【一〇八恋星☆水滸伝】九紋竜・史進ルート 第三章 第十一話~第十五話(特別シナリオ付き) | andante cantabileーまなみんの別カレ日記ー

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こんにちは!



なんだか天気が悪くなってきて、外の洗濯物がちょっと心配なまなみんです!!



だったらとっとと取り込めっていうwww



てことで、史進のレポです!


細切れはレポしやすいけど、進行が遅いね(爆)




*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆




目覚めて寝返りを打つと、そこには人がいた。


想像すると、かなり怖いな(((゜д゜;)))



郁里「きゃあっ・・・ぁっ・・・ぐっ・・・!?」



驚いて声を上げたのだが、その人物に口を塞がれてしまう。

よく見るとその人は・・・。



(しゅ、朱武さん・・・!?どうしてここで・・・まさか、私の隣で寝てたの!?)


朱武「喜びの悲鳴もご勘弁願いたいな、娘さん」

郁里「ひっはひどうひへ・・・」


wwwwww


朱武「お静かに、という婉曲的な表現が分からないのかな・・・。お望みなら、私の唇でふさがせていただくよ・・・」


wwwごめん、朱武は私のタイプじゃないんだwww←違



そう言うと、朱武さんはゆっくりと私との距離を詰めた。

逃げようにも、しっかりと腰に手を回されていて、ままならない。



郁里「んー!んー!」


(やめて・・・っ!)



ごく近くまで距離が近づいたとき、朱武さんの手が口元から離れた。



(こ、この人、本気でキスする気だ・・・っ!)



身の危険を感じた私は、反射的に声を上げた。



郁里「た、助けてっっっっ!!」



私の声に驚いた朱武さんは、わずかに体をそらした。



朱武「・・・声は出すな、と言ったはずだが」


www出すに決まってんだろwww


郁里「だ、だって黙ったままだったら、あなたの良いように・・・!」

朱武「おや、それが不満だというのかな?」

郁里「当然です!だいたい・・・」

朱武「それは変だね。だって、僕のクチヅケだよ?感謝されこそすれ、嫌がられるのは道理にはずれるというものだ」


wwwなぜカタカナなのかwww


(何を言ってるのこの人っ!!!)



更に言い募ろうとしたときだった。

幕舎の入り口に人影が見えた。



(誰か助けに来てくれた・・・!)



朱武さんと二人っきりでなくなる、ということに、私はホッと胸をなでおろす。

そして、姿を現したのは・・・。



史進「・・・何をしている」

郁里「史進さん!た・・・たすけ・・・」



安心したのもつかの間・・・。

史進さんが厳しい表情で私に近づく。

そして、腕をグッと引っ張り上げられた。



史進「・・・何をしていると言っている!」

郁里「え・・・っ」



史進さんは、私に向かって思いっきり怒鳴りつけた。


。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。ウワーン



(な、なんで私が怒鳴られるの・・・!?)



恐ろしい剣幕の史進さんに、私は目を白黒させてしまう。



史進「・・・ここにいる全員を殺す気か!」



史進さんはそれだけ言うと、掴んでいた私の腕を離した。

でも掴まれていた場所は強く握られていたらしく・・・真っ赤になっていた。

史進さんの怒りが伝わってくる・・・。



(本気で・・・おこられてる・・・。私、何をしてしまったんだろう・・・)


???「頭の怒声は久しぶりだな・・・なんか懐かしいぜ・・・」



陳達さんが、穏やかな声で私と史進さんの間に立った。



郁里「陳達さん・・・」

陳達「事態はだいたい分かる。どうせ朱武の変態が、お嬢さんの寝床にもぐりこんだんだろう?そりゃあ驚いて声をあげるわな」

郁里「・・・・・」

陳達「だがな、お嬢さん。オレたち少華山の得意技は、敵の意図しなかった場所からの奇襲攻撃だ。それなのに、あんな大きな声を出しちゃあ、こっちの場所をわざわざ教えているようなもんだ。これが戦中だったとしたら・・・本当にみんな死ぬんだぜ。せっかく身を隠していたとしても、何の意味もねえ」



陳達さんの言葉に、私はハッとする。



郁里「・・・・・ご・・・・・ごめん・・・なさい・・・」


ん~・・・一方的にヒロインちゃんを責めるのも可哀相な気が・・・(´・ω・`)君らの説明不足も大いに関係あるしね


陳達「・・・・・ま、お嬢ちゃんだけのせいじゃねえ。だからあんまり落ち込まなくていいんだよ。そもそも、原因は朱武、てめえだ」

朱武「・・・おかしいね、僕の誘いと密着に喜ばないおなごがいたとは。娘さん、あなたの美意識は少し歪んでいるようだ」


(わ・・・私のせい・・・なの?怒られたことと、その理由の重大さで・・・ショックが大きすぎて、正常な判断ができないよ・・・)


かわいそうに・・・(´・ω・`)


陳達「お嬢さんは少し混乱してるんだ。てめえは人のせいにしてねえで、少しは反省しろい。バカタレが」

朱武「ふふふ、頭が女を連れてきたというからね。扈三娘のような女かと僕も油断したよ・・・」

陳達「ま、確かに扈三娘なら黙って匕首を喉元に突きつけてるだろうな。お嬢ちゃんは、そのあたりも鍛えなきゃなんねえな。少なくとも、人の気配で目覚めるようになったほうがいい」


www現代っ子に無理いうなwww


郁里「は、はい・・・」



陳達さんに向かって頷いてから、史進さんのほうに向き直る。



郁里「史進さん・・・すみませんでした」

史進「分かれば、いい」

郁里「それから、ありがとうございました。助けてくださって・・・」

史進「別に原を助けたわけではない」



そう言うと、史進さんはふいっと視線を逸らした。



史進「原のせいで、大事な兵を死なせたくない。それだけだ。以後、気をつけろ」

朱武「おやおや、頭・・・いいのかい?」

史進「・・・何がだ」

朱武「この娘さんは何をされても、声を出しちゃいけないってことだね。と言うことは・・・ふふ、うふふふ・・・」


朱武さんが私を舐めるような目で見つめてくる。

とっさに、助けを求めるように、史進さんの方を見てしまう。

しかし・・・。



史進「・・・・・・」



一瞬目が合うが、史進さんは目をそらした。

そして、衝撃的な言葉を聞くことになる。



史進「襲われる方が、悪い」


www女の敵かwww


郁里「・・・・・!」

史進「原、言ったはずだ。ここでは、弱い奴が悪い。痛い目に遭いたくないなら・・・強くあれ」



そう言うと、史進さんは、呆然とする私を置いたまま、朱武さんを引き連れて幕舎を出て行った。



陳達「まあ、お嬢さん。そんなしょげた顔すんなや。頭は頭で、思うところはあるはずさ。うちの頭の器量を、少し信じてみなよ」

郁里「・・・はい」



口ではそう答えたものの・・・。

一つの事実に気付いてしまい、私はそれにショックを受けていた。



(なんか・・・遠いよ・・・史進さんとの、距離・・・・・)



彼が立ち去った方向を見つめて、私は肩が震えるのを感じていた。




*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:




【史進から見た景色】




史進「・・・朱武・・・少しやりすぎだ」

朱武「うふふ、頭にしては珍しい。ずいぶんとあの娘さんを庇うんだね。妬けてくるよ・・・」

史進「勝手に妬けばいい。お前が試したかったのは、原の胆力だな。まず相手を知ろうとするのは、お前の常套手段だ」

朱武「・・・ふふ・・・頭には敵わないね。そう、お察しのとおりさ。娘さんの人となりを試してみた」

史進「で、どうだった」

朱武「・・・少華山史上、最低、最弱の兵士だね。ただね・・・」

史進「・・・・・?」

朱武「僕がね、あの娘さんのことを本気で気に入ったのも・・・一方の事実なんだよ・・・そう、女として、ね」

史進「・・・・・なっ!」

朱武「だから、本気で口説こうと思っている」



朱武はそう言って、俺の顔を一瞥すると、先に歩き出した。

一人になって自分に静かに問いかける。



史進「やはり、原は守らねばならんか・・・・・いや・・・ここは戦場。弱い奴が悪い、強い奴だけが生き残る・・・俺は、そう心に決めたはずだ」



呟いた俺の脳裏に、あの時の光景が唐突に浮かんだ。

全身から嫌な汗が吹き出る・・・。



(あの時・・・本当なら、俺がこの手で史文恭を討ち取るべきだった)




゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ :




史文恭「いたぞ、晁蓋だ!」



少し離れたところで、史文恭が矢を絞るのが見えた。



史進「晁蓋殿!撤退を!」



声を張り上げ、晁蓋殿の元へ馬を走らせようとした。

しかし、矢の速度に勝てるはずもなく・・・。



史進「晁蓋殿ォォォ!!」



胸に矢が突き刺さり、ゆっくりと落馬していく晁蓋殿の姿。

頭に血が上った俺は、そのまま史文恭に向かって突っ込んでいった。



史進「くっ・・・くそおおおおおっっっ!史文恭、覚悟ッッ!」

史文恭「ふん・・・その刺青は、九紋竜史進か・・・。相手にとって不足はないよ。さあ、おいで」



鈍く刃と俺の棒が交わる音が響いた。



史進「・・・よくも晁蓋殿を・・・!」

史文恭「何を言ってるんだい、君は。弱い奴が悪い。それだけのことさ。晁蓋は弱いから命を落とした。死にたくなければ、強くあればいい、よね?」



そう言うと、史文恭は、俺の棒をたやすく振り払った。

棒は俺の手から離れ、地面にむなしく転げ落ちた。



史進「・・・・・っ!」

史文恭「さて、弱い君も、ここで死んどく?」



史文恭が剣を構えた瞬間だった。



林冲「史進ーーーーっ!」



林冲が史文恭と俺の間に馬で立ちふさがった。



林冲「史進、撤退だ!」

史進「しかし・・・!」

林冲「死にたいのか!?オレはごめんだ、晁蓋殿のほか、お前まで・・・」



そう言うと、林冲は俺を引きずるようにして、その場を撤収した。

去り際に見た、史文恭の顔・・・。

その冷徹で、嘲るような笑顔が・・・今でも頭から離れない・・・。




゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚




史進「弱いから・・・負けた」



呟きは思った以上に大きく自分の耳に響いた。



史進「そう・・・弱い奴が悪いのだ・・・強く、あらねば・・・」



木に、拳を思い切りたたきつけた。



史進「俺は、二度と・・・負けない」




*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:




☆特別シナリオ発生!☆



【郁里から見た景色】




行軍が始まって、数日が経っていた。

少し、馬に乗ることにも慣れてきた・・・そんな気がする。

でも、私の気持ちは沈みこんだままだった。



(私が史進さんにごめんなさいって謝るようなことじゃない。でも、あれ以来、史進さんとうまく話すことができなくて・・・)



一度感じてしまった距離に、思いのほか怯えている自分がいる。



郁里「はあ・・・」



小さく息をついたときだった。



???「原、いるか」


(この声・・・!)


郁里「は、はい!います!」

史進「・・・・・入る」



史進さんが幕舎に入ってくる。

片手には、何か皿のようなものを持っていた。



郁里「・・・どうかしました?」

史進「・・・これをやる」



黙って史進さんが差し出したお皿。

その上には、何か丸く半透明のつるっとしたものが乗っていた。


水まんじゅう・・・?(・∀・)



郁里「なんですか?これ・・・」

史進「兵が近くに生っているのを見つけた。リーチーだ」


wwwくだものでしたかwww


郁里「りーちー?」

史進「ただの果物だ。陳達が、お前にも持っていってやれ、と」



馬に乗っている間、陳達さんが私を気遣ってくれているのはよく分かっていた。



史進「どうした。苦手か?」


果物はちょっと・・・←オイ



物思いにふけってしまている私に向かって、史進さんが問いかけてくる。



郁里「い、いえ!いただきます!」



お皿の上にあったそれを、ひとつ手に取り頬張る。



郁里「んっ・・・」


(リーチーって、ライチのこと・・・?)


wwwあ、ライチなんだ。食べたことないけどwww



なんだか懐かしい味に、自然と頬がほころぶ。



史進「・・・ようやく笑ったな」

郁里「え・・・」

史進「いや、なんでもない。全部食え」


や、だから果物は・・・←お前に言ってない


郁里「こんなにたくさん、一人では食べ切れません。史進さんも食べてください」

史進「・・・少しもらおう」



私に促されるようにして、史進さんがライチを頬張る。



史進「・・・うまいな」

郁里「はい」



それから、黙ってライチを少しずつつまむ。



史進「・・・まだ、行軍は続く」

郁里「はい」

史進「・・・踏ん張れ」



それだけ言うと、史進さんは背を向け、幕舎を出て行った。



(ひょっとして、励ましに来てくれたの・・・?)



史進さんのささやかな気持ちが嬉しかった。



(・・・せめて。迷惑をかけないように、がんばろう・・・)



ほんのりと、胸の奥が温かくなっていくのがわかった。




☆特別シナリオ終了☆




*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:




私たちは、数日に渡って行軍を続けた。

その間、朱武さんからの嫌がらせはなかったものの、ふと気を緩めると、いやらしい視線が絡んでくることに気付くようになった。


www嫌がらせとかwww



陳達「視線に気付くようになっただけ、成長したんだよ」



陳達さんはそう言ってくれるが、気の休まる暇は無い。

そしてとうとう目的地付近にたどり着くと・・・。



郁里「これは・・・」



目の前には、すでに敵が築き上げた陣があった。



陳達「梁山泊軍が攻めてくることを知っていたんだろうな。準備は万全っていうことだ」

史進「相手がどうであろうと、俺たちは勝つ」

陳達「言うと思った・・・」



陳達さんが大きくため息をついた。

私は、少し不安になって、史進さんに話しかけた。



1:本当に勝てるんですか?

2:怖くないんですか?←

3:がんばってください



郁里「怖くないんですか?」

史進「・・・・・」



思わず口から出た問いかけに、史進さんはわずかに眉根を動かした。



史進「怖くなど、ない。怖いとしたら・・・」

郁里「史進さん?」

史進「いや、なんでもない。行くか」

陳達「ああ」



まるで、散歩に行くような声のかけ方だったのに、史進さんの軍は、勢いと力をみなぎらせ始めた。



陳達「いいな、お嬢ちゃん。さっきも言ったが・・・まずは自分の身を守ることを考えろ。オレたちも、お嬢ちゃんのことまで守ってやれるかどうかは分からねえ」

郁里「・・・はい」

陳達「ただし、攻撃は最強の防御。やられそうになったら、やり返せ」

郁里「はい」



私が戸惑っている間に、戦は動き始めた。



史進「黒龍騎士団の切っ先の鋭さを見せてやるぞ。いざ・・・・・推参!」



史進さんの静かな声に答えるように、軍が怒号をあげた。

肌に粟が立つ。

敵も陣から出てきた。

どう見ても少華山の軍より数が多い。

そう思った次の瞬間・・・。

あっという間に戦闘になだれ込み、そこかしこで次々と兵が倒れていく。



郁里「ひ・・・・・っ!」



目の前で人が倒れた。



朱武「娘さん、ここで油断は禁物だよ」



朱武さんのいつにない緊張した声に、視線を上げた。

そこには、敵兵がいて・・・。

剣を振り上げ、私を見据えていた。



(ね、狙われてる・・・!)



とっさに目を閉じてしまった。



朱武「・・・おいおい




*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆



陳達のヒロインちゃんに対する呼びかけ、「お嬢さん」か「お嬢ちゃん」に統一してほしいwww


私的には「お嬢さん」がしっくりいきますが。



てことで、本日の私的名ゼリフ~




「だから、本気で口説こうと思っている」 by 朱武




ごめん、ビジュアルがあんまり好みではないの・・・




以上!!