【一〇八恋星☆水滸伝】短命二郎・阮小五ルート 第八章 第一話~第五話 | andante cantabileーまなみんの別カレ日記ー

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こんばんは!



お昼に回転寿司を食べ過ぎちゃったまなみんです!!



もうね・・・太るのはあっという間だよね・・・(涙)



それでは阮小五レポ第八章に突入で~す。


ネタバレ!!ツッコミあり!!




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阮小五「郁里さん・・・あなたの言う『戦のない世界』は、こんなに優しい光で溢れているんですか?」

郁里「溢れてる・・・とは言い切れないけれど、確かに存在はすると思う」

阮小五「・・・見て、みたいな・・・」



私は無意識に阮小五くんの顔に手を伸ばし、そのまま胸元に引き寄せた。

そして、印に顔を押し付けるようにして抱きしめる。



郁里「・・・見える、かな?」

阮小五「わかりません。でも・・・すごく暖かくて・・・心が穏やかになる」

郁里「うん。きっとそれが・・・阮小五くんの目指す世界なんだと思う・・・」



阮小五くんの腕が私の体に回って、そのままそっと抱きしめた。

穏やかな光が、更に大きくなって、まるでその中に溶けていくような感覚に包み込まれる。



阮小五「・・・・・・」


(このまま、二人で元の世界に帰れたら、阮小五くんはこれ以上傷つかなくても済むのかな・・・)



ぼんやりとそんなことを考えたときだった。



バタンッ



突然、扉が大きな音をたてて開いた。



呂方「じゃまするぜー・・・・・・・・え?」

阮小五「あ・・・・・・」

郁里「・・・・・呂方、くん?」


wwwwwwwwww


呂方「え・・・あー・・・・・と」



呂方くんは、私たちを見て、一瞬ぽかんとした後、手をポンッと打った。



呂方「・・・失礼っ!思い出し用事があった!」

阮小五「っ!それを言うなら『用事を思い出した』だろっ!」



私は慌てて部屋を出て行こうとする呂方くんを呼び止めた。



郁里「ちょ、ちょっと呂方くん。行かなくていいよ」

呂方「いや、おれ、思い出し用事が・・・」


wwwまだ言うかwww


阮小五「・・・」

郁里「・・・阮小五くんが心配で様子を見に来たんでしょ?ほら、入って。ね、阮小五くん?」

阮小五「あ、はい」

呂方「んじゃ・・・ちょっとだけな。邪魔して悪かったな、阮小五」

阮小五「謝るなよ・・・ますます恥ずかしいじゃないか」



阮小五くんが照れくさそうに視線をそらした。

私は、赤くなっている顔を誤魔化すように、呂方くんにお茶を入れる。



呂方「なんだよ、思ったより元気そうじゃん」

阮小五「元気で悪かったね」

呂方「ま、それでももうしばらくは大人しくしてなきゃダメなんだろ?」

郁里「うん。傷はそんなに深くなかったんだけど、出血がひどかったみたいで。でも、休めばよくなるって安道全先生が言ってた」



私は、二人にお茶を渡してから、すぐ横に座った。



呂方「そっか。じゃ、お前はゆっくり休んでろ。その間に、おれたちがちゃーんと曾家をぶっつぶしてやるから」

阮小五「曾家を・・・」



呂方くんの言葉に、阮小五くんの顔が曇った。

そして、湯飲みに視線を落としたまま、口を開く。



阮小五「なあ、呂方・・・君は、平和な世の中が約束されれば、仇敵を許すことができるかい?」

呂方「・・・・・・」



阮小五くんの質問に、呂方くんが私を見た。

そして、ほんの少しだけ宙を見てから、大きく息を吐く。



呂方「んー、まあ、本当の本当、確実に平和が来るなら考えてやってもいいけど」

阮小五「けど?」

呂方「曾家はダメだ。あいつらだけは、潰さなきゃならねえ。平和とか考えんのは、その後だ」

阮小五「・・・そう、だね」



阮小五くんは、小さくうなずいてからお茶を口に運んだ。

何かを悩んでいるようなその表情に、不安がよぎる。



阮小五「あ、そうだ。郁里さん、親分を呼んできてもらえませんか?」

郁里「親分って、李俊さん?」


wwwそれ以外に誰がwww


阮小五「ええ。そう言えば、僕、まだ親分に助けてもらったお礼を言ってなくて」

呂方「それなら俺が」

阮小五「呂方には別に頼みたいことがあるんだ。郁里さん、お願いできますか?」

郁里「うん。わかった。それじゃ、呂方くん。阮小五くんのこと、お願いね」



私は呂方くんに頼むと、部屋を後にした。




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【阮小五から見た景色】




扉が閉まって、呂方と二人きりになる。



呂方「下手な芝居しやがって。で、なんだよ」

阮小五「え?」

呂方「どうせ李俊どののことは、姐御を追い出すための口実だろ。わざわざそうしてまで、おれにしたい話ってのはなんだ?」

阮小五「まったく、君には敵わないな」

呂方「長い付き合いだからな。それで?」

阮小五「・・・・・・」

呂方「・・・あれか?敵を・・・曾家や史文恭を許せるかって話か?」

阮小五「ああ」

呂方「しっかし、姐御もおかしなことを言い出すよな」

阮小五「どうして郁里さんが言ったって知ってるんだ?」

呂方「おれたちも聞いたんだ。お前がまだ目を覚ます前。呉用先生に呼び出された後、だったかな」

阮小五「それで、呂方は何て答えたの?」

呂方「さっきと同じさ。無理だって」

阮小五「・・・本当に無理なことなのかな」

呂方「?」

阮小五「彼女は、郁里さんは気づいている。それが無理なことじゃないって。その確かな証拠が、梁山泊には存在しているって」

呂方「・・・阮小五。おれは言ったはずだ。曾家は別物だ。あいつらは・・・仇だ。晁蓋どのの!仇なんだよっ!!!」

阮小五「・・・・・・」

呂方「そもそもお前がやられたのだって、奴らから仕掛けてきたんだろ?そんなあいつらが、改心するわけがねえ。なあ、阮小五。おれたちは降りかかった火の粉を払っているだけだ。違うか?」

阮小五「・・・そうだな。君の言うとおりだ」



呂方の言葉にうなずいた。



(呂方の言うことは間違いじゃない。むしろ、正論だろう。でも・・・でも僕は・・・あの、穏やかな光を知ってしまった)


呂方「まあ、お前は余計なことを考えず、しばらくはゆっくり静養しろ。で、話はそれだけか?だったらおれは戻るぜ」

阮小五「あ、もうひとつ。君に頼みがあるんだ」

呂方「・・・なんだよ」

阮小五「実は・・・・・」




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【郁里から見た景色】




阮小五くんに頼まれて、李俊さんを呼びに行く。



(水軍本部に行けばいいのかな?)



そう思い、身体の向きを変えたときだった。



李俊「おう、お嬢ちゃん。そんなに急いでどうしたんだ?」

郁里「あっ、ちょうどよかった。今、李俊さんを呼びに行こうとしていたんです」

李俊「俺を?なんだよ、阮小五から俺に乗り換えるってのかい?」


wwwそれはナイ(・∀・)www



1:無視する

2:そのとおりです

3:ありえません←



郁里「ありえません」

李俊「なんだよ、即答かよ。って、お嬢ちゃん。いつの間にそんなにあいつのこと・・・」

郁里「と、とにかく、阮小五くんが李俊さんを呼んでいるので、来ていただけますか?」

李俊「あの死にぞこないが、親分の俺を呼び出すほど、元気になったとはな。もしかして、お嬢ちゃんが接吻でもしてやったのか?」


www言うことがおっさんー!www


郁里「し、してません!」

李俊「なんだよ、それくらいしてやれよ。別に赤くなって否定することでもねえだろ」


(それもそうだけど・・・)


李俊「って言うか、阮小五からしてこないのか?」

郁里「し・ま・せ・ん!」

李俊「なんだよ、いくじのねえ男だな。俺だったら、目を覚ますと同時に、お前を押し倒すくらいするけどな」

郁里「李俊さんと一緒にしないで・・・」

李俊「黙れ」



李俊さんは、突然私を引き寄せると、怖い顔をしてそう言った。



(え・・・何・・・?)




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今回、呂方がちょっとかっこよかったwww