【一〇八恋星☆水滸伝】呉用後伝 第二章 第一話~第五話 | andante cantabileーまなみんの別カレ日記ー

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こんばんは!



ジャニーズは関ジャニ∞までしかわからない、まなみんです!!



あんまりテレビ見ないおばちゃんなもので・・・すみません(汗)



さて、三次元のイケメンより二次元のイケメンの話ですよっと。


水滸伝のレポはサクサク進むなぁ~


ネタバレ!!




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ごく近くから馬麟さんに見つめられて、少し緊張してしまう。



(馬麟さんって、本当に綺麗な顔立ち、してるな・・・肌も綺麗だし・・・そういえば、女装した呉用さんとちょっと似てるかも・・・・・って、何を考えてるんだか、私ってば)



そう思っている間にも、馬麟さんはじっと私を見つめている。



郁里「な、なんですか?」



少し自分から体をそらしつつ、問い返す。



馬麟「呉用先生がおっしゃられたとおりの女性だと思いまして」

郁里「呉用さんが私について、何か言ってたんですか?」

馬麟「あまりご自身のことを話される方ではありませんが、一度、酒の席で郁里さんについて話してくださいました。その時の呉用先生と言ったら・・・」



意味ありげに馬麟さんが微笑んだ。



郁里「と言ったら?」


wwwもったいつけるなよwww


馬麟「それは・・・」

???「・・・馬麟」



振り返ると、呉用さんがムッツリとした様子で立っていた。



呉用「私の名前が聞こえたような気がしましたが?」

馬麟「ええ、先生は本当に素晴らしい方だ、と」

呉用「・・・なぜ楽しそうなのですか」


www敬語www


(あれ・・・)



呉用さんの話し方に違和感を覚える。



(呉用さん、敬語になってる?えっ・・・)


馬麟「先生の話は、楽しいですよ」


(馬麟さんってソツがないと言うかなんというか・・・)



呉用さんとのやりとりを見ていて、思わず少し感心してしまう。



呉用「・・・まあ、いいでしょう。このあと時間はありますか、馬麟」

馬麟「はい」



急に馬麟さんと呉用さんの表情が引き締る。



呉用「郁里、今日は戻るのが遅くなる」

郁里「あ、はい・・・」



それだけ告げると、呉用さんと馬麟さんは部屋から出て行った



(きっと、仕事の話だよね。今夜ぐらい、呉用さんとお話しできなくても、我慢しないと・・・)





でもそれは、今夜だけ、では済まなかったのだった・・・。




*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:




あの宴の日から数日後・・・。

私はひとり、呉用さんの部屋で帰りを待っていた。



(あの日から、ずっと帰りが遅い・・・)



最初は、馬麟さんと何か話し合いでもしているのだろう、と思っていた。

でも、毎日のように明け方まで帰って来ず・・・。

そして、翌日はみんなと同じように早朝から仕事に励んでいる。



(最近では話をすることすらままならない・・・)



会えない日が続き、私は少し気持ちが落ち込んでいた。



(おやすみなさい、だけでも言えれば・・・)



そんなことを考えながら、もう何時間も呉用さんを待っていた。



(きっと、大変なんだなあ、お仕事・・・)



夜も更け、寒さが募ってきた。

そんな中、私はつい、うとうとしてしまい・・・。



???「郁里・・・?」

郁里「・・・・・っ!呉用さん!」



目の前に呉用さんの姿を見つけ、立ち上がる。



呉用「どうしてここに・・・」

郁里「最近、顔を見る時間もなかったので。せめて、おやすみなさいだけでも言えたらと思って・・・」

呉用「ああ・・・そうか・・・」



ため息まじりに言う呉用さんはひどく疲れているように見えた。



郁里「呉用さん・・・?少し顔色が悪いんじゃ・・・」



呉用さんの額に手を伸ばす。



呉用「・・・・・」



しかし、ふいっとその手を避けられてしまう。



呉用「今日はもう眠りたいんだが・・・いいかな」

郁里「は、はい・・・おやすみなさい」



呉用さんの言葉に押し出されるようにして、私は部屋を出た。



(額に手を触れようとしたとき、避けられたような・・・気のせい、だよね・・・)




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???「・・・原・・・原っっ!」

郁里「は、はい!」



突然、呼び止められて、ハッとする。



郁里「あ、史進さん・・・と林冲さん・・・。どうかしたんですか?」

史進「どうかしたのかは、原のほうだろう」

林冲「湖に身投げでもするつもりだったの?」



林冲さんがそう言うと、史進さんが前を見ろ、というふうに顎をしゃくる。



郁里「・・・・・!」



目の前は湖。

それも、あと一歩踏み出せば落ちてしまうような、ギリギリのところに私は立っていた。



林冲「散歩しているだけかと思って見ていたんだけど、どうも様子がおかしいから、呼び止めちゃった」

郁里「あ・・・ありがとうございます」



湖から一歩下がり、それから林冲さんたちにお礼を言う。



(いくらなんでも・・・ぼーっとしすぎた)


郁里「お二人は命の恩人です・・・」

史進「それはともかく・・・何かあったのか?顔に覇気がないな。呉用殿と喧嘩でもしたのか」


wwwアナタの口からそんな言葉が出るとはwww


郁里「そ、そういうわけでは・・・」

林冲「史進・・・直接的すぎるよ・・・」

史進「遠まわしに聞いても、面倒なだけだろう。こいつに婉曲した言い方が通じるとも思えぬ」


wwwボロクソかいwww


(・・・ばっさりだなあ)


林冲「でもさ、こういうのは繊細な問題なんだから」

郁里「ありがとうございます。平気です」

林冲「・・・本当に?何か悩みがあるんだったら聞くよ?」

郁里「大丈夫です。悩みはありますが、自分で解決しなければならないことだから」

史進「・・・・・」



史進さんがじっと私の顔を見る。

それから懐をさぐり、何かを取り出した。



郁里「これは・・・?」

史進「菓子だ。顧大嫂にもらったんだが、俺は甘いものは食わん。お前にやる」

郁里「あ、ありがとうございます」

林冲「ずるいよ、史進。一人でカッコつけちゃって。じゃあ・・・オレからはこれ」



林冲さんが近くにあった野花を手折り、私の髪にさしてくれた。



林冲「元気、出して」

郁里「・・・・・はい」



林冲さんと史進さんの優しさが心にしみた。

でも・・・。




*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:




翌日・・・。

少しでも気持ちを落ち着かせようと考えた私は、広場で剣を振ることにした。


wwwなんでそうなるのかwww



(前に林冲さんが・・・剣を握り、集中しているうちに、雑念は消えていくって言ってた・・・)



今の私が追い払いたいのは、まさにその雑念だ。


wwwでもアナタは武人ではないでしょwww


剣を握り、深呼吸をしたその時・・・。



???「おやおや、お嬢ちゃん」



背後から聞き覚えのある声が響いて、振り返る。



郁里「李俊さん・・・」

李俊「へえ・・・兵に混じって剣の稽古を受けているとは聞いていたが、本当だったんだな」

郁里「はい・・・今日は自主練なんですけど」


www部活かwww


李俊「・・・じしゅれん?ひとり稽古みたいなもんか」

郁里「あ、はい。それです」

李俊「おう、俺の勘もなかなかだな」



冗談っぽく笑う李俊さん。

しかし・・・私は笑顔を作ることさえできなかった。

そんな私の顔を、李俊さんはじっと見つめてきた。



李俊「んなメンドくさいこと、よくやる気になるもんだ」

郁里「李俊さんは稽古なんてしなくても、十分強いからいいじゃないですか・・・」

李俊「・・・まあそりゃそうだ。あの口うるさい軍師に、励めと脅されてるのなら・・・かわいそうだから慰めてやろうかと思ってね」



不意に呉用さんの話題が出てドキッとしてしまう。

それを追い払うかのように、私は剣を振った。



李俊「そりゃダメだな、お嬢ちゃん。そんな剣の振り方じゃ・・・」



李俊さんが背後から私を抱きしめるようにして、剣の指導を始める。



李俊「腕はこうだ。顎はもう少し引いて・・・腰は落とすんだよ」



さわっと、李俊さんの大きな手が私の腰に触れる。



李俊「そう、そんな感じだ。なかなか、飲み込みが早いじゃねえか」



李俊さんが私の耳元で囁くようにして言った。



(教えてもらえるのは嬉しいんだけど、でも・・・)



そんなふうに困惑していると・・・。



???「そこの水バカ!」



凛とした声が広場に響いた。

そちらに視線を移すと・・・。



李俊「・・・げっ」



無敵の李俊さんが及び腰になる。

なぜかこの人はその女性・・・扈三娘さんが苦手みたいで・・・。



扈三娘「昼間っから何してんだい。水中でしか能のない親分は」


(相変わらず李俊さんには口の悪い・・・)


李俊「・・・ってめえ、見りゃわかるだろうが。お嬢ちゃんにな、手とり足とり剣の稽古を・・・」

扈三娘「それにしちゃ、随分と目つきがイヤらしかったねえ。下心ってのは、ちゃんと隠すから下心なんだよ。あんたのはダダ漏れじゃないか」


wwwダダ漏れwww


李俊「ちっ・・・うるせえ女だ」

扈三娘「郁里ちゃん、こんなスケベ鉢巻はほっといて。いらっしゃいな。剣なら私が稽古をつけてあげるよ」

李俊「なっ・・・!」


(り、李俊さんを、スケベ扱いできるのって・・・梁山泊でもこの人だけなのでは・・・)



そう言うと、扈三娘さんがさっさと歩き出した。

固まる李俊さんに向かって軽く会釈をし、扈三娘さんの後を追う。



扈三娘「元気がないのは・・・呉用さんのせい、だね?」



李俊さんから離れると、扈三娘さんが振り返り、口を開いた。



1:わかりますか?

2:違います

3:呉用さんは悪くない←



郁里「呉用さんは悪くないんです」

扈三娘「つまり、呉用さんが悪いわけじゃないけど、落ち込んでいる原因は呉用さん・・・ってことだね?」

郁里「うっ・・・」



的確に現状を言い当てられて、返す言葉もない。



扈三娘「とりあえず、軍師が原因だってのはわかった。で・・・アタシでよかったら、詳しく話してみない?」




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すっげー眠い・・・


オヤスミナサイ☆