こんばんは!
すっかりごぶさたのまなみんです!!
更新が滞ってしまって、誠に申し訳ありません。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。
てなわけで、史進レポでっす。
兵士でもないのに厳しく当たられてるヒロインちゃんが、ちょっぴりかわいそうだな~と思ったり思わなかったり・・・←どっちやねん
本日もガッツリネタバレあーんどツッコミで行きたいと思いますwww
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朱武「死ぬ気かい?」
朱武さんの静かな怒声が響き、次の瞬間、私の体がふわりと浮き上がった。
朱武さんは私を抱えたまま、剣を振るい、敵兵を斬り殺した。
朱武「戦場で目を閉じるなど、自殺行為だよ、娘さん」
郁里「す、すみません・・・」
小さく謝ったときだった。
朱武さんの視線が鋭いものになった。
朱武「避けるよっ!」
郁里「えっ・・・・・」
私の背後から近づいていた兵を斬り倒す。
朱武「っ・・・おやおや、囲まれましたね」
郁里「私のせいで・・・」
朱武「責任のありかを確認したところで、何もならないよ。そんなに申し訳なく思うなら、添い寝のひとつやふたつは覚悟したまえ・・・」
(っ・・・こんなときまで)
でも、戦場に立つ朱武さんは、とても頼もしく・・・。
次々に斬りかかってくる敵兵たちを、いとも簡単に倒していった。
(なんて、強い・・・!)
思わず、その姿に感嘆のため息をもらしたときだった。
朱武「危ないよっ!」
郁里「え・・・きゃあ!」
朱武さんが私を抱え、横に転がった。
朱武「っ・・・!」
郁里「朱武さん・・・!」
朱武さんの肩には矢が刺さっていた。
郁里「・・・っ!!朱武さんっっ!!!」
朱武「騒ぐな。これぐらい、どうと言うことはない」
郁里「でっ、でも・・・!」
(利き腕を怪我したら、いくら強くたって・・・)
朱武「そんな悲しそうな顔をせずとも・・・よい」
www変な言葉遣いwww
フッと、朱武さんが微笑む。
その顔は、今まで見たことが無いくらい、りりしかった。
陳達「朱武!お嬢さん!」
そこへ、陳達さんが馬で駆け込んできた。
周りにいた敵兵を蹴散らして寄って来る。
陳達「ひとまず、退散するぞ!」
陳達さんは、私と朱武さんのために別の馬を引いてきた。
朱武さんは、腕の怪我などないかのように、颯爽と馬にまたがり馬上に私を軽々と引き上げた。
朱武「逃げるのはあまり好きではないんだが・・・」
陳達「オレだって、嫌いだよ」
二人はそう言い合いながら、馬を走らせ始めた。
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私と朱武さんは、一足先に陣へと戻ってきた。
朱武さんは、軍医さんに傷を診てもらうために、陣の奥へと歩いていく。
郁里「・・・・・」
(私の・・・せいだ・・・)
何よりもつらかったのは、朱武さんが私を責めたり、なじったりしなかったこと。
ますます自分の責任の大きさを感じてしまう。
陳達「そう、落ち込むなよ・・・つっても、無理だろうな」
wwwなぐさめ役、登場www
郁里「・・・・・」
陳達「でも、これで分かったろう。ここが、どれだけ苦しい場所か、ということが」
陳達さんの言葉に、小さくうなずく。
(本当に、いつ命を落としても・・・おかしくない場所なんだ・・・)
手当てを終えた朱武さんが、肩に布を巻いた姿で現れた。
郁里「朱武さん・・・!ごめんなさい、私のせいで」
朱武「怪我はないかな?」
郁里「・・・はい。ありがとうございます・・・」
朱武「なに、目の前で女の子が殺されるのは、あまり興奮しないんでね」
いつものような、セクハラまがいの言葉も気にならないほど、私の胸は申し訳なさでいっぱいだった。
史進「怪我はどうだ、朱武」
そこに、史進さんが姿を現した。
朱武「大丈夫だよ、史進くん。大したことはない。明日の戦には復帰できるかな」
史進「・・・そうか」
朱武「ただし・・・娘さんが、夜通しあれやこれやそれや・・・看病してくれたら・・・の話だけどねえ・・・」
郁里「え・・・・・・?」
朱武「ふふ・・・うふふふふ・・・」
言いながら、朱武さんが微妙な笑い声をあげる。
www微妙な笑い声ってなんだwww
(こ、怖い・・・別の意味で優しくされそうな、身の危険を感じる・・・でも、怪我をしたのは私のせい・・・)
郁里「・・・私にできることがあれば、なんなりと」
史進「・・・・・!」
朱武「ほう・・・・・それは・・・嬉しいねえ」
言いながら、朱武さんが私の腰に手を回す。
郁里「で、でも、こういうのはちょっと!」
朱武「怪我したせいかな、体にうまく力が入らなくてね。支えてもらわないと歩けないんだ・・・うふふ・・・」
笑顔で言う朱武さんに、私は返す言葉もない。
陳達「全く、お前ってヤツぁ・・・」
朱武「これが怪我の功名ってやつじゃないか」
史進「気色悪いことをぬかさず・・・さっさと治せ。人手は常に足りない」
朱武「頭脳派の僕は、元々剣をふるうのは苦手なんだけどなぁ・・・」
(うそ・・・すごく強かった・・・)
朱武「さて娘さん、私は休息したいんだが、手伝いを頼むよ」
郁里「は、はい。では、失礼します・・・」
史進「・・・・・ああ」
朱武さんを支えつつ、歩き始める。
陳達「・・・いいんですか?頭」
史進「何がだ」
陳達「お嬢さんに、朱武の看病なんかさせて」
史進「・・・朱武が、早くよくなるに越したことはない」
陳達「・・・頭ァ・・・ったく、素直じゃねえな・・・」
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朱武「じゃあ、そろそろ寝るとするよ、娘さん」
朱武さんの看病で付き添っていた私は、その言葉にホッと胸をなでおろした。
郁里「なら、私は失礼しますね」
朱武「ああ、下がってくれて・・・おや・・・」
朱武さんは突然、虚空を見つめたまま身じろぎひとつしなくなった。
郁里「どうか、しました?」
私がそう尋ねると、彼の態度が急変した。
朱武「おやおや、まさかここで帰るつもりかい?今日は夜通し看病してくれる、はずだったよねえ・・・」
朱武さんは、私の手をつかむと、半ば強引に座らせ私の膝を枕に横になった。
郁里「朱武さん、やめっ・・・」
朱武「うん・・・なかなかよい寝心地だ」
郁里「膝枕なんかじゃ、熟睡できませんよ」
朱武「そうだね、熟睡できるように、軽く体でも動かす?」
wwwwww
郁里「・・・怪我をしているんでしょ、安静にしてください」
朱武「大丈夫、僕はね・・・片手だけの運動も得意なんだ・・・」
朱武さんが、私の腰周りをスッと撫でた。
その手は次第に上にあがってきて・・・。
郁里「ちょっ・・・何触ってるんですかっ」
私は朱武さんの手を強く振り払った。
朱武「おやぁ?僕の傷が癒えるように、努力してくれるんじゃなかったのかな・・・」
郁里「それとこれと、どういう関係があるんですか!」
朱武「ぐっすり眠らないと、怪我はよくならない。そのために、一緒に運動する・・・どうだい、立派な理屈じゃないか」
wwwちっともwww
そう言いながら、ゆっくりと朱武さんが体を起こした。
真正面から見据えられると、その鋭い目に射すくめられる・・・。
(ふざけた人だけど・・・迫力は・・・ある)
私がひるんだのに気付いたのか、彼は怪我をしていないほうの手で私の頬を撫でてきた。
郁里「やめてください!」
朱武「おっと、大声は禁物のはずだ・・・。大丈夫、すぐに嫌じゃなくなるから、ね」
ギャハハハハо(ж>▽<)y ☆
郁里「・・・ば、馬鹿にしないで!」
朱武「こうすることが、君のためにもいいと思うんだけどね・・・」
郁里「え・・・?」
朱武「誰かのモノになれば、少華山での居心地もよくなるよ」
郁里「わ、私はいつか、自分が元いた場所へ・・・」
朱武「それまでの間だよ。このままだと、君はいつまでも招かれざる客のままだ」
郁里「・・・・・そ、そんな」
朱武「君としても、足手まといになり、みんなの邪魔になるのは本意じゃないはず・・・」
郁里「・・・・・・」
朱武さんの言葉に、私は黙り込むしかなかった。
(私はやっぱり、ここでは邪魔者なの・・・?)
心に影がよぎる。
朱武さんの唇が触れそうになったときだった。
史進「原!」
幕舎の布を払うようにして、史進さんがすごい勢いで入ってきた。
(し・・・史進さん!)
私は、この状況を見られたのが恥ずかしく、また、どこか罪悪感を感じてしまって・・・なんとか平静を装おうと必死になっていた。
郁里「ど、どうしたんですかっ?」
史進「もう寝る時間だ。さっさと自分の幕舎に戻れ」
郁里「で、でも・・・」
史進「・・・・・なんだ。朱武に添い寝してやるつもりだったか」
郁里「と、とんでもない!」
史進「なら、行くぞ」
史進さんは、半ば強引に私の腕を引っ張り、幕舎を出た。
朱武「うふ・・・うふふふ・・・。まだまだ子供だねえ、うちの頭は・・・。からかいがいがあるったら、たまらないね・・・うふふふ」
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史進「お前は、馬鹿か」
幕舎を出たとたんに放たれた暴言に、私は思わず言葉を詰まらせる。
www暴言というほどではないwww
郁里「馬鹿ってなんですか!」
史進「馬鹿としか思えぬ・・・・・なぜ、朱武の好き勝手にさせる」
郁里「そんなこと言われても・・・怪我をさせたのは、私ですし・・・」
史進「怪我をするほうが悪い」
www出wwwたwww
(また、言った。弱い人の責任だって・・・でも、もしそうだっていうなら・・・)
私は、ずっと心にわだかまっていた気持ちが、怒りとしてせりあがってくるのを感じていた。
郁里「・・・なら、セクハラを受けるのも、弱い私が悪いって言うの!?」
史進「・・・・・?お前の国の言葉はわからんが、事実、お前は自分の身も守れていない」
郁里「史進さんには分からないのよ!ああいうふうに迫られて、女はね!すっごい怖いんだから!史進さんの分からず屋!」
史進「・・・言葉に気をつけろ!今、ここの大将はオレだ」
郁里「・・・偉そうに」
wwwブチ切れってヤツですかwww
史進「命令が聞けないなら、今から梁山泊に帰れ。帰り道が分からないなら、のたれ死ね」
(・・・・・っ)
あーあーあーあー(´・ω・`)
あまりにもひどい言い方に、怒りは増幅していたが・・・。
昼の戦闘で本当に命を落とした人たちを目の前で見たせいか、「死」という言葉が重く感じられて、言い返せない。
郁里「・・・弱いから・・・ってこと?」
史進「・・・そうだ」
郁里「・・・・・っ!」
史進さんの冷たい言い方に、更に文句を言おうとして、私はハッと口を閉ざした。
(あれ・・・・・史進さん・・・・・?なんだか・・・辛そう・・・?)
次の言葉が、出なくなってしまった・・・。
史進「・・・さっさと戻って寝ろ。睡眠が不足すると、判断力も鈍る」
そう言い残すと、史進さんは背を向け、歩き出す。
(・・・史進さん・・・あんなふうに言っているけど、結果としては、朱武さんから私を助けてくれたことになる・・・。でも・・・でもね・・・分からないの・・・史進さん・・・あなたの・・・心が・・・)
遠くなっていく史進さんの背中を・・・彼の見えない心の内を探るように・・・じっと、見つめていた。
*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:
翌日・・・。
私たちは陣を立て直すために、敵から少し離れた位置まで退却していた。
史進「まもなく、本陣が柴進殿を救い出す。その囮となるために、陣を整え次第、再度出撃する」
(そういえば、呉用さんが言っていたっけ。今回は、勝つことが目的じゃない、柴進さんを助け出すための隙を作るのが役目だって)
見ている限り、史進さんの軍と高廉軍は、数に圧倒的な違いがあるにも関わらず、互角の戦いをしていた。
囮としての役割は十分果たせていると思う。
そこへ・・・。
兵士「史進さま!」
史進「なんだ、柴進殿を救えたのか!?」
兵士「いえ・・・それが・・・本陣が潰走しました・・・」
エエッΣ(゚д゚;)
史進「・・・・・・」
兵士「高廉軍の追撃を受けている状態です」
史進「・・・被害は」
兵士「呂方殿の働きで、最小限にとどまっています」
陳達「・・・どうする、頭」
史進「本陣を見殺しにはできない」
朱武「・・・うぅむ、しかし、今から行って間に合うかねぇ・・・」
楊春「・・・・・っ」
wwwいたのwww
史進「・・・楊春もそう思うか?」
楊春「・・・・・っ!」
史進「しかし楊春、お前はそう言うが・・・」
(史進さん、よく楊春さんの言いたいことがわかるな・・・。ん・・・?あれ・・・?)
私は、四人の話し合いを眺めながら、ひとつのことが気になっていた。
史進「よし、ここは決断が必要だ。柴進殿を救えなければ、この戦は無駄になる。怪我のない者だけで編成し直し、急ぎ本陣の救援に向かう」
郁里「ちょっと待ってください!」
駆け出そうとした史進さんを慌てて呼び止める。
私の頭の中で、ひとつのアイデアが固まっていた。
史進「なんだ、原!今、お前の話に付き合っている暇は・・・」
1:いいことを思いつきました
2:戦に関することで提案が←
3:とりあえず聞いてください
郁里「戦に関することで、提案があって」
史進「原が・・・?」
郁里「はい、役に立つかは分かりませんが・・・」
史進「・・・手短に言え」
郁里「高廉軍が、本陣を追撃している、って言いましたよね?」
史進「そうだ」
郁里「敵に新しい助けが来たわけでもなさそうだし・・・ということは、宋江さんたち本陣を追撃しているのは、高廉軍の・・・」
史進「・・・・・っ!そうかっ」
郁里「はい。高廉軍の全軍は、多くても三千」
史進「宋江殿の本隊は、万を数えるはずだから・・・高廉軍は全軍を差し向けて追撃しているはず」
郁里「はい。ですから・・・今なら柴進さんの守りは手薄のはずです」
史進「・・・・・原・・・・・」
陳達「娘さん・・・」
まーた呼び方が変わった(-""-;)
朱武「・・・これは驚いたね」
そばで聞いていた陳達さんが真顔になり、朱武さんが呆れたように笑った。
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
長すぎるシナリオはところどころ端折るんですが、なんか切りどころがわかりづらいwww
てことで、本日の私的名ゼリフ~
「お前は、馬鹿か」 by 史進
やっぱこれでしょwww
以上!!