【一〇八恋星☆水滸伝】短命二郎・阮小五ルート 第五章 第一話~第五話 | andante cantabileーまなみんの別カレ日記ー

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こんにちは!



この寒い中、子供に付き合って公園に行ってきたまなみんです!!



子供って、寒いの平気なんかねwww



それでは阮小五レポです。


ネタバレです。




*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆




まっすぐな瞳に見つめられて、動けなくなる。

心臓はどんどん加速していき・・・阮小五くんに聞こえてしまうんじゃないかってくらい、大きな音を立てた。



(阮小五くんの瞳が潤んでいるように見えるのは、さっきの水のせい?それとも・・・)


阮小五「郁里さん・・・」



私の腕を掴む手に力がこもった。

そして、ゆっくりと私を引き寄せる。

その時・・・。



阮小五「うわっ!」



私の髪に止まっていた蝶が、まるで私たちを邪魔するように飛び立った。



郁里「・・・・・・」

阮小五「あ・・・すみません。僕・・・」



阮小五くんが我に返った顔をして、慌てて手を離した。



阮小五「濡れたままでは風邪をひきます。戻って着替えましょう」

郁里「う、うん。そうだね」



阮小五くんに促されて、水辺を後にする。

それでも、まだ私の激しくなった鼓動は収まらない。



(あの時、阮小五くんは何を言おうとしたんだろう?・・・掴まれた腕が、熱い・・・)




*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:




呂方「よお、姐御。丁度いい、こいつを阮小五に渡しておいてくれるか?呉用先生からの書物だ」


wwwあ、ちょっと呂方見てなごんじゃったwww


郁里「呂方くん。呉用さんからね、承知しました」

呂方「ありがとな」



あれからまた、少しずつここに馴染んできて、みんなからもよく話しかけられるようになった。

でも・・・。



(最近、阮小五くんとあまり話せてないんだよね。避けられているわけじゃないのはわかっている。仕事が忙しいのもわかっている。でも・・・)


郁里「なんだか寂しいな」


wwwマンネリ化してきた同棲カップルかwww



そうため息を吐いた時だった。



???「おい、どうした。ため息とは縁起でもねえ」


(この人・・・確か・・・)


???「久しぶりだな、お嬢ちゃん」

郁里「確か、李俊さん、ですよね?水軍の」

李俊「おうよ。いい男だと名前も忘れられねえだろう?」

郁里「・・・・・はあ」


wwwwwwwww


李俊「なんだ。気の抜けた返事だな。こういう時には『そうですね』だろ?」

郁里「・・・そうですね」

李俊「くっくっくっ、かわいいねえ。まあいい。ところで阮小五はどこだ?一緒じゃねえのか?」

郁里「何だか最近忙しいみたいで」

李俊「そうか。まあ、俺の留守を預かってもらってたからな」

郁里「えっ、そうだったんですか」

李俊「ああ、どうやら曾家に水軍の・・・・・いや、これはお嬢ちゃんには関係ねえか」



李俊さんが言葉を濁した。



(曾家って、晁蓋さんを殺したって人たちだよね。まさか・・・)


郁里「あの、これからもっと忙しくなるんですか?」

李俊「まあ、準備するに越したことねえからな。だが、俺も戻ってきたことだし、阮小五のヤツも休ませてやるさ」

郁里「なら、阮小五くんに声をかけてもいいですか?」

李俊「・・・なんだ。お嬢ちゃんはあんなチビがいいのか?」

郁里「阮小五くんはチビじゃありません。そりゃ、体は大きくないけど、阮小五くんは立派は漢です」

李俊「・・・・・」



私の言葉に、李俊さんが驚いた顔をした。



李俊「へえ」



李俊さんは、今度は感心したようなため息を吐いた。



李俊「お前、なかなか見る目があるじゃねえか。あいつは俺の部下みたいな事をやってるけどな、結構な男だぜ」

郁里「それは、知っているつもりです」

李俊「ははっ。そうか。知ってるつもりとは、こいつはいい。なあお嬢ちゃん、ひとつ遣いをたのんでいいか?」

郁里「は、はい」

李俊「多分、阮小五は水軍本部にいる。やつに、俺が帰ってきたから、今日は暇をやる、と伝えてくれ」

郁里「・・・・・はい!」


(女好きな雰囲気を醸しているくせに・・・李俊さんって、実はいい人かも!)


www相変わらず、何気に毒舌www




私は李俊さんに頭を下げると、水軍本部に向かった。




*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:




(そう言えば、ここに来るのは初めてだ。いわば、ここは阮小五くんの仕事だもんね。・・・阮小五くん、どこにいるんだろう)



姿を探していると、聞き覚えのある声がした。



張順「阮小五、ちょっといいか?」

阮小五「ええと、ちょっと待ってください。先に・・・」



声のする方を見ると、阮小五くんと張順さんが、何やら忙しそうに駆け回っていた。



(仕事中、だよね。李俊さんは話しかけてもいいって言ったけど、なんだか声を掛けづらい。それにしても・・・)


阮小五「この報告を聞くと、やはり右翼の守りが甘いな」

張順「だからと言って、迂闊に隊を動かすわけにはいかねえぞ」

阮小五「わかっています。だから・・・」


(真剣に仕事をしている男の人って素敵だな・・・)


わ・か・る~:*:・( ̄∀ ̄)・:*:



いつもとは違う雰囲気の阮小五くんに、思わず見惚れていると。



阮小五「ん?」



仕事中の阮小五くんがふいに視線を向けた。

そして、じっと見つめていた私の視線とぶつかる。



阮小五「あ・・・郁里、さん。どうしました?こんな所で」

郁里「お仕事中にごめんね。阮小五くんに用があって。今、少しいいかな?」

阮小五「いいですけど、話なら向こうでいいですか?こんな所で話をしていたら、親分に『女を仕事場に寄こすな』って怒られますから」

郁里「その李俊さんから言付けを預かってきたの。俺が帰ってきたから、お前は休め。だって」

阮小五「・・・え?親分が?」

張順「ははっ、さすが兄貴。・・・・・気が利く褒美じゃねえか。いいよ、休んでこい」

阮小五「でも」

張順「兄貴がいいって言ってんだろ?それにお前、兄貴の留守中、ずっと気を張ってたんだ。今日くらい休め」

阮小五「そう・・・ですか」



阮小五くんが張順さんと私を交互に見てから、少し考える顔をした。

そして・・・。



阮小五「では、お言葉に甘えて。行きましょうか、郁里さん」

郁里「うん」

阮小五「とはいえ・・・急に暇になると・・・何をしていいのかわからないものですね」



阮小五くんはそう言ってちょっと照れた。



阮小五「せっかく時間をもらえたので、郁里さんのしたいことをしましょう。何がしたいですか?」



1:美味しいものが食べたい←私ならコレ

2:水軍本部を見たい

3:ゆっくりした←正解はコレ



郁里「阮小五くんとゆっくりしたいな」

阮小五「あ・・・嬉しいな。実は僕もそう思っていたんです。久しぶりに、郁里さんと話をしたいなって・・・。それじゃ、舟を出しましょう。湖の上は、静かでいいものなんですよ」



こうして阮小五くんが舟を出してくれることになった。




*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:




(静かだな・・・)



どこに行くわけでもなく、阮小五くんが櫂を漕いで、私はゆるやかな風を頬に感じながら、ぼんやりと景色を眺める。



(今まで・・・私は・・・ふたりきりでの沈黙が苦手だった。でも、阮小五くんは違う。会話がなくても平気というか・・・静かな時間が心地いい)




【阮小五から見た景色】




(どうしよう。郁里さんの顔をまともに見られない・・・)



僕は舟を漕ぎながら、あの時の・・・水辺での出来事を思い出していた。



(あの時の僕はどうかしていた。化粧をした郁里さんが・・・水に濡れてしまった郁里さんがやけに綺麗に見えて・・・それでつい・・・いや、それじゃ、僕が彼女の容姿にだけ惹かれているみたいじゃないか。そんなことはない。僕は・・・その・・・いったい僕は、誰に・・・何を・・・言い訳しているんだろう・・・)



気持ちよさそうに景色を見ている郁里さんの横顔をぼーっと見つめる。

その向こうには、今まで僕がいた水軍の本部が見えた。



(そうだ。僕にはやらねばならないことがある。梁山泊は今、晁蓋さまの仇討ちに向けて、着々と準備を進めている。曾家が水軍を強化しているとの話もある。僕たちの役割は大きい。こんなときに恋なんてしている場合じゃ・・・・・・・・恋?これって・・・恋、なのか・・・?)


www悩める青少年www




【郁里から見た景色】




何も会話のないまま時間が過ぎた。

穏やかな風、水の音、水面に不規則に揺れる波紋。

全てに癒される・・・。



郁里「・・・・・」



ぼんやりと水面を見つめていたときだった。



(あれ?なんだか水面が揺れてる。魚でもいるのかな・・・)



そう思い、水面を覗き込んだ途端・・・。



郁里「きゃあっっ!」



私は、いきなり水の中から伸びてきた二本の腕に掴まれ、そのまま水中に引きずり込まれてしまった。



阮小五「・・・・・!?郁里さんっっっ!」




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甘いデートから、ラストはいきなりホラーでしたねwww


つか、二人の年齢差ってどのくらいなんだろうって素朴な疑問が湧いた。