こんばんは!
今、すっごい睡魔に襲われております、まなみんです!!
じゃあ寝ろよっていうねwww
でわ、とっととレポに参りましょ~
ネタバレ!!
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【阮小五から見た景色】
ぐらりと舟が揺れ、郁里さんの悲鳴と共に大きな水音が響く。
(しまった!郁里さんが湖に落ちた!彼女が落ちるまで気づかないなんて、僕は何をぼーっとしてるんだ!)
wwwもっと肝心なことに気づいていないwww
僕は仕込み棒を手に取ると、水の中に飛び込んだ。
すると・・・。
(な・・・何っ!?)
気づけば、僕は水中で数十人の男たちに囲まれていた。
(いつの間に・・・それより郁里さんは・・・)
一人の男が郁里さんを抱えたまま、上昇していくのが見えた。
僕は全速力でそれを追う。
阮小五「っっ!!」
水面に出ると、同じように顔を出した男が、ぐったりとした郁里さんを抱えたまま、こちらを見ていた。
阮小五「郁里さんに何をするつもりだ・・・っ」
仕込み棒を向け、男を睨みつける。
wwwイメージすると、なんかちょっとマヌケなシーンwww
男「何もして欲しくなければ、まずその武器を捨てろ」
阮小五「何だと!?」
男「聞こえなかったのか?早く武器を捨てろ」
阮小五「・・・・・・」
僕は手にした仕込み棒を、少し離れた岸に向かって放り投げた。
阮小五「さあ、武器は捨てた。彼女を・・・」
男「今からいくつか質問をする。正直に答えろ」
(郁里さんが捕らえられている限り、奴らに逆らうことはできない)
阮小五「・・・・・何だ」
男「まず・・・今、ここにはどれだけの兵がいる?」
(彼女を人質に、水軍について調べるつもりか。ってことは、こいつらは曾家、史文恭の手先・・・)
阮小五「・・・・・・」
男「何を黙り込んでいる。早く質問に答えろ」
郁里「・・・阮小五くん」
敵の腕の中でぐったりとしていた郁里さんが、顔を上げた。
阮小五「郁里さんっ!よかった。気がついたんですね」
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【郁里から見た景色】
気づけば私は、知らない男の人に抱えられていた。
私を捕まえている男の人が、阮小五くんを問い詰めている。
(この人、水軍のことを聞き出そうとしている。そうか。私を人質にして・・・それなら・・・)
1:暴れる
2:声を出す
3:じっとしている←
(きっと何をしても阮小五くんに迷惑をかける。だったら、このままじっとしていた方がいいかもしれない)
私はそのまま状況を見守った。
そんな私を見て、阮小五くんが安心させるようにうなずく。
阮小五「郁里さん、大丈夫ですから、そのままじっとしていてください。僕が必ず助けますから」
男「おい、答えは?水軍の人数はどれだけだ!」
男の人が声を荒げて、私の体を締め付けた。
(く・・・苦しい・・・)
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【阮小五から見た景色】
郁里さんの顔が苦しそうに歪んだ。
そして、またぐったりと力なくうなだれてしまう。
阮小五「待て!答える!だから彼女に余計な手を出すな!水軍の数はおよそ一万!」
男「罠の位置は」
阮小五「大きな舟の進入を防ぐため、水中に逆茂木が多数。小舟でないと移動できない秘密の水路が多数」
男「言葉だけではわからん。地図をよこせ」
阮小五「地図は僕の頭の中だけだ」
男「ならばお前が地図を描け!その間、女は預かる」
阮小五「何だって!?ふざけるな!」
男「おっと動くな!余計なこともするな。こんな小娘、殺すには何の手間もいらねえんだぞ」
阮小五「・・・どうしろと」
男「地図を描き終えたら、火矢を天に向けて射るんだ。人を寄こす」
阮小五「彼女は?」
男「そのときに、地図と引き換えに返してやるよ」
阮小五「そんなこと、信じられるわけが・・・」
男「だったら好きにするといい。この女の命が無くなるだけだ。言っておくが、俺たちはあまり気が長くないからな」
阮小五「待てっ!郁里さんっ!」
敵はニヤリと笑うと、水の中に潜って行った。
同時に水面が大きく揺れ、そして一瞬で静かになった。
阮小五「畜生っ!あいつらっ!」
ただ一人残された湖面で、思い切り水を叩いた。
(こんなところで後悔をしている暇はない。奴らにとって、郁里さんはここの情報を得るための大事な人質だ。そう手荒な真似はしないだろう。でも、だからといっていつまでも悠長に待っているはずもない。なら、僕が地図を描くしか・・・)
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湖から戻った僕は、すぐに紙と筆を取り出した。
(嫌だ・・・嫌だ・・・嫌だっ!!もう、晁蓋さまとの時のような思いは・・・)
筆が震える。
(もう・・・大切は人を失うのは嫌だ)
真っ白な紙の上に、あの時の光景が浮かぶ。
横たわる晁蓋さまの姿・・・。
そして、それを沈痛な表情で見つめる呉用先生やみんなの顔。
息も出来ないくらい、重苦しい空気。
まるで灯が消えたようなあの日々・・・。
阮小五「畜生っ!曾家の奴らっ!」
苦しい記憶を塗りつぶすように、必死に地図を描く。
すると、誰かが来る気配がした。
(・・・・・!僕が地図を描いているところを見られるわけにはいかない)
慌てて地図を隠したのと同時に、張順が部屋に入ってきた。
張順「なんだ、阮小五。お前、お嬢ちゃんと一緒に帰ったんじゃねえのか?」
阮小五「あ、うん。ちょっとやり残した仕事を思い出して」
張順「なんだよ。女より仕事か?兄貴の許可が出たときくらい、女を優先させろや。朴念仁だな」
阮小五「ありがとう。でも、これを片付けておかないと、落ち着かなくて。あ、それで今、親分は?」
張順「呉用さんの所に報告に行ってるぜ。今に俺たちにも何か通達があるだろ」
阮小五「そう、だね。それじゃ、僕は仕事の続きをするから・・・」
張順「おう、邪魔したな。しかし、早く終わらせて行ってやれよ。女は待つものであって、待たせるもんじゃねえ・・・なーんて、兄貴の受け売りだけどな」
wwwやっぱりなwww
張順は、笑いながら僕の肩を叩いて部屋を出て行った。
扉が閉じると同時に、僕はまた紙を広げ、地図の続きを描く。
(親分の報告を受ければ、すぐに呉用先生が動く。その前に、何とかして郁里さんを取り戻さなければ・・・)
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【郁里から見た景色】
(・・・・・・ん・・・・・・)
ぼんやりとした頭で目を開くと、そこは見たことのない景色だった。
(そうだ、私、湖で・・・!って、私、縄で縛られている!?)
記憶が蘇り、起き上がろうとしたところで、体が拘束されていることに気づく。
両手は後ろで縛られ、両足もしっかりと縄でくくられていた。
男「目を覚ましたかい?」
顔を上げると、さっき私をさらった人がいた。
郁里「私を・・・どうする気、ですか?」
男「そりゃあ、あの小僧次第さ」
(そうだ、阮小五くんは・・・この人に、私と引き換えに水路の地図をよこせって言われていたんだ。その地図が敵に渡ればどうなるか、素人の私にだってわかる。だけど・・・)
狭い部屋の中に拘束されている状況は、あの地下牢にいた頃を思い出させる。
背中に冷たい汗が流れ、指先が氷のように冷たくなっていくのがわかった。
(阮小五くん・・・助けて!)
私が心の中でそう叫んだとき。
部屋の扉がきしみ、音を立てて開いた。
???「へえ、これはまた、可愛い子を捕まえてきたね」
突然、部屋に入ってきたその人は、私を見ると人差し指を唇に当て、クスリと微笑んだ。
(だ、誰なの・・・?)
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私、未だに史文恭の立ち絵に慣れませんwww
だって、もっとオネエっぽいと思ってたんだもん・・・