【一〇八恋星☆水滸伝】短命二郎・阮小五ルート 第十章 第六話~第十話 | andante cantabileーまなみんの別カレ日記ー

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攻略記事を検索して来られた方は、「徒然日記」の「!注意!」という記事に目を通してください!!

こんばんは!



インフルエンザ後、なんかすっきりしないまなみんです!!



なんか、そのまま風邪引いちゃった感じ(笑)



それでは阮小五ルートばんばん進めちゃいますよ~


ネタバレ!!




*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆




戴宗「・・・・・・」

郁里「・・・・・・」



ニヤリと笑った戴宗さんと目が合い、嫌な予感がする。



郁里「あ、あの・・・」

戴宗「子猫ちゃん、可愛くなったな」



まるで顔が沸騰したように赤くなり、すぐさま顎を掴む手を払った。

そんな私を見て、戴宗さんが勝ち誇った顔をする。



戴宗「褒めてんだぜ?」

郁里「そんな褒め言葉は結構です!で、では、失礼しますっ!」



私は戴宗さんに背中を向けると、その場から走り去った。



(もう、私っては、こんな反応するから、余計に面白がられてるんじゃない。そういえば、ここの人たちってみんな言葉がストレートだよね。特に、阮小五くんが・・・)


郁里「・・・・・・」


(ほんと、小娘みたいに、ドキドキした・・・)



思い出しただけで、また顔が熱くなり、心拍数があがる。



(そう言えば、戦が始まるって聞いてから、阮小五くんとゆっくり話していないな。・・・そうだ!戴宗さんの話からすると、今すぐ戦が本格的になるわけでもなさそうだし、今夜は、阮小五くんに食事を作ってあげよう)



私はそう思いつくと、安道全先生のいる幕舎へ急いだ。




*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:




私は、安道全先生に許可をもらってから、阮小五くんの持ち場へと向かった。



郁里「どうかな?私が作るから、一緒にご飯を食べようよ」

阮小五「郁里さんが作ってくれるんですか?」


wwwそう言うてるやんwww


郁里「うん。あ・・・でも、ご馳走は出来ないよ」

阮小五「郁里さんの手作りってだけで、ご馳走ですよ。でも・・・せっかくだから、一緒に作りましょうか」

郁里「一緒に?阮小五くんって料理できるの?」

阮小五「言ったでしょう?僕は元々漁師なんですよ。魚料理なら任せてください。もちろん、漁も」

郁里「そうか。それじゃ、今日はお魚料理にしようか」

阮小五「では、少々ここで待っててくれますか?ちょっと僕、獲ってきますから」


www気軽にwww


郁里「えっ!?今ここで?」

阮小五「はい。これを使えばすぐです」



阮小五くんは、いつも持っている棒を取り出した。



郁里「それって戦うときに使う武器じゃないの?」

阮小五「もちろん、そのときにも使うんですが。これは・・・ほら、仕込み棒なんですよ。これで魚を突くんです」



阮小五くんが棒の先を取ると、そこから大きな槍の先のような刃が出てきた。



郁里「それは・・・銛?」

阮小五「はい、少し大きめの魚を獲る時に使います。では行ってきますね」

郁里「うん。行ってらっしゃい」



私が手を振ると、阮小五くんはすぐに水の中に飛び込み、あっという間に潜っていった。



郁里「・・・・・・」


(静かだな・・・そう言えば、阮小五くんって随分長い時間、水の中に潜っていられるけど、どれぐらい潜っていられるんだろう・・・)



いくら待っても上がってこない阮小五くんに、不安がよぎる。



(まさか・・・また水の中に敵がいたってこと、ないよね?)



私は慌てて水辺に立ち、阮小五くんを探した。



郁里「阮小五くん?」



湖面はピクリとも波打たない・・・。

不安が大きくなってくる。



郁里「阮小五くんっ!返事してっ!」



すると、水の中から血のようなものが浮かんできて、ゆっくりと湖面を赤く染めた。



(まさか・・・!)



必死になって水の中を覗いていると、岸から少し離れた水面に大きな波紋が生まれ、その中央から阮小五くんが顔を出した。



阮小五「お待たせしました。美味そうなのが獲れましたよ!」



阮小五くんが仕込み棒を掲げた。

すると、その先には見たことのない大きな魚が刺さっていた。



郁里「よかった・・・」



私は安堵で全身の力が抜け、その場に座り込んでしまった。



阮小五「郁里さん!?どうしたんですか?」



阮小五くんは慌てて水から出て、私のもとへ駆け寄ってきた。



郁里「う、ううん。大丈夫。私が勝手に勘違いして、勝手に心配しただけだから」

阮小五「心配?」

郁里「だから・・・無事ならいいや」


wwwとんだ茶番だなwww


阮小五「・・・・・・」

郁里「え、っと・・・お魚、すごく大きくておいしそうだね」

阮小五「え、え。さっそくさばいて料理しましょう」



こうして私と阮小五くんは、厨房に向かうことにした。




*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:




郁里「わあ、すごい」



阮小五くんの見事な包丁さばきに、思わず歓声をあげる。



郁里「・・・・・・・」

阮小五「な、なんですか。そんなに見られると、恥ずかしいです」

郁里「だって本当に見事なんだもん」

阮小五「小さな頃から散々やってますからね。阮家ではこれくらい、皆お手の物なんですよ」

郁里「実家が漁師なの?」

阮小五「ええ。うちは家族全員で漁師でした。僕の父も、兄も弟も」

郁里「阮小五くんって兄弟がいたの?」


www水軍にいるじゃんwww


阮小五「あれっ、言っていませんでしたか?実は僕、三人兄弟の真ん中なんです・・・」



初めて聞く事実に、興味津々な顔で阮小五くんを見つめる。



阮小五「僕の生い立ちなんかに、興味あるんですか?」

郁里「うん、すごく」

阮小五「うーん、あんまり面白くないですよ。それに、聞けば僕を軽蔑するかもしれない」

郁里「そんなこと、絶対にない」


wwwなぜ言い切れるwww


阮小五「でも、少しだけですよ」

郁里「うん」



阮小五くんは、んっ、と喉を鳴らして、昔話を始めた。



阮小五「僕には兄の阮小二と弟の阮小七がいて、その昔は、それはもう・・・酷い荒くれ者でした」


(そう言えば、李俊さんも、阮小五くんは荒くれ者だったって言ってた。今の阮小五くんからは、想像できない)


阮小五「三人で、毎日毎日、酒や賭博、喧嘩ばかりしていて、みんなからやっかい者と、怖がられていたんです」

郁里「・・・そうなんだ」



1:見てみたかった←

2:信じられない

3:嘘でしょ?



郁里「荒くれ者の阮小五くんか。ちょっと・・・見てみたかったな」

阮小五「ええっ!?や、止めてくださいよ。本当に悪かったんですから」

郁里「だから見てみたいの。言ったでしょ?阮小五くんのことなら何でも知りたいの」

阮小五「参ったな・・・でも、ありがとうございます。過去も肯定してもらえるのって、ちょっと嬉しいですね」


何も知らないから言えるだけだと思うけどね~


郁里「じゃあ・・・随分と変わったんだね」

阮小五「入れ替えましたから、心。小二と小七の二人は今でも相変わらず、ですが・・・それでも梁山泊に入る前よりは、大人しくなったかな。・・・何せあの頃は、まじめに生きれば生きるほど、損をしたような気分になる世の中でしたから」



阮小五くんが、懐かしそうに笑った。

その笑顔が胸に突き刺さる。


(李俊さんが言ってた・・・っけ)


郁里「阮小五くんが立ち直ったのって・・・扈三娘さんがきっかけ?」

阮小五「なぜ・・・それを?僕、飲み比べの話しかしていませんよね?」

郁里「・・・李俊さんに」

阮小五「お、親分が!?もう・・・あの人はいつも余計なことを・・・」

郁里「・・・・・・」

阮小五「あ、でも、扈三娘さんとのことがあったからこそ、郁里さんの話を信じられたというか、恨みを許すことを、ただの理想論だと思わずに済んだというか・・・」

郁里「あ・・・そうか。今の扈三娘さんは、元敵だった梁山泊を許している。そして自分で憎しみの連鎖を断ち切ったんだよね」
阮小五「ええ。とてもすごい人です。僕は、あの人を尊敬しています」

郁里「うん。私もだよ。強くて優しくて、憧れる。大好き」

阮小五「だい・・・好き・・・ですか。それは僕もです」

郁里「え?」

阮小五「いえ、扈三娘さんではなく・・・その・・・」

郁里「・・・・・・」


しらける流れ(  ̄っ ̄)



沈黙と緊張が流れて、阮小五くんの目が熱を帯びた。


www林冲あたり、現れないかなwww


そして、阮小五くんの口が、何かを言おうとする。



阮小五「・・・郁里さん」

郁里「・・・あれ?なんか焦げ臭い?」

阮小五「え?ええっ!本当だっ」



我に返った阮小五くんが、慌ててお鍋に向かう。

そんな背中を見て、私は小さくため息をついた。



郁里「・・・・・・」


(もっと・・・阮小五くんの気持ちを聞きたい。もっと・・・阮小五くんに触れたい。もっと・・・阮小五くんに私の気持ちを伝えたい。でも・・・・・・戦の前に、阮小五くんに余計な負担はかけたくない)


阮小五「郁里さん、大丈夫そうですよ。おいしそうだ!ほら!」



阮小五くんが振り向いて、煮えたお魚を見せてくれた。



郁里「本当、いい香り・・・おいしそう!」

阮小五「・・・・・・」


(いつ戦が始まってもおかしくない今、私の気持ちなんて伝えるべきじゃない。でも、全てが終わった時には、その時には・・・私の気持ち、伝えても・・・いいかな?)


阮小五「さあ、味はどうかな・・・いただきましょうか!」

郁里「うん」



料理を並べ、食事を始めようとしたとき・・・。



ジャーン・・・ジャーン・・・



耳をつんざくような銅鑼の音が響いた。



郁里「な、何?」

阮小五「これは・・・敵襲の銅鑼!」




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今、PCに突っ伏して眠ってしまってましたwww


ほっぺに変なあとがついてるわwww