郁里さんを通じて伝わってくる、呉用先生の心の内。これも、呉用先生の本心なのですか?」

呉用「変なことを聞くのだな。郁里の力は、私の意志にかかわらず、心の内を皆に伝えてしまう。制御が効くなら、とっくにそうしている。そうすれば、皆に私の恥ずかしい頭の中を覗かれずにすむからな」

馬麟「私は今、冗談を言っているわけではありません」

呉用「私は大真面目に話しているが?」

馬麟「私には・・・呉用先生のことがわかりません」

呉用「それでいいんだ。君は、君自身の考えに従って動け。いちいち私に伺いを立てたり、私の考えに従ったりする必要はない。学ぶべきところだけを学び、そして、皆の力になってやってくれればいい。この前の発言は・・・なかなかよかったと思うぞ」



そう言いながら、馬麟に視線を移す。

一瞬、目が合った。



馬麟「先生に褒めていただけて・・・嬉しいです」



それだけ言うと、馬麟は部屋を出て行った。

やっと一人になることができ、私は眠る郁里に視線を落とした。



呉用「・・・すまない。もう少し早く、休ませるべきだった。それは、わかっていたことだったのに・・・」



力なく横たわる郁里が愛おしてくてたまらない。

このまま彼女を連れ出して、どこか二人だけの場所に行けたら・・・。

しかし、それは決して許されることではなかった。



呉用「君が戻れる方法・・・そろそろわかりそうだ」




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李逵もたいがいウザイな~


てか、どこまで呉用さんを悪者扱いしたらいいねんヾ(。`Д´。)ノ