こんにちは!
朝から雪かきでバテバテのまなみんです!!
今日はもう晩ごはんも手抜きですwww
それでは阮小五レポで~す。
ネタバレ!!!
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【李俊から見た景色】
曾家の企みについての調査から戻った俺は、報告のために軍師ドノの部屋を訪ねていた。
呉用「では、曾家が直接、梁山泊へ乗り込んでくる、と?」
李俊「ああ。晁蓋サンを殺った事で、俺たちが仇討ちに動くことは百も承知。だったら、先にとどめを刺してやろうって魂胆らしい」
呉用「殺られる前に殺れ、か。史文恭らしいな。それで、守備は」
李俊「これから阮小五と張順を呼んで、確認してみるさ」
呉用「阮小五、か・・・」
李俊「ああ、俺がいない間に、お嬢ちゃん連れて暴れたんだって?あいつもやるじゃねえか」
呉用「笑い事ではない。あいつは今・・・危険だ」
李俊「・・・どういうことだ?」
呉用「わからぬ」
李俊「軍師ドノにしちゃあ、珍しく曖昧な事を言うな」
呉用「私にはわからぬのだ。ただ・・・あの女がこの梁山泊に来てから・・・阮小五の中の何かが変わったような気がする」
李俊「・・・ふーん、なるほどね。単に男になったんじゃねーの?」
呉用「ん?どういう意味だ」
www呉用さんには難しいねwww
李俊「・・・わかんねぇって・・・本当かよ・・・。まあ、いい。とりあえず、水軍の守備と阮小五のことはこっちに任せてくれ。軍師ドノは、そうだな・・・念のために山の見張りを増やしておいてくれねえか?」
呉用「わかった」
(軍師ドノが気づくほどの変化か・・・自分の過去を恥じ、必死に今を取り繕ってきたあいつにとって、お嬢ちゃんは薬となるか、毒となるか・・・)
李俊「女は怖いからねえ・・・」
俺はぼそりとそう呟くと、部屋を後にした。
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【郁里から見た景色】
(この人はいったい誰なの?私をさらった人たちとは、明らかに服装が違うけど、偉い人、なのかな)
???「で、どうしたの?これ」
男「人質です」
???「人質、ね・・・」
男「ちょっと待ってください。頼みますから手ェ出さないでくださいよ、史文恭さま」
(シ・・・ブンキョウ・・・?)
どこかで聞いた事のある響きに、記憶を辿る。
そして・・・その名前を思い出すのには、数秒もかからなかった。
(この人が、阮小五くんの大切だった人、晁蓋さんを殺した曾家の史文恭・・・!?思っていたイメージと違う)
www私もですwww
男「史文恭さま、ここはまだ梁山泊の縄張りなんですから、くれぐれも面倒ごとは勘弁してくださいよ」
男がなんとか史文恭を制そうと声をかける。
けれど、史文恭はめんどくさそうな顔をして男を手で払った。
史文恭「うるさいなあ。口、塞いどきゃ、なんてことないでしょ?ほら、早く出て行って」
男「そういう問題では・・・」
史文恭「・・・出てけって言ってんだよ」
男「っっ!」
食い下がる男に、史文恭の表情と口調が一転した。
さっきまでとはまるで違う、低く威圧的な声と冷たい目に、男だけではなく、すぐそばにいる私も息を呑んだ。
(・・・なんて冷たい表情なの・・・これが史文恭の・・・本当の顔・・・?)
史文恭「はいはい、さっさと出て行って」
男「・・・はい」
表情が戻り、手を振って男を部屋に追い出す。
そして・・・。
史文恭「やあ、お待たせ」
www待ってないゾwww
史文恭が私を見下ろして微笑んだ。
その瞬間、本能的な恐怖を感じる。
(嫌・・・)
自由に動かない体を必死に曲げ、なんとか起き上がる。
そして、縛られたまま、飛び跳ねるように小屋の中を逃げた。
wwwうさぎ跳び!?スゲー!!www
史文恭「いいねえ・・・実にいいよ・・・僕は、そうやって逃げ回る子ウサギを追い詰める狩りが、結構好きなんだ」
郁里「・・・・・ひっ」
史文恭「さあて。僕と追いかけっこをして遊ぼうか。うさぎちゃん」
(さっき、あの男は『ここはまだ梁山泊の縄張りだ』って言ってた。なら、ここから逃げ出すことさえできれば、助かるかもしれない)
私は、わずかな希望にすがる思いで、必死に逃げた。
郁里「・・・・・っっ」
両足で必死に跳ねながら小屋の中を逃げ回る。
www運動部も真っ青なハードなうさぎ跳びだねwww
そんな私を史文恭が、楽しそうな顔をして追いかけた。
追い詰めては逃がし、また追い詰めては逃がす。
まるで、小動物・・・つまりうさぎとでも戯れるように。
史文恭「ほらほら、うさぎちゃん。そっちは行き止まりだよ」
郁里「っっ」
史文恭「いいねえ。本当にいい。わかっててそんな風に逃げてるなら、君、相当なやり手だね?そうやってじらしてあげる恋人でも、いるの?」
1:います←
2:答える義務はありません
3:いません
その質問に一瞬阮小五くんの顔が浮かんだ。
(え・・・今、私・・・?で、でも、阮小五くんは関係ないとしても、いるって言えば、もしかしたら、やめてくれるかも?)
www甘いwww
郁里「そうです、います!恋人がいます!」
史文恭「ふうん。僕ね、人から奪うのも好きなんだ」
www悪魔www
郁里「そんな・・・」
私は、再び迫ってきた史文恭の手を避けようと、横に動いた。
はずが・・・。
郁里「きゃっ!」
重くなった足が、上手く持ち上がらず、その場に倒れこんでしまう。
郁里「・・・・・」
すぐに後ろに気配を感じ、体を反転させる。
すると・・・。
史文恭「はい・・・捕まえた」
郁里「な・・・にを・・・」
史文恭「何って、知らないの?男と女がふたりきりって言えば、やることは一つでしょ?」
郁里「っっ!!」
史文恭が低い声で私の耳元で囁いた。
そして、そのままみみたぶを甘噛みする。
ギャーーーーー!!!やめれーーーーー!!!(((( ;°Д°))))
郁里「や・・・やめて・・・」
史文恭「やめてじゃないよね。もっとして・・・だよね・・・。セリフ、間違ってんだよ・・・」
郁里「・・・・・っ!」
私は必死になってもがいた。
けれど・・・ただでさえ縄で縛られている私の体は、鍛え上げられた史文恭の身体の下にあっては、どうすることもできなかった。
(い、嫌・・・)
あまりの恐怖に、目を閉じたその時。
男「史文恭さま、合図の火矢が上がりました」
突然、扉が開き、さっきの男の人が駆け込んできた。
その報告を聞いて、史文恭が舌打ちをしながら私の上から退く。
(阮小五くん!)
史文恭「ちっ、少々遊び過ぎたみたいだね。時間切れじゃ、しょうがない。僕は本部に戻るから、後は君らでよろしく。じゃ、行こうか」
郁里「え・・・?」
ふいに史文恭が手を伸ばし、私をぐっと抱き寄せた。
突然、目の前に史文恭の微笑があらわれて、混乱する。
(どういうこと?阮小五くんに会いに行くんじゃないの?)
そう思ったのは私だけではなかったようで、男が慌てて史文恭を制した。
男「お待ちください史文恭さま、女を連れて行かれたら困ります」
史文恭「え?なんで?」
イライライライライラ・・・(-""-;)
男「なんでって、女は地図と引き換えに・・・」
史文恭「殺せば?」
男「は?」
史文恭「そんなめんどくさいことしないで、地図もらったら、殺しちゃえよそいつ」
(・・・殺す?阮小五くんを・・・?)
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ラスト、ちょっと史文恭にイライラしました(笑)
てか、ヒロインちゃんって結構体力あるのねwww