こんにちは!
FF6とFF4ジ・アフター、どちらのアプリを落とそうか真剣に悩んでいるまなみんです!!
両方という選択肢はないのですwww
それでは阮小五レポの続きです~
ネタバレ!!
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戴宗さんの馬鹿にした物言いに、私の中で何かが切れた。
www気持ちはわかるwww
郁里「止めてください!阮小五くんが大変な時なのに!」
戴宗「・・・落ち着けや」
郁里「笑えません。ふざけたこと言わないでっ!」
私は戴宗さんを睨みつけた。
戴宗「落ち着けって言ってんだろうが。お前が叫べばチビは意識を取り戻すのか。それとも、オレが奴の名誉を傷つけたとでもいうのか?いいか子猫。世の中、なるようにしかならないことってのもあるんだよ。お前さんがここに来たのも偶然なら、チビがこうなったのも偶然の積み重ねだ」
冗談を言うなら、時と場合を考えろってこっちは言ってんだよ(  ̄っ ̄)
その言葉に、私の顔は蒼くなった・・・。
(つまり・・・私がここに来たから・・・彼は今あんな目に・・・遭っているっていう・・・こと?)
wwwネガティブ発動www
戴宗「・・・な、わかっただろう。今、この状態ってやつは、誰のせいでもないんだよ。いつもどおりに振舞え。じゃなけりゃ・・・さすがのオレも、壁に穴の一つや二つ開けてやりたくなるってもんだ・・・」
(・・・戴宗さん・・・そっか、辛いのは私だけじゃないんだ・・・それなのに・・・私ったら・・・)
郁里「すみません・・・でした」
www別に戴宗に謝ることはないと思うwww
戴宗「・・・物分りのいい女は、嫌いじゃねえぜ」
宋江「あなたは・・・郁里さん、あなたはそこまで彼のことを・・・」
郁里「・・・取り乱してすみませんでした。でも、阮小五くんは、私のせいで生死の境を・・・」
戴宗「大丈夫だ。あいつは死にゃあしねえよ」
郁里「・・・どうしてそう言い切れるんですか?」
私はすがるような思いで、戴宗さんをじっと見つめた。
戴宗「チビを診ているのは、安道全だ。あの男はな、神の手を持つ、神医って言われてんだよ。あの医者に治せない病や怪我はねえ」
郁里「そう・・・なんですか」
戴宗さんの言葉に、安堵で全身の力が抜けていく。
思わず座り込みそうになった私を、宋江さんが支えてくれた。
宋江「大丈夫かい?」
郁里「はい・・・ありがとうございます」
宋江「では、あなたを監視した私たちの見解を簡潔に伝えよう」
郁里「・・・はい」
小さく深呼吸してから、宋江さんをじっと見つめた。
宋江「私たちは、あなたを間者ではないかと疑っていた。しかし、調査の結果、あなたに怪しいそぶりはなかった。監視はこれで取りやめる。・・・正直、皆の陳情も煩わしくてね」
郁里「皆の陳情?」
宋江「そう。先ほど話した扈三娘だけではない。李逵や呂方からもあなたに対しての陳情が届いている。郁里さんは敵ではない・・・というね」
(みんな・・・)
宋江「毎日相手をするのも、さすがに・・・ははは、頭を務める者がそんなことを言ってはいけないか」
戴宗さんの笑い声、宋江さんの言葉。
そして何より、みんなの気持ちに胸が熱くなる。
宋江「というわけで、今の君は自由だ。むしろ君には・・・阮小五を助けてやってほしい」
郁里「・・・はい」
宋江「頼んだよ」
私は宋江さんの笑顔にうなずき、部屋を後にした。
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私が宋江さんの部屋を出ると・・・扈三娘さん、李逵さん、呂方くんが駆け寄ってきた。
扈三娘「郁里ちゃん、大丈夫だったかい?」
李逵「先生に酷く尋問されたりしなかったかい?」
呂方「鉄牛!呉用先生には先生のお考えがあるんだよ。でも・・・なんともないか?姐御」
みんなが心配そうな顔をして、私をのぞきこんでくる。
その表情を見ているだけで、涙が出そうだ。
郁里「大丈夫。みんなのおかげで、宋江さんもちゃんとわかってくれたから。ありがとう」
扈三娘「そうか。そりゃあよかった。それにしても・・・辛かっただろう」
扈三娘さんが、そっと私の肩を寄せ、優しく抱きしめた。
扈三娘「阮小五に関しては、アンタは何も悪くない。気にするんじゃないよ」
呂方「くそっ、曾家のやつらめ。梁山泊の縄張りでふざけた真似をしやがって。絶対に許さねえからな!」
扈三娘「・・・そうだね。このまま黙ってる訳にはいかないね」
呂方くんが意気込んで、それに扈三娘さんと李逵さんがうなずいた。
でも、そんなみんなと一緒に素直にうなずけない自分がいた。
(確かに曾家は私たちに、阮小五くんに酷いことをした。でも・・・)
また始まった!(-""-;)
扈三娘「どうしたんだい?何だか複雑そうな顔をしてるじゃないか」
扈三娘さんが私に気づいて、首をかしげた。
郁里「・・・え、あ・・・」
扈三娘「どうしたんだい?話してごらん」
郁里「あの・・・曾家だからって、ひとくくりにするのは、どうも違和感があって」
李逵「・・・・・?どういう意味だい」
www聞かない方がいいよwww
郁里「実は、私が史文恭に酷いことをされそうになった時・・・かばってくれたのは、私をさらった人だったんです」
呂方「・・・・・だから?」
www呂方の顔がコワイwww
郁里「だから、悪い人ばかりじゃないのかなって・・・」
呂方「甘えよ。どこまでお人よしなんだ、姐御」
呂方くんが呆れたため息をついた。
呂方「いいか?そいつが姐御をかばったのは、姐御のためじゃなくて、自分の都合だ。そんな、姐御が思ってるようないい話じゃねえ」
郁里「でも・・・私も阮小五くんも無事だったんだよ。わざわざ敵を倒すことはないんじゃないかな」
呂方「は?・・・おれ、姐御が何言ってんのかわかんねえ」
www私もわかんないwww
郁里「だから・・・そうして『やられたらやり返す』を続けていたら・・・恨みの連鎖は繋がり続ける。どこかでどちらかが許さないと」
扈三娘「・・・・・・」
李逵「・・・・・・」
呂方「恨みの・・・連鎖?」
郁里「そう。仇や恨みを晴らそうとばかりしていたら、いつまでたっても戦争はなくならないんだよ」
李逵「そりゃあ、姉ちゃんの言う通りかもしれねえけどよ・・・」
扈三娘「・・・アンタの言うそれは理屈なんじゃないのかい?」
郁里「それは阮小五くんにも言われました。それはただの理想論だって。でも・・・彼は考えてくれているの。彼なりに、悩んでくれている。だから・・・私は・・・ほんの少しでもいいから、みんなにも考えてもらいたいの」
てめえ・・・何様だーーーーー!!ヽ(`Д´)ノ
扈三娘「・・・・・・」
李逵「・・・・・・・・」
呂方「・・・・・・・・」
私の言葉に、三人共怪訝そうな顔をした。
その表情に、心が重くなる。
郁里「事情を知らないよそ者が生意気言ってごめんなさい。それじゃ、私、阮小五くんの看病に戻るね。それと、みんな、本当に色々ありがとう」
私は三人の視線に耐えられず、逃げるようにしてその場を後にした。
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扈三娘さんたちと別れて、医局に戻ってきた私は、阮小五くんの横に座り、その手を握った。
郁里「阮小五くん、私が言っていることって、おかしなことなのかな?」
おかしなことではないが、今のアンタが言うことじゃないのだよ(  ̄っ ̄)
そう呟いてみても、返事は返ってこない。
(でもね、私の住んでいる世界ではそれが当たり前なんだよ。そうして、平和が成り立っているの)
当たり前というほどではない。ニュース見ようね、大人だから(・ε・)
郁里「・・・こんな風に、傷つくこともなくなるのにね・・・」
私の目から涙が溢れ、阮小五くんの顔を濡らした。
その時・・・。
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☆特別シナリオ発生!☆
???「・・・ほらよ」
突然、目の前に手ぬぐいが差し出された。
驚いて顔を上げると・・。
李俊「辛気臭いのは嫌いでね・・・」
郁里「李俊さん・・・いつの間に?」
李俊「ちょっと前からな。ったく、チビのくせに、女を泣かせるなんてしょうがねえ男だな」
郁里「そんなことないです!」
うぜ~
李俊「わかってるよ。お前のこと、命かけて守ったんだろう?」
郁里「・・・はい」
李俊「だがな、守った命が涙にくれてちゃ、守ったかいがなくなるってもんだ。阮小五もそう言うだろうぜ」
郁里「・・・・・」
李俊「だからほら、早く涙を拭けよ。いい女が台無しだ」
郁里「はい・・・ありがとうございます」
私の涙で濡れた阮小五くんの顔を拭ってから、自分の顔を拭いた。
李俊「で、どんな具合だ?」
郁里「安道全先生の話では、傷はもうよくなってきてるそうです。ただ・・・」
李俊「目を、覚まさないってわけか」
郁里「はい。もしかしたら・・・目を覚ましたくないのかも、しれません」
李俊「あん?そりゃ、どういう意味だ?」
郁里「私が・・・悩ませるようなことを言ってしまったから。仇を恨まず、許さなきゃいけない・・・戦はだめ、人も殺しちゃいけないって・・・この世界の・・・梁山泊のことなんて、なんにもわかってないくせに・・・」
わかってないってわかってるくせに、言っちゃう人なんだねえ・・・( ̄_ ̄ i)
そう考えると、また涙が溢れてきた。
李俊「・・・違うな」
李俊さんは、私から手ぬぐいを奪い取ると、私の頬をそっと拭ってくれた。
李俊「阮小五は目を覚ましたくないんじゃねぇ。それどころか、もう目が覚めちまったんだよ・・・心の、目がな」
郁里「心の目?」
李俊「お嬢ちゃんには分からないかもしれねえが、長い付き合いの俺にはわかる。久しぶりに戻ってきて、こいつの顔つきが変わっていることに気づいた。必死に自分を押し殺し、平静な顔を保つのに必死になっていたこいつが・・・自分自身を見つめる目をするようになった。それは・・・お嬢ちゃん、あんたのおかげだ。いや・・・せい、かな」
郁里「・・・・・」
李俊「こいつが目を覚まさないのは、最後の決断をするため。決着をつける準備をしてるんだろうよ。だから、答えが決まれば・・・必ず目を覚ます」
郁里「答えが決まれば・・・」
李俊「おう。お嬢ちゃんも、それまでにちゃんと腹をくくっておくんだな。俺か、阮小五か・・・どちらを選ぶのかをな」
郁里「・・・ふふふ」
李俊「・・・お前、張順よりは冗談がわかるな」
郁里「・・・ふふ、だって・・・」
李俊「ん。お前、そうやって笑っている方がいい。・・・わかってんだろ?俺が言いたいこと」
ここの李俊、かっこええーーーー!!(≧▽≦)
李俊さんが、私の頭にポンと手を置いた。
笑顔の奥に見える、真剣な眼差し。
(そう・・・か。今はもう悩むときじゃない。私の気持ちは、もうみんなに伝えたんだから。なら今度は、私自身がその言葉に責任を持たなきゃいけない。それが・・・私が今やるべきこと)
私は、阮小五くんの顔を見つめながら、静かに覚悟を決めた。
☆特別シナリオ終了☆
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阮小五「・・・・・っ」
郁里「阮小五くんっ!気がついたの!?」
微かに阮小五くんが動いたような気がして、慌てて体を抱き起こした。
www無茶すんなよwww
すると・・・。
阮小五「郁里・・・さん・・・?郁里さんっ!」
突然、阮小五くんの手が私の体を抱きしめた。
強く、強く・・・痛いくらいに。
それがあまりにも突然で、驚いた私は、思わず顔をしかめた。
郁里「いっ、痛いっ・・・阮小五くんっ」
阮小五「っっ!・・・・・」
阮小五くんが我に返り、悲しそうな顔で私を見た。
そして、がっくりとうなだれ、頭を下げる。
阮小五「・・・すみませんでした。お願いです、僕を・・・怖がらないでください」
気落ちした阮小五くんの姿に、私は・・・。
1:謝る←
2:慌てる
3:呆然とする
郁里「ご、ごめんなさい、阮小五くん。別に怖かったとか、そんなわけじゃないの。びっくりしちゃって・・・本当にごめんなさい」
阮小五「そう、でしたか。てっきり、僕のことを怖がっているのかと」
郁里「そんなわけないじゃない」
阮小五「そうか・・・そっか・・・よかった」
阮小五くんは、ほっとしたように微笑んだ。
郁里「阮小五くん、顔を上げて。私に顔を見せて」
阮小五「郁里さん・・・僕が怖くないんですか」
突然、阮小五くんが私の両頬に手を当て、じっと見つめてきた。
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意識が戻ったんなら、とりあえず医者を呼べっていうねwww
今回はヒロインちゃんにイライラしっぱなしでした。
言ってることは正しくても、今は言う立場にないだろって思う。
ほんと、お前が何を知ってるんだ、って言われたらどう返すのさ。