こんばんは!
ジャニーズは関ジャニ∞までしかわからない、まなみんです!!
あんまりテレビ見ないおばちゃんなもので・・・すみません(汗)
さて、三次元のイケメンより二次元のイケメンの話ですよっと。
水滸伝のレポはサクサク進むなぁ~
ネタバレ!!
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ごく近くから馬麟さんに見つめられて、少し緊張してしまう。
(馬麟さんって、本当に綺麗な顔立ち、してるな・・・肌も綺麗だし・・・そういえば、女装した呉用さんとちょっと似てるかも・・・・・って、何を考えてるんだか、私ってば)
そう思っている間にも、馬麟さんはじっと私を見つめている。
郁里「な、なんですか?」
少し自分から体をそらしつつ、問い返す。
馬麟「呉用先生がおっしゃられたとおりの女性だと思いまして」
郁里「呉用さんが私について、何か言ってたんですか?」
馬麟「あまりご自身のことを話される方ではありませんが、一度、酒の席で郁里さんについて話してくださいました。その時の呉用先生と言ったら・・・」
意味ありげに馬麟さんが微笑んだ。
郁里「と言ったら?」
wwwもったいつけるなよwww
馬麟「それは・・・」
???「・・・馬麟」
振り返ると、呉用さんがムッツリとした様子で立っていた。
呉用「私の名前が聞こえたような気がしましたが?」
馬麟「ええ、先生は本当に素晴らしい方だ、と」
呉用「・・・なぜ楽しそうなのですか」
www敬語www
(あれ・・・)
呉用さんの話し方に違和感を覚える。
(呉用さん、敬語になってる?えっ・・・)
馬麟「先生の話は、楽しいですよ」
(馬麟さんってソツがないと言うかなんというか・・・)
呉用さんとのやりとりを見ていて、思わず少し感心してしまう。
呉用「・・・まあ、いいでしょう。このあと時間はありますか、馬麟」
馬麟「はい」
急に馬麟さんと呉用さんの表情が引き締る。
呉用「郁里、今日は戻るのが遅くなる」
郁里「あ、はい・・・」
それだけ告げると、呉用さんと馬麟さんは部屋から出て行った
(きっと、仕事の話だよね。今夜ぐらい、呉用さんとお話しできなくても、我慢しないと・・・)
でもそれは、今夜だけ、では済まなかったのだった・・・。
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あの宴の日から数日後・・・。
私はひとり、呉用さんの部屋で帰りを待っていた。
(あの日から、ずっと帰りが遅い・・・)
最初は、馬麟さんと何か話し合いでもしているのだろう、と思っていた。
でも、毎日のように明け方まで帰って来ず・・・。
そして、翌日はみんなと同じように早朝から仕事に励んでいる。
(最近では話をすることすらままならない・・・)
会えない日が続き、私は少し気持ちが落ち込んでいた。
(おやすみなさい、だけでも言えれば・・・)
そんなことを考えながら、もう何時間も呉用さんを待っていた。
(きっと、大変なんだなあ、お仕事・・・)
夜も更け、寒さが募ってきた。
そんな中、私はつい、うとうとしてしまい・・・。
???「郁里・・・?」
郁里「・・・・・っ!呉用さん!」
目の前に呉用さんの姿を見つけ、立ち上がる。
呉用「どうしてここに・・・」
郁里「最近、顔を見る時間もなかったので。せめて、おやすみなさいだけでも言えたらと思って・・・」
呉用「ああ・・・そうか・・・」
ため息まじりに言う呉用さんはひどく疲れているように見えた。
郁里「呉用さん・・・?少し顔色が悪いんじゃ・・・」
呉用さんの額に手を伸ばす。
呉用「・・・・・」
しかし、ふいっとその手を避けられてしまう。
呉用「今日はもう眠りたいんだが・・・いいかな」
郁里「は、はい・・・おやすみなさい」
呉用さんの言葉に押し出されるようにして、私は部屋を出た。
(額に手を触れようとしたとき、避けられたような・・・気のせい、だよね・・・)
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???「・・・原・・・原っっ!」
郁里「は、はい!」
突然、呼び止められて、ハッとする。
郁里「あ、史進さん・・・と林冲さん・・・。どうかしたんですか?」
史進「どうかしたのかは、原のほうだろう」
林冲「湖に身投げでもするつもりだったの?」
林冲さんがそう言うと、史進さんが前を見ろ、というふうに顎をしゃくる。
郁里「・・・・・!」
目の前は湖。
それも、あと一歩踏み出せば落ちてしまうような、ギリギリのところに私は立っていた。
林冲「散歩しているだけかと思って見ていたんだけど、どうも様子がおかしいから、呼び止めちゃった」
郁里「あ・・・ありがとうございます」
湖から一歩下がり、それから林冲さんたちにお礼を言う。
(いくらなんでも・・・ぼーっとしすぎた)
郁里「お二人は命の恩人です・・・」
史進「それはともかく・・・何かあったのか?顔に覇気がないな。呉用殿と喧嘩でもしたのか」
wwwアナタの口からそんな言葉が出るとはwww
郁里「そ、そういうわけでは・・・」
林冲「史進・・・直接的すぎるよ・・・」
史進「遠まわしに聞いても、面倒なだけだろう。こいつに婉曲した言い方が通じるとも思えぬ」
wwwボロクソかいwww
(・・・ばっさりだなあ)
林冲「でもさ、こういうのは繊細な問題なんだから」
郁里「ありがとうございます。平気です」
林冲「・・・本当に?何か悩みがあるんだったら聞くよ?」
郁里「大丈夫です。悩みはありますが、自分で解決しなければならないことだから」
史進「・・・・・」
史進さんがじっと私の顔を見る。
それから懐をさぐり、何かを取り出した。
郁里「これは・・・?」
史進「菓子だ。顧大嫂にもらったんだが、俺は甘いものは食わん。お前にやる」
郁里「あ、ありがとうございます」
林冲「ずるいよ、史進。一人でカッコつけちゃって。じゃあ・・・オレからはこれ」
林冲さんが近くにあった野花を手折り、私の髪にさしてくれた。
林冲「元気、出して」
郁里「・・・・・はい」
林冲さんと史進さんの優しさが心にしみた。
でも・・・。
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翌日・・・。
少しでも気持ちを落ち着かせようと考えた私は、広場で剣を振ることにした。
wwwなんでそうなるのかwww
(前に林冲さんが・・・剣を握り、集中しているうちに、雑念は消えていくって言ってた・・・)
今の私が追い払いたいのは、まさにその雑念だ。
wwwでもアナタは武人ではないでしょwww
剣を握り、深呼吸をしたその時・・・。
???「おやおや、お嬢ちゃん」
背後から聞き覚えのある声が響いて、振り返る。
郁里「李俊さん・・・」
李俊「へえ・・・兵に混じって剣の稽古を受けているとは聞いていたが、本当だったんだな」
郁里「はい・・・今日は自主練なんですけど」
www部活かwww
李俊「・・・じしゅれん?ひとり稽古みたいなもんか」
郁里「あ、はい。それです」
李俊「おう、俺の勘もなかなかだな」
冗談っぽく笑う李俊さん。
しかし・・・私は笑顔を作ることさえできなかった。
そんな私の顔を、李俊さんはじっと見つめてきた。
李俊「んなメンドくさいこと、よくやる気になるもんだ」
郁里「李俊さんは稽古なんてしなくても、十分強いからいいじゃないですか・・・」
李俊「・・・まあそりゃそうだ。あの口うるさい軍師に、励めと脅されてるのなら・・・かわいそうだから慰めてやろうかと思ってね」
不意に呉用さんの話題が出てドキッとしてしまう。
それを追い払うかのように、私は剣を振った。
李俊「そりゃダメだな、お嬢ちゃん。そんな剣の振り方じゃ・・・」
李俊さんが背後から私を抱きしめるようにして、剣の指導を始める。
李俊「腕はこうだ。顎はもう少し引いて・・・腰は落とすんだよ」
さわっと、李俊さんの大きな手が私の腰に触れる。
李俊「そう、そんな感じだ。なかなか、飲み込みが早いじゃねえか」
李俊さんが私の耳元で囁くようにして言った。
(教えてもらえるのは嬉しいんだけど、でも・・・)
そんなふうに困惑していると・・・。
???「そこの水バカ!」
凛とした声が広場に響いた。
そちらに視線を移すと・・・。
李俊「・・・げっ」
無敵の李俊さんが及び腰になる。
なぜかこの人はその女性・・・扈三娘さんが苦手みたいで・・・。
扈三娘「昼間っから何してんだい。水中でしか能のない親分は」
(相変わらず李俊さんには口の悪い・・・)
李俊「・・・ってめえ、見りゃわかるだろうが。お嬢ちゃんにな、手とり足とり剣の稽古を・・・」
扈三娘「それにしちゃ、随分と目つきがイヤらしかったねえ。下心ってのは、ちゃんと隠すから下心なんだよ。あんたのはダダ漏れじゃないか」
wwwダダ漏れwww
李俊「ちっ・・・うるせえ女だ」
扈三娘「郁里ちゃん、こんなスケベ鉢巻はほっといて。いらっしゃいな。剣なら私が稽古をつけてあげるよ」
李俊「なっ・・・!」
(り、李俊さんを、スケベ扱いできるのって・・・梁山泊でもこの人だけなのでは・・・)
そう言うと、扈三娘さんがさっさと歩き出した。
固まる李俊さんに向かって軽く会釈をし、扈三娘さんの後を追う。
扈三娘「元気がないのは・・・呉用さんのせい、だね?」
李俊さんから離れると、扈三娘さんが振り返り、口を開いた。
1:わかりますか?
2:違います
3:呉用さんは悪くない←
郁里「呉用さんは悪くないんです」
扈三娘「つまり、呉用さんが悪いわけじゃないけど、落ち込んでいる原因は呉用さん・・・ってことだね?」
郁里「うっ・・・」
的確に現状を言い当てられて、返す言葉もない。
扈三娘「とりあえず、軍師が原因だってのはわかった。で・・・アタシでよかったら、詳しく話してみない?」
*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:
すっげー眠い・・・
オヤスミナサイ☆