【一〇八恋星☆水滸伝】短命二郎・阮小五ルート 第七章 第六話~第十話(特別シナリオつき) | andante cantabileーまなみんの別カレ日記ー

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攻略記事を検索して来られた方は、「徒然日記」の「!注意!」という記事に目を通してください!!

こんにちは!



FF6とFF4ジ・アフター、どちらのアプリを落とそうか真剣に悩んでいるまなみんです!!



両方という選択肢はないのですwww



それでは阮小五レポの続きです~


ネタバレ!!




*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆



戴宗さんの馬鹿にした物言いに、私の中で何かが切れた。


www気持ちはわかるwww



郁里「止めてください!阮小五くんが大変な時なのに!」

戴宗「・・・落ち着けや」

郁里「笑えません。ふざけたこと言わないでっ!」



私は戴宗さんを睨みつけた。



戴宗「落ち着けって言ってんだろうが。お前が叫べばチビは意識を取り戻すのか。それとも、オレが奴の名誉を傷つけたとでもいうのか?いいか子猫。世の中、なるようにしかならないことってのもあるんだよ。お前さんがここに来たのも偶然なら、チビがこうなったのも偶然の積み重ねだ」


冗談を言うなら、時と場合を考えろってこっちは言ってんだよ(  ̄っ ̄)



その言葉に、私の顔は蒼くなった・・・。



(つまり・・・私がここに来たから・・・彼は今あんな目に・・・遭っているっていう・・・こと?)


wwwネガティブ発動www


戴宗「・・・な、わかっただろう。今、この状態ってやつは、誰のせいでもないんだよ。いつもどおりに振舞え。じゃなけりゃ・・・さすがのオレも、壁に穴の一つや二つ開けてやりたくなるってもんだ・・・」


(・・・戴宗さん・・・そっか、辛いのは私だけじゃないんだ・・・それなのに・・・私ったら・・・)


郁里「すみません・・・でした」


www別に戴宗に謝ることはないと思うwww


戴宗「・・・物分りのいい女は、嫌いじゃねえぜ」

宋江「あなたは・・・郁里さん、あなたはそこまで彼のことを・・・」

郁里「・・・取り乱してすみませんでした。でも、阮小五くんは、私のせいで生死の境を・・・」

戴宗「大丈夫だ。あいつは死にゃあしねえよ」

郁里「・・・どうしてそう言い切れるんですか?」



私はすがるような思いで、戴宗さんをじっと見つめた。



戴宗「チビを診ているのは、安道全だ。あの男はな、神の手を持つ、神医って言われてんだよ。あの医者に治せない病や怪我はねえ」

郁里「そう・・・なんですか」



戴宗さんの言葉に、安堵で全身の力が抜けていく。

思わず座り込みそうになった私を、宋江さんが支えてくれた。



宋江「大丈夫かい?」

郁里「はい・・・ありがとうございます」

宋江「では、あなたを監視した私たちの見解を簡潔に伝えよう」

郁里「・・・はい」



小さく深呼吸してから、宋江さんをじっと見つめた。



宋江「私たちは、あなたを間者ではないかと疑っていた。しかし、調査の結果、あなたに怪しいそぶりはなかった。監視はこれで取りやめる。・・・正直、皆の陳情も煩わしくてね」

郁里「皆の陳情?」

宋江「そう。先ほど話した扈三娘だけではない。李逵や呂方からもあなたに対しての陳情が届いている。郁里さんは敵ではない・・・というね」


(みんな・・・)


宋江「毎日相手をするのも、さすがに・・・ははは、頭を務める者がそんなことを言ってはいけないか」



戴宗さんの笑い声、宋江さんの言葉。

そして何より、みんなの気持ちに胸が熱くなる。



宋江「というわけで、今の君は自由だ。むしろ君には・・・阮小五を助けてやってほしい」

郁里「・・・はい」

宋江「頼んだよ」



私は宋江さんの笑顔にうなずき、部屋を後にした。




*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:




私が宋江さんの部屋を出ると・・・扈三娘さん、李逵さん、呂方くんが駆け寄ってきた。



扈三娘「郁里ちゃん、大丈夫だったかい?」

李逵「先生に酷く尋問されたりしなかったかい?」

呂方「鉄牛!呉用先生には先生のお考えがあるんだよ。でも・・・なんともないか?姐御」



みんなが心配そうな顔をして、私をのぞきこんでくる。

その表情を見ているだけで、涙が出そうだ。



郁里「大丈夫。みんなのおかげで、宋江さんもちゃんとわかってくれたから。ありがとう」

扈三娘「そうか。そりゃあよかった。それにしても・・・辛かっただろう」



扈三娘さんが、そっと私の肩を寄せ、優しく抱きしめた。



扈三娘「阮小五に関しては、アンタは何も悪くない。気にするんじゃないよ」

呂方「くそっ、曾家のやつらめ。梁山泊の縄張りでふざけた真似をしやがって。絶対に許さねえからな!」

扈三娘「・・・そうだね。このまま黙ってる訳にはいかないね」



呂方くんが意気込んで、それに扈三娘さんと李逵さんがうなずいた。

でも、そんなみんなと一緒に素直にうなずけない自分がいた。



(確かに曾家は私たちに、阮小五くんに酷いことをした。でも・・・)


また始まった!(-""-;)


扈三娘「どうしたんだい?何だか複雑そうな顔をしてるじゃないか」



扈三娘さんが私に気づいて、首をかしげた。



郁里「・・・え、あ・・・」

扈三娘「どうしたんだい?話してごらん」

郁里「あの・・・曾家だからって、ひとくくりにするのは、どうも違和感があって」

李逵「・・・・・?どういう意味だい」


www聞かない方がいいよwww


郁里「実は、私が史文恭に酷いことをされそうになった時・・・かばってくれたのは、私をさらった人だったんです」

呂方「・・・・・だから?」


www呂方の顔がコワイwww


郁里「だから、悪い人ばかりじゃないのかなって・・・」

呂方「甘えよ。どこまでお人よしなんだ、姐御」



呂方くんが呆れたため息をついた。



呂方「いいか?そいつが姐御をかばったのは、姐御のためじゃなくて、自分の都合だ。そんな、姐御が思ってるようないい話じゃねえ」

郁里「でも・・・私も阮小五くんも無事だったんだよ。わざわざ敵を倒すことはないんじゃないかな」

呂方「は?・・・おれ、姐御が何言ってんのかわかんねえ」


www私もわかんないwww


郁里「だから・・・そうして『やられたらやり返す』を続けていたら・・・恨みの連鎖は繋がり続ける。どこかでどちらかが許さないと」

扈三娘「・・・・・・」

李逵「・・・・・・」

呂方「恨みの・・・連鎖?」

郁里「そう。仇や恨みを晴らそうとばかりしていたら、いつまでたっても戦争はなくならないんだよ」

李逵「そりゃあ、姉ちゃんの言う通りかもしれねえけどよ・・・」

扈三娘「・・・アンタの言うそれは理屈なんじゃないのかい?」

郁里「それは阮小五くんにも言われました。それはただの理想論だって。でも・・・彼は考えてくれているの。彼なりに、悩んでくれている。だから・・・私は・・・ほんの少しでもいいから、みんなにも考えてもらいたいの」


てめえ・・・何様だーーーーー!!ヽ(`Д´)ノ


扈三娘「・・・・・・」

李逵「・・・・・・・・」

呂方「・・・・・・・・」



私の言葉に、三人共怪訝そうな顔をした。

その表情に、心が重くなる。



郁里「事情を知らないよそ者が生意気言ってごめんなさい。それじゃ、私、阮小五くんの看病に戻るね。それと、みんな、本当に色々ありがとう」



私は三人の視線に耐えられず、逃げるようにしてその場を後にした。




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扈三娘さんたちと別れて、医局に戻ってきた私は、阮小五くんの横に座り、その手を握った。



郁里「阮小五くん、私が言っていることって、おかしなことなのかな?」


おかしなことではないが、今のアンタが言うことじゃないのだよ(  ̄っ ̄)



そう呟いてみても、返事は返ってこない。



(でもね、私の住んでいる世界ではそれが当たり前なんだよ。そうして、平和が成り立っているの)


当たり前というほどではない。ニュース見ようね、大人だから(・ε・)


郁里「・・・こんな風に、傷つくこともなくなるのにね・・・」



私の目から涙が溢れ、阮小五くんの顔を濡らした。

その時・・・。




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☆特別シナリオ発生!☆




???「・・・ほらよ」



突然、目の前に手ぬぐいが差し出された。

驚いて顔を上げると・・。



李俊「辛気臭いのは嫌いでね・・・」

郁里「李俊さん・・・いつの間に?」

李俊「ちょっと前からな。ったく、チビのくせに、女を泣かせるなんてしょうがねえ男だな」

郁里「そんなことないです!」


うぜ~


李俊「わかってるよ。お前のこと、命かけて守ったんだろう?」

郁里「・・・はい」

李俊「だがな、守った命が涙にくれてちゃ、守ったかいがなくなるってもんだ。阮小五もそう言うだろうぜ」

郁里「・・・・・」

李俊「だからほら、早く涙を拭けよ。いい女が台無しだ」

郁里「はい・・・ありがとうございます」



私の涙で濡れた阮小五くんの顔を拭ってから、自分の顔を拭いた。



李俊「で、どんな具合だ?」

郁里「安道全先生の話では、傷はもうよくなってきてるそうです。ただ・・・」

李俊「目を、覚まさないってわけか」

郁里「はい。もしかしたら・・・目を覚ましたくないのかも、しれません」

李俊「あん?そりゃ、どういう意味だ?」

郁里「私が・・・悩ませるようなことを言ってしまったから。仇を恨まず、許さなきゃいけない・・・戦はだめ、人も殺しちゃいけないって・・・この世界の・・・梁山泊のことなんて、なんにもわかってないくせに・・・」


わかってないってわかってるくせに、言っちゃう人なんだねえ・・・( ̄_ ̄ i)



そう考えると、また涙が溢れてきた。



李俊「・・・違うな」



李俊さんは、私から手ぬぐいを奪い取ると、私の頬をそっと拭ってくれた。



李俊「阮小五は目を覚ましたくないんじゃねぇ。それどころか、もう目が覚めちまったんだよ・・・心の、目がな」

郁里「心の目?」

李俊「お嬢ちゃんには分からないかもしれねえが、長い付き合いの俺にはわかる。久しぶりに戻ってきて、こいつの顔つきが変わっていることに気づいた。必死に自分を押し殺し、平静な顔を保つのに必死になっていたこいつが・・・自分自身を見つめる目をするようになった。それは・・・お嬢ちゃん、あんたのおかげだ。いや・・・せい、かな」

郁里「・・・・・」

李俊「こいつが目を覚まさないのは、最後の決断をするため。決着をつける準備をしてるんだろうよ。だから、答えが決まれば・・・必ず目を覚ます」

郁里「答えが決まれば・・・」

李俊「おう。お嬢ちゃんも、それまでにちゃんと腹をくくっておくんだな。俺か、阮小五か・・・どちらを選ぶのかをな」

郁里「・・・ふふふ」

李俊「・・・お前、張順よりは冗談がわかるな」

郁里「・・・ふふ、だって・・・」

李俊「ん。お前、そうやって笑っている方がいい。・・・わかってんだろ?俺が言いたいこと」


ここの李俊、かっこええーーーー!!(≧▽≦)



李俊さんが、私の頭にポンと手を置いた。

笑顔の奥に見える、真剣な眼差し。



(そう・・・か。今はもう悩むときじゃない。私の気持ちは、もうみんなに伝えたんだから。なら今度は、私自身がその言葉に責任を持たなきゃいけない。それが・・・私が今やるべきこと)



私は、阮小五くんの顔を見つめながら、静かに覚悟を決めた。




☆特別シナリオ終了☆




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阮小五「・・・・・っ」

郁里「阮小五くんっ!気がついたの!?」



微かに阮小五くんが動いたような気がして、慌てて体を抱き起こした。


www無茶すんなよwww


すると・・・。



阮小五「郁里・・・さん・・・?郁里さんっ!」



突然、阮小五くんの手が私の体を抱きしめた。

強く、強く・・・痛いくらいに。

それがあまりにも突然で、驚いた私は、思わず顔をしかめた。



郁里「いっ、痛いっ・・・阮小五くんっ」

阮小五「っっ!・・・・・」



阮小五くんが我に返り、悲しそうな顔で私を見た。

そして、がっくりとうなだれ、頭を下げる。



阮小五「・・・すみませんでした。お願いです、僕を・・・怖がらないでください」



気落ちした阮小五くんの姿に、私は・・・。



1:謝る←

2:慌てる

3:呆然とする



郁里「ご、ごめんなさい、阮小五くん。別に怖かったとか、そんなわけじゃないの。びっくりしちゃって・・・本当にごめんなさい」

阮小五「そう、でしたか。てっきり、僕のことを怖がっているのかと」

郁里「そんなわけないじゃない」

阮小五「そうか・・・そっか・・・よかった」



阮小五くんは、ほっとしたように微笑んだ。



郁里「阮小五くん、顔を上げて。私に顔を見せて」

阮小五「郁里さん・・・僕が怖くないんですか」



突然、阮小五くんが私の両頬に手を当て、じっと見つめてきた。




*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆




意識が戻ったんなら、とりあえず医者を呼べっていうねwww



今回はヒロインちゃんにイライラしっぱなしでした。


言ってることは正しくても、今は言う立場にないだろって思う。


ほんと、お前が何を知ってるんだ、って言われたらどう返すのさ。