【一〇八恋星☆水滸伝】短命二郎・阮小五ルート 第七章 第十一話~第十五話 | andante cantabileーまなみんの別カレ日記ー

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こんばんは!



今、無性に甘いものが食べたいまなみんです!!



食べないけどね~www



では、阮小五レポの続きやりまっす♪



ネタバレ!!




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阮小五「郁里さん・・・僕が怖くないですか」



気がついた阮小五くんが、私の頬に触れながら心配そうな目をした。



郁里「私は・・・ずっと阮小五くんが目を覚ましてくれるのを待ってた」

阮小五「郁里さん・・・」

郁里「おかえり。阮小五くん」

阮小五「ただいま・・・それと・・・心配かけて、すみませんでした」



私の頬に触れていた阮小五くんの手が、背中の方へ移動し・・・そのまま抱き寄せられた。



郁里「・・・助けてくれて、ありがとう」

阮小五「郁里さんも、無事でよかった。あ・・・でも、僕が気を失っている間、何かありませんでしたか?呉用さんに尋問されたりとか・・・」


www見てたんかいwww


郁里「うん。でもね、大丈夫だった。扈三娘さんや呂方くんや、みんなが私のことを認めてくれて、宋江さんもわかってくれたから」

阮小五「扈三娘さんが?」

郁里「うん。考えてみれば、私、ずっと扈三娘さんに助けられてる。今度、ちゃんとお礼を言わなきゃね」

阮小五「そう・・・ですね」



阮小五くんが、ふと遠い目をした。



郁里「どうしたの?」

阮小五「いえ、ちょっと昔のことを思い出しまして」

郁里「昔のこと?」

阮小五「ええ。実は昔、扈三娘さんとは色々ありましてね・・・」




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【阮小五から見た景色】




郁里「扈三娘さん?」



うっかり口に出た言葉に、郁里さんがきょとんとした。



(他の女性の話なんて、しない方がよかったのかな。でも、郁里さんには、僕のこと・・・それと、扈三娘さんとのあの事も知っていて欲しい)



僕は、何でもない顔を装い、ごく普通の昔話をするように、話を始めた。



阮小五「元々、扈三娘さんは僕らの・・・梁山泊の敵の一員だったんです。その敵軍が負けたとき、彼女は降伏して梁山泊に入山することになりました」

郁里「そうだったんだ・・・」

阮小五「考えてみれば、命を助けられたとはいえ、身内をすべて殺されたんです。きっと・・・辛かったはずですよね・・・」



僕は、あの頃のことを思い出していた。




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敵軍とはいえ、見事な戦いぶりと裏表のない性格、必ずや梁山泊の力になるであろうと、梁山泊のみんなは扈三娘さんを歓迎した。

けれど、彼女はなかなか僕らと馴染もうとせず・・・彼女の歓迎の宴が開かれたあの夜も、どこかツンケンとした態度を取り続けていた。


www当たり前だろうwww



扈三娘「・・・アタシに気安く触るんじゃないわよ」

林冲「おっと!」



酌をしようとした林冲さんの手を、扈三娘さんが払い、酒瓶が音をたてて割れた。



林冲「あー、もったいない。お酒は貴重なんだよ。大切にしなきゃ」

扈三娘「そんなに大事なら、床に零れた酒でも舐めてな」



扈三娘さんが、床に零れた酒を蹴った。

跳ね上がった滴が、林冲さんの顔にかかる。



林冲「・・・・・・」

阮小五「テメエ、林冲さんに何しやがる!」



当時の僕はまだ入山したばかりで、荒れていた。

そして、一部始終を見ていた僕は、我慢しきれなくなって扈三娘さんに掴みかかったのだ。



扈三娘「なんだよ、このチビ!」


wwwNGワードwww


林冲「止めろよ、二郎」



林冲さんが呆れたように僕を制した。

それでも、僕の怒りは収まらなかった。



阮小五「何言ってるんスかっ!こういうオンナは、最初に締めておかねえと、後々調子に乗りやがる。いいか!テメエはこれからこの梁山泊で世話になるんだ。少しは感謝しやがれ」


wwwまるで別人だねwww


扈三娘「何言ってんだい。アタシだって好き好んでこんな所にいるわけじゃない。アンタらが・・・この男がアタシの家族を皆殺しにしたからじゃないか。そんなヤツの酌なんて、死んでも受けるかっ!」

林冲「まあ・・・それはそうかもしれないんだけど」



林冲さんが首をすくめた。

でも、それ以上何かを言う素振りは見せない。



(直接扈三娘さんと戦い、勝った林冲さんは、それなりに責任を感じているんだろう。だったら僕が言ってやる)



僕は更に扈三娘さんに言い寄った。



阮小五「そっちこそ何を言ってやがんだ。そもそも梁山泊を攻めてきたのはそっちだろうが!俺たちはそれを返り討ちにしたまでだ」

林冲「だから二郎、もう止めておけって」

呂方「放っておけばいいよ、林冲どの。とことんやらせておけばいいじゃないか。もし、収拾がつかなくなったら、おれがなんとかするから。それに、阮小五は荒くれ者だけど・・・馬鹿じゃない」

林冲「・・・へえ、認めてるんだね」

呂方「よせやい!そんなんじゃねえよ!」

林冲「はいはい。じゃ、二郎。いくら強くても相手は女の子なんだから、ほどほどにね」



林冲さんは、僕の頭をくしゃりとしてから、その場を去った。



扈三娘「で、やるのかい?チビ」

阮小五「望むところだ」



僕と扈三娘さんは、その場でにらみ合った。




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阮小五「・・・・・・・・」

扈三娘「・・・・・・・・」

呂方「やべえよ。二人とも完全に目が座ってる」

林冲「互いに手を出さなかったのは・・・まあ、大人だ・・・よ。そこまではよかったけど・・・ここまで泥酔されるとね・・・」



僕と扈三娘さんは、いつの間にか飲み比べをしていたらしい。


www「らしい」って、記憶ないんかいwww



阮小五「今は戦の世・・・だろぉがあっ・・・命をよぉ・・・拾ってもらっただけでも・・・ありがたいと思えぇっ!」

扈三娘「うる・・・さいんだよっ・・・家族、全てを、失って・・・女一人で・・・生きていく辛さが・・・男のォォォっ・・・お前にっ・・・わかるかああっ!」



扈三娘さんが、耐え切れなくなったように泣き出した。

それは、さっきまで見せていた気性の荒い戦士ではなく、戦で傷ついたただの女。



阮小五「えっ・・・おい、ちょっと・・・」



その姿に、まるで頭から冷や水をかけられたように酔いが醒める。

そして僕は、床に突っ伏して、声をあげて泣く扈三娘さんを、ただただ見つめていた。




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【郁里から見た景色】




阮小五くんは遠くを見るような表情でそう話してくれた。



郁里「そっか。そんなことがあったんだね。だから扈三娘さんは、あんなにも私に優しくしてくれるんだ」

阮小五「きっと郁里さんの気持ちが痛いほどわかるんでしょう。彼女は、独りきりになる辛さを誰よりもよく知っているから・・・」


(だから扈三娘さんは、あんなに強いんだ。敵の中で、たった一人で・・・あれ?ってことは・・・)



私の中にふとあることが浮かぶ。

すると、その考えに共鳴するように、私の胸が熱を帯び始めた。



郁里「あれ・・・胸が、なんだか・・・熱い」

阮小五「・・・え?郁里さん、胸の印が・・・光って・・・る!」
郁里「え・・・どうして?」

阮小五「僕にもわかりません。でも何だか、何かに共鳴しているような」

郁里「共鳴?いったい何に?」



阮小五くんに言われてみれば、確かにあの光の玉の時と同じような気がした。

でも、今はあの光の玉は側にない。



(いったい何が起こっているの?)



私は阮小五くんを見た。

すると・・・。



阮小五「・・・・・」



阮小五くんは、今まで見たことのない穏やかな表情で、その光を見つめていた。



郁里「阮小五くん?」

阮小五「なんだか暖かい光ですね。まるで春の日差しのように柔らかで優しい・・・」



阮小五くんが、私の胸にそっと手を伸ばしてくる。

私は・・・。



1:身を引く

2:手を添える←

3:じっとしている



私は思わず阮小五くんの手に自分の手を添えた。



阮小五「郁里さん?」

郁里「触って・・・阮小五くん・・・」

阮小五「・・・いいんですか?」

郁里「・・・うん」


wwwなんかヤラシイなwww



私は阮小五くんにうなずくと、その手を自分の胸にそっと置いた。

阮小五くんが私の胸の印に触れた瞬間、光が更に大きくなり、私たちを優しく包み込んだ。



阮小五「これは・・・」




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昔の阮小五くんに一体なにがあったのかwww


いくらなんでも別人すぎるだろ(笑)