【一〇八恋星☆水滸伝】九紋竜・史進 第三章 第六話~第十話 | andante cantabileーまなみんの別カレ日記ー

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攻略記事を検索して来られた方は、「徒然日記」の「!注意!」という記事に目を通してください!!

こんばんは!



最近、夜に編集して昼にupすることが多いので冒頭の挨拶がとんちんかんなまなみんです!!



ちなみに今は深夜0時・・・公開はきっと明日(正確には今日)のお昼頃でしょう・・・。



てなワケで史進のまったりレポ、本日もがっつりネタバレ・ツッコミありですよんヘ(゚∀゚*)ノ




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宋江さんの言葉に、私はわずかに身を固くする。



郁里「な、なんでしょうか・・・?」

宋江「先だって、そこの三人が言い争った話の続きなのだが・・・」

郁里「あ、誰のお世話になるのか、というお話・・・でしょうか」

宋江「うん。そういうことだ・・・ああ!」

郁里「・・・・・!?どうなさいました?」

宋江「・・・いや、意思疎通ができるというのは、なんとも話が早い」

郁里「あ、そ、そうですね・・・」

史進「・・・・・・」

宋江「・・・先ほどから、話に出ていたとおり、史進はこれから軍を率いて出陣することになる。そこで、君は選択しなければならなくなった。ここに留まるか、それとも彼についていくか」


(史進さんについていくということは・・・つまり・・・戦場に行く、ということになる・・・)


しかも、最前線ですよ(・∀・)


宋江「遠慮しなくていい。君が思っていることを、素直に話してみなさい」

郁里「正直・・・一人でここに残るのは不安です。みなさんが悪い人ではない、ということはなんとなく分かるんですが、それでも、やっぱり史進さんについていきたいです」

宋江「・・・郁里さんはこう言っているが。史進、君はどうだい?」



不安な気持ちで、史進さんの方を見る。



史進「そこまで言うなら・・・ついてくればいい」


(えっ!?)


www自分で言っといてこのリアクションwww


郁里「・・・本当に・・・いいんですか?」

史進「置き去りにするのも心苦しい。原がそれでいいなら、それでいい」

郁里「あ、ありがとうございます!」



ホッと息を吐く。



宋江「では、郁里さんについてはひとまず。史進、官軍については・・・任せるよ」

史進「承知しました」

呉用「では、会議は以上だ。解散」



呉用さんの声で、その場は散会となる。



(どうなることかと思ったけど、史進さんと一緒にいられるみたいでよかった・・・)


史進「原、ぼんやりするな」



すっかり人がはけた大広間。

史進さんがこちらに向かって声をかけてくれた。



郁里「史進さん、ありがとうございます!連れて行ってくれるって・・・」



史進さんは、なぜか沈黙しながらしっかりと私を正面から見据えた。

そして、ゆっくりと話を始める・・・。



史進「ここを発つ前に、言っておかなければならないことがある」

郁里「なんでしょうか・・・?」



真剣な表情を見せる史進さんに、私の背筋も伸びる。



史進「戦場に行くからには、隊に加わることになる」

郁里「えっ」

史進「ただそこにいるだけ、などは許されない。みな、命をかけて戦っている」



ふと、少華山の人たちのことを思い出す。

・・・・・傷だらけの体。



史進「生半可な気持ちでは、すぐに命を落とす」



私の気持ちの揺らぎを見てとったように、史進さんがきっぱりと言い切った。



史進「隊に加わるからには、強くあれ」

郁里「え・・・強く・・・?」



史進さんの言葉に、私はきょとんとしてしまう。

そんな私を置いて、史進さんはさっさと先に大広間から出て行ってしまう。



(どういう意味・・・?)



史進さんの後ろ姿を見送りながら、私はなんだか置いていかれてしまうような寂しさを感じて、ぼんやりとその場に立ち尽くしてしまった。



陳達「お嬢さん」


wwwあ、いたんだwww


郁里「は、はい!」



いつの間にか、そばには厳しい表情を浮かべる陳達さんたちがいた。



陳達「呆けてる暇は、俺たちにはないぜ?さ、準備に加わるんだ」

郁里「は、はい・・・あの、今の史進さんの言葉は・・・?」

陳達「そのまんまの意味だよ。強くなければ、少華山では命を落とすことになる。それは、お嬢さんだって例外じゃねえ。うちの山に加わる奴は、最初、全員が頭にあの言葉を浴びせられるのさ」

郁里「・・・・・・」

陳達「ところでお嬢さん、馬には乗れるのか」

郁里「い、いえ」

陳達「・・・どういうつもりだい、頭は・・・。今からじゃ、稽古をする時間もない。とりあえず、移動は俺の馬に乗ってくれ」

郁里「はい・・・」

陳達「明日から、お嬢さんの想像を超えるような日々が始まるぜ・・・覚悟しろよな」



緊張した声で言う陳達さん。

しかしまだ、私はその厳しさをちっとも分かっていなかった。




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???「・・・原・・・起きろ」

郁里「うーん・・・あと5分・・・」

???「原っっ!」

郁里「きゃあ!はいっ!」



大きな声に、思わず跳ね起きる。



郁里「し、史進さん!?どうしたんですか、急に・・・!」

史進「出立するぞ」

郁里「えっ」

史進「梁山泊を出る。早く準備しろ」



史進さんはそれだけ言って、さっさと部屋を出て行く。



(出立するって言っても・・・まだ夜も明けてないんですけど・・・)


陳達「お嬢さん」

郁里「きゃ!」

陳達「すまねえ、驚かせたか」

郁里「い、いえ・・・」

陳達「これに着替えな。馬に乗って駆けるのに、そのひらひらの格好じゃまずいだろ」



陳達さんも、余計なことは一切言わずに、着物を置いて部屋を出て行く。



(なんだかせわしない・・・なんて考えてる場合じゃなかった!置いて行かれちゃう!)



こうして、私たちは梁山泊を後にした・・・。




*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:




陳達「大丈夫か?」

郁里「は、はい、どうにか・・・」



夜明け前から馬で駆け続け、今日の野営地に着いたとき、私はすっかりクタクタだった。



陳達「ここからは野営の準備に入る。俺たちの隊は、自分のことは自分でやるのが基本だ。人のことを手伝っている間に、自分が命を落とす可能性だってある」

郁里「は・・・い・・・」

陳達「とは言え、今のお嬢さんを放っておけば、確実に野垂れ死にだ。しっかりオレがやるのを見て、一回で覚えんだぞ」

郁里「は・・・はい!」



起床から始まり、出発の準備、野営、炊事・・・。

やることは山のようにあり、そして、それを全て短時間でこなさなければならなかった。



(史進さんの隊の人たちは、毎日これをやっているんだ・・・)



そう思うと、尊敬の念さえ湧いてくる。

私も、人に迷惑をかけないくらいは自分のことをやらなければ、と、陳達さんの作業をじっと覚える。

その時だった。

野営地の一部が、なにやら騒々しくなり始めた。



(何だろう?ずいぶんと騒がしいけど・・・)



興味を惹かれて、陳達さんと一緒にざわついているほうへと向かう。



郁里「陳達さん、何があったんですか?」

陳達「どうやら、少華山の本隊が到着したらしい」



本隊を率いてきたらしい一人が、馬から降りてこちらに向かってきた。

どうやら偉い人のようなのだが・・・。



(どうも歩き方というか立ち姿が、フワフワしてるんだよね。梁山泊って、変わった人が多いのかな・・・)


www朱武だwwwてか、ヒロインちゃんの毒舌出たよwww



そのフワフワした人は、眠そうな目をしたまま陳達さんに話しかけた。



???「おや・・・陳達」

陳達「よう。思ったより早かったな」

???「まあねぇ。僕の統率力があれば、これくらいはね・・・。で、そちらの娘さんが、頭の言っていた麗しきお人だろうか」



流し目なのか、単に顔を向けるのが面倒なのかわからないが、その人は、目だけで私を見て、にっこりと笑った。



陳達「・・・おい。悪い癖はやめてくれよ。ただでさえ、頭がピリピリしてんだ・・・」

???「なんだってぇ?まさか、頭のお気に入りなのかい?」


ウン(/ω\)←まだ早い


陳達「さあな。その辺は本人に聞けよ。・・・ああ、お嬢さん。こいつは朱武って言う」


(しゅぶ、さん。前に史進さんの口から名前が出ていたな・・・)


そうだっけ?(・∀・)←記憶力ハンパなくヤバイ


郁里「は、初めまして・・・」

朱武「やあ、初めまして。お目にかかれて、とっても光栄だよ」



そう言うと、朱武さんは恭しく私の手を取り、甲に口づけした。



郁里「なっ」

朱武「挨拶代わりだよ、娘さん。ふふ・・・うぶな子は、好物さ。これから数日、行軍を共にするなんて、胸がときめくねぇ!」


(う、うぶって言われたっ!な、なんか・・・李俊さんや戴宗さんと同じ血を感じるのに・・・二人とはまた違う感じで・・・変な人・・・)


www失礼な子www


陳達「それから、こっちが楊春だ」


いたの!?Σ(・ω・ノ)ノ!



陳達さんが、朱武さんの隣にいる男性も紹介してくれる。



(ようしゅん、さんね)


郁里「初めまして、原郁里です」

楊春「・・・・・っ」


wwwwww


郁里「え?」

楊春「・・・・・っ」

郁里「あ、あの、もう少し大きな声で・・・」


www無理www


兵士「失礼します・・・副頭領は、あなたをかわいい人だと言っています」



楊春さんのそばにいた兵士さんが、通訳のように言った。



陳達「あー、楊春はほとんどしゃべらねえんだ。表情と短い単語だけで会話するんだよ」

郁里「はあ・・・」

陳達「頭やオレ、朱武はコイツの言いたいこととかすぐわかるが、他への伝達は、部下がいつも通訳についてくれんだ」


wwwヤダ、そんな上司www


郁里「へえ・・・すごい・・・ですね」


(それって、戦のときに不便じゃないのかな?)


陳達「楊春と朱武と三人で義兄弟の仲でな。昔から山賊稼業をやっていたんだが、すっかり頭の男気に惚れちまって。こうして今はみなで頭の元にいるってわけだ」

郁里「へえ・・・」


(変わった人たちだけど、固い絆で結ばれているんだ・・・)


www前半のひとことが余計www


史進「このまま、今後の・・・」

郁里「ひゃっ!」

史進「・・・どうした、原」

郁里「い、いえ、なんでも・・・」


(気配がしないんだもん!びっくりするじゃない・・・)


www毒舌の次は、逆ギレですかwww


史進「今後のことについて話し合いたい。陳達、朱武、楊春、来てくれ」

陳達「承知だぜ、頭」

史進「原は先に寝ろ。いいな」



投げつけるように言われた。



郁里「はい・・・」



私はそのまま放っておかれてしまう。

会議が大事なのはわかるけど・・・。



(ちょっと・・・寂しい・・・)



陳達さんに教わって、自分で立てた幕舎に戻った私は、寝床に潜り込んだ。

でも・・・一向に睡魔は訪れてくれそうにない。



(すごく疲れているのに、全然眠れない。こんな・・・キャンプみたいに眠るのは初めてだからかな)



それでも興奮した神経が安らいでくると共に、徐々に睡魔が襲ってきた。




*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:




どれぐらい時間が経っただろう。

うとうとし始めたときだった。

幕舎の外に、人影が見えた気がした。



(誰かいるの・・・?)



その人影は、幕舎の中に入ってくるでもなく、表に座ったようだった。



郁里「誰?」

???「・・・・・」

郁里「もしかして、史進さん?」

史進「・・・起きていたのか」

郁里「はい。どうかしましたか?」

史進「・・・・・・」

郁里「あの・・・良かったら、中に入りませんか」

史進「邪魔してすまない・・・」

郁里「いえ・・・それで・・・」



1:何か話でも?

2:様子を見に来てくれた?←

3:眠れないんですか?



郁里「様子を見に来てくれたんですか?」

史進「・・・気分はどうだ」

郁里「え・・・少し、寝つきが悪いくらいです」

史進「そうか。温かい湯を飲め。少しは気持ちが落ち着くはずだ」



そう言うと、史進さんは立ち去ろうとした。



郁里「史進さん!」

史進「なんだ」

郁里「あの・・・ありがとうございます」

史進「礼を言われるようなことは何もしてない」



今度こそ、史進さんが立ち去っていく。



(心配してくれた・・・のかな・・・)



その事実がほんのり私の気持ちを温かくした。



(今度こそ、眠れそう・・・)



私はゆっくりと目を閉じた。




*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:




郁里「ん・・・・・」



遠くで馬のいななきが聞こえて、目を覚ました。



(もう、朝・・・起きなくっちゃ。寝坊なんかしたら、絶対怒られる・・・)



ごろりと寝返りを打った。

すると・・・。



???「やあ、姫。お目覚めかな・・・?」




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朱武&楊春登場~


この二人が出ると、陳達が一気に真面目人間に見える不思議www



てことで本日の私的名ゼリフ~




「・・・・・・っ」 by 楊春




うれしいこと言ってくれてるんだから、もうちょっと声、張ろうかwww



以上!!