こんにちは!
ちょっと風邪気味のまなみんです!
なんか、ここんとこ風邪を引きやすくなった気がする・・・
年のせいか( ̄□ ̄;)!!
さて、本日の桂さんレポですが、実は桂さんが立ち絵でまったく出てきませんwww
その理由は後々分かるのですが・・・
それでは、ネタバレ・ツッコミ満載でサクサク参りましょ~
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
綾「昨日はなんだかいろいろあったなぁ・・・」
私は、藩邸の入り口のお掃除をしながらつぶやいた。
綾「いろんな意味で緊張したよ・・・」
あんな実際に戦うみたいな訓練をしたのは生まれて初めてだし、・・・誰かにあんなにきつく抱きしめられたのも。
結局、あの後桂さんには会っていない。
龍馬さん達と、とても大事な用があるらしくて、訓練後すぐに出かけてしまったから・・・。
そして、今日も桂さんは朝から出かけていた。
綾「今日はもう、会えないのかな・・・」
??「そんなことはありません!」
綾「え?」
振り返ると、一人の藩士の人が立っていた。
藩士「大丈夫です。今なら会えます!というより、是非会ってもらいたいんです!」
そう言って藩士の人は頭を下げた。
(え?桂さん、もう帰ってきたのかな?)
そう考えていると、藩士の人が、まだ頭を下げていることに気がついた。
綾「あの、頭を上げてください」
藩士「いえ!是非、綾さんのお力を借りたいんです」
綾「え?私の力・・・ですか?」
藩士「はい。どうしても、我々の力では止めることができなくて・・・」
(止めるって桂さんを?何のために・・・)
藩士「会談に際して、気に入りの茶菓子がないので、ご自分で買いに行くと言ってきかないのです」
www高杉さんかwww
藩士「ですから、綾さんに是非、高杉さんをなだめていただけないかと・・・」
綾「やっぱり!高杉さんのことだったんだ・・・」
藩士「え?はい。そうですが・・・何か?」
綾「い、いえ、なんでもないんです!」
藩士「お願いします!桂さんの他に、高杉さんを止めることができるのは綾さんしかいないんです」
これ以上の会話は無用とばかりに、藩士の人は、また頭を下げた。
綾「うう・・・わかりました」
私は藩士の人に続いて、屋敷の中に入った。
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そこでは、藩士の話どおり、高杉さんが豪快に駄々をこねていた。
高杉「どけ!すぐに帰ってくるっつってんだろ!」
藩士「今から出かけては間に合いません!干菓子は我々で買いに行って参りますから・・・」
高杉「だから、菓子は自分で選ぶといっている!」
藩士「我々は桂さんから、きつく言われているんです。高杉さんが外出をされたがったら気をつけろと・・・」
wwwwww
高杉「なんだと!お前たち、小五郎と俺とどっちの言うことを聞くんだ!」
冗談でも、それは言っちゃいけません(・∀・)
藩士「そ、そう言われましても・・・」
その言葉を聞いたとき、不意に昨日の桂さんの表情が思い浮かんだ。
桂さんは、高杉さんが太陽で、自分は月だと言っていた・・・。
とても、寂しそうに・・・。
桂さんは、きっと自分の役を理解していて、その役に徹しようとしている。
たとえ、それが辛い役割であっても・・・。
だから、高杉さんが、桂さんと自分を比べるようなことを言ったのが許せなくて・・・。
綾「高杉さん!!」
気がついたら、私は自分でもびっくりするくらいの大きな声を出していた。
高杉「!!綾か・・・。どうした、そんなに大きな声を出して」
綾「どうした、じゃないですよ!何を子供みたいな駄々をこねているんですか!」
高杉「なに!誰が子供だ!」
wwwあなたですよwww
綾「高杉さんです!」
高杉「う・・・。なんでそんなに怒ってるんだ・・・?」
綾「怒ってません!」
wwwや、めっちゃ怒ってるやんwww
高杉「いや・・・どうみても怒ってるだろ・・・」
綾「それより、そのお菓子があればいいんですか?」
高杉「え?」
綾「お菓子がほしいって駄々をこねてたんでしょ?」
高杉「い、いや・・・それは・・・。くだらん話し合いに付き合わんでもいいように、その・・・」
綾「桂さんは大事だって言ってましたよ!」
高杉「大事だろうが小事だろうが、俺はもう結論出してんだ!それを、時期がどうだの、場所がどうだのと・・・」
綾「だからって、逃げ出しちゃだめでしょ!」
高杉「ば、ばか!俺はそんなつもりじゃ・・・」
綾「とにかく!お菓子は私が買って来ますから、高杉さんはおとなしく待っててください!」
高杉「な、なに!」
綾「いいですね!」
高杉「あ、ああ・・・」
藩士達「おおっ・・・」
小さくだけど、藩士のみんなの感嘆の声が聞こえてきた。
私は、お店までの簡単な地図をもらって、お屋敷を出た。
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【長州藩・桂小五郎】
私は寺田屋から、藩邸へと急いでいた。
(大久保さんを待たせる訳にはいかない・・・)
坂本くん達の協力のおかげで、大政奉還の建白書はまとまりそうだ。
(そのためにも、薩長同盟は必ず締結しなければいけない・・・。そういう意味でも、今日の会合は重要な意味を持つ・・・なのに・・・)
私の目的は、晋作という象徴を補佐して長州藩を結束させ、来るべき時代を正しい在り方に導くことだ。
(その目的を前に、小事に関わっている暇はないはずなのに・・・なのに・・・私の心は揺れている・・・。私の計算や、信念、理論の外側にいる存在・・・。綾さんは晋作に似ているんだな)
そんなことを考えながら歩いていると、通りの茶屋の椅子に腰掛けている客の姿に目が止まった。
通りには人の姿が結構あるのに、自然と目が引きつけられてしまう。
桂「綾さん・・・。ん?あ、あれは・・・」
私の心は、にわかにこれまでとは違うざわめきを感じた。
椅子に腰掛けていた綾さんは、一人の男に話しかけられていた。
京ではすっかり馴染みになっている青い羽織をまとった男に。
桂「まさか。綾さんが奴らの間者なはずは・・・」
とうにぬぐい去っていたはずの疑念が再び浮かんでくる。
桂「確かめるしかないな・・・」
私は、二人に気付かれないようにそっとその茶店に向かった。
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【主劇・綾】
お店の場所はわかりやすくて、方向音痴の私にも、地図を見ればすぐに分かった。
たどりついた店には、美味しそうな干菓子がたくさんあって・・・。
私は、なんだかお腹が減ってしまった。
私は、持ち帰る分を頼んでから、お店でいくつか食べて帰ることにした。
www「いくつか」ってwww
綾「あー美味しかった!これだけ美味しいんじゃ、大事な時でも食べたくなるの、わかるな・・・」
??「そうなんです。ここの干菓子は癖になるんですよね」
突然の聞き覚えのない声に、私はびっくりして振り返った。
??「あ、ごめんなさい。驚かせちゃいましたか?」
www当たり前だwww
そこには、少年のような笑顔を浮かべた、長身で青い羽織を着た男の人が立っていた。
??「あれ?あなた・・・」
男の人は私の顔をじっと見たかと思うと・・・嬉しそうに笑った。
??「やっぱりそうだ!ちょっとの間、ここに座らせてもらっていいですか?」
そう言いながら、その人は私の向かいに腰掛けた。
綾「あのう・・・すみません。誰かと勘違いなさっていませんか?」
??「え?」
綾「私、あなたとお会いするのは初めてだと思うんですけど・・・」
??「ああ、そうか。すみません。奇妙な偶然に、なんだか興奮してしまって・・・。僕は沖田総司といいます」
綾「沖田・・・総司さんですか?」
wwwもうツッコミたくもないですwww
ん?どこかで聞いたことある気がする・・・けど、余計なことは言わない方がいいよね。
総司「はい。新撰組一番隊組長をしているんですけど。知ってますか?」
しんせんぐみ?これもどこかで聞いたことはあるけど・・・。
冷蔵庫じゃないの?(・∀・)←バカにしている
綾「ええっと・・・。ごめんなさい。私、京に来て間もないんで、よく分からないんです」
総司「そうですか・・・京では結構有名になってきてると思ったんだけど、まだまだだな・・・」
綾「有名なんですか?ごめんなさい・・・知らなくて」
www聞きようによっては、とても失礼な謝り方だなwww
総司「謝らないでください。有名といっても、悪名の方ですから」
(あくみょうって、あんまりいい意味じゃなかったよね・・・)
総司「京の人からは、冷酷非道の人斬り集団って言われてます」
綾「人斬り・・・」
総司「あ、驚かせてすみません。いきなり人斬りは引いちゃいますよね」
この時代に来て人斬りって聞いたのは二度目だけど・・・。
総司「隊にちょっと頭が固い人がいて、厳しい隊則を作ってしまったんです」
どこかで聞いたような・・・。
総司「目的を果たすためには、合理的に考えて、効率を重視しようとするんですよ。そうすると、人からはどうしても冷たく、時には非道に見えることもあるみたいで・・・」
話を聞きながら、なんだか私は桂さんを思い出していた。
その時、私たちの間をとても綺麗な女の人が通って沖田さんの隣に腰掛けた。
桂さんのことを考えていたはずなのに、なぜかその人に目を奪われる。
(うわ、背が高い・・・。未来だったら、モデルさんとかやってそう)
しばらくその人から目が離せずにいたら、目が合って、私はあわてて目を逸らした。
総司「どうしました?」
私の様子に気がついて、沖田さんが声をかけてくれた。
綾「いえ。ちょっと違うけど、私の知り合いにも似たような人がいるなと思ったから・・・」
総司「へぇ、そうなんですか?いったい、その人はどんな人なんです?」
綾「ほんとは優しいのに、わざとそれを見せないようにしているかと思ったら・・・優しい顔してるのに、裏では全然別のことを考えてそうだったり・・・」
総司「ふーん。なんだか随分ひねくれた人なんですね」
綾「そうなのかな?でも、その人は頭で考えて、わざとひねくれようとしてるみたいで。だから、時々つらそうに見えるときがあるんです・・・」
総司「うちの土方さんにも、そうやってしっかり見てくれるいい人がいれば、少しは柔らかくなりそうなのに・・・」
綾「い、いい人って?」
総司「え?てっきり僕は、今のお話の人が・・・。その人とあなたはどういった関係なんですか?」
・関係なんてありません
・自分でもよくわかりません←
・お世話になってる人です
綾「自分でもよくわかりません。でも・・・なぜかいつの間にか気になってるんです。その人のこと・・・」
総司「その人は、何も言ってこないんですか?」
綾「その、何か言われたりとかは・・・」
総司「言われた訳じゃないけど、気になるような仕草はある?」
wwwおおありですwww
綾「え・・・」
総司「なるほど!じゃあ大丈夫ですよ。あなたもですが、その人はかなり鈍い人みたいですね」
綾「その人・・・鈍いですか?」
総司「うん!絶対に鈍い!」
綾「ふふっ、ふふふふ・・・」
あの桂さんが、初対面の人に鈍いって言われていると思うと、なんだかおかしくなってきてしまって、思いっきり笑ってしまった。
(あれ?)
ふと気がつくと、さっきの女の人が、すごい顔で沖田さんを睨んでいた。
www美人のにらみって、怖いよねwww
(どうしたんだろう?大声で笑いすぎちゃったのかな?)
総司「すみません。話が随分横にそれちゃいましたね。どうして僕があなたを知ってるかと言うと、実は四、五日前に偶然あなたらしき人を見かけたんですよ」
綾「私みたいな・・・ですか?」
総司「はい、その時あなたの格好がなんというか変わっていて・・・」
(あ、わかった!きっとこの人は、制服姿の私を見かけたことがあるんだ・・・)
綾「ああ!だったら、それってたぶん私です」
総司「やっぱりそうでしたか」
綾「はい。多分その時は舶来の着物を着ていたんだと思います」
舶来の使い方が正しいかどうかめちゃくちゃ不安だったけど、すまし顔でそう言ってみた。
(私の素性って言わない方がいいよね・・・)
って、言ったとしても信じてもらえるとは思えないけど・・・。
総司「舶来の着物ですか・・・。そのような物を手に入れられる人なら、ひょっとして・・・念のために聞いておこうかな」
言いながら、沖田さんは懐から何枚かの髪を差し出した。
総司「すみません。この人たちを見かけたこと、ありませんか?坂本龍馬という人の手配書です」
綾「え!?」
総司「もしかして、ご存知ですか?」
綾「あ、い、いえ・・・」
手配書って、絶対いい意味じゃないよね。
龍馬さんは何か悪いことしてるってこと?
とにかく私が龍馬さんたちを知ってることは言わない方がいい気がする。
総司「そうですか・・・他のは、“人斬り以蔵”や中岡慎太郎という男達なんですが・・・」
(そ、そんな・・・どうしてみんなが手配されなきゃいけないの?)
綾「この人たちはいったい何をしたんですか?」
総司「色々してますよ。例えば、外国にこの国を売ろうとしてるとか・・・」
綾「外国に売る?」
総司「はい。でも、何より僕達新撰組にとって一番困るのは、侍の世を終わらせようとしてることです。そうるすと、僕が大好きな人たちが困るんです」
綾「大好きな人って、さっき言ってた?」
総司「そう、土方さんや近藤さんです。皆、侍になるのが夢だったんです。だから、その夢を邪魔するような人がいれば・・・」
綾「いたら・・・?」
総司「斬ります!」
私は、その言葉で急に緊張してきた・・・。
総司「ん?どうしました?」
綾「い、いえ・・・なんでも・・・なんでもありません・・・」
すぐにその場を立ち去りたいのに、体がうまく動かない。
でもこれ以上、沖田さんと自然に会話することも出来そうにない・・・。
(どうしたらいいんだろう・・・助けて、桂さん・・・)
綾「!!」
すると一瞬、空気がヒヤリとしたような気がした。
総司「!!」
沖田さんが刀に手を伸ばそうとする。
??「御免!」
緊迫した空気を打ち破るように大きな声がした。
綾「あれ?この声は・・・」
振り返ると、そこには大久保さんがいた。
大久保さんだぁ~ε=ε=ε= ヾ(*~▽~)ノ
大久保「主、この店で一番渋い茶を所望する。すぐに支度してくれ。ん・・・なんだ?どこかで見た顔が、ひぃ、ふぅ・・・ん?なんだかひとつはいつもと少し様子が違うな?」
そう言いながら、大久保さんは私たちの方を見る。
(え?今、知った顔の数を数えたよね。もしかして・・・)
総司「どうも、お久しぶりです・・・」
さっきの緊張感は、すっかり解けた様子で、沖田さんはぺこりと頭を下げていた。
大久保「ふん、誰かと思えば新撰組の小僧か・・・。こんなところで油を売れるとは、いい身分だな」
総司「いやだな。油を売るなんて。ちゃんと聞き込みをしていたんですよ。こちらのお嬢さんに・・・」
大久保「ふむ、小娘に小僧か。確かに似合いの組み合わせではあるが、ちと意外だな」
相変わらずの上から目線は頭にくるけど・・・このタイミングは絶妙です。大久保さん!
綾「こんにちは、大久保さん」
大久保「ふん!お前もいいご身分だな小娘。だが逢引の相手は、小僧とかぎら・・・ん?」
大久保さんの視線が、私から少しずれたところで止まった。
大久保「なるほどな、訳ありか。ここでひとつ、貸しを作っておくのも悪くない」
綾「え?」
大久保「おい、小僧!見ての通り、その小娘は薩摩藩縁の者で、これから私と行くところがある」
綾「じゃあ、大久保さんも・・・」
行き先を言いかけたところで、大久保さんに視線でそれを制された。
(そ、そうか・・・桂さんたちのことも知られるとまずいんだ・・・)
総司「なるほど・・・そうでしたか。分かりました。では、僕はこれで失礼します」
大久保「ああ」
総司「時に大久保さま、近頃、薩摩藩にも色々な輩が出入りしてるようですね」
大久保「それがどうかしたか?お前には関係のないことだ」
総司「そうですね。関係なければいいですが、もし、関係があったときはご覚悟を・・・」
大久保「なんだ?喧嘩を売っているのか?」
総司「やめておきます。ここの干菓子は好きだから、迷惑をかけたくないですし・・・それに、この場所で二対一はちょっと厳しそうです。またの機会に譲りますよ」
大久保「ふん。食えない小僧だ」
総司「あ」
去りかけた沖田さんが振り向く。
総司「君、名前は?」
綾「あ・・・沢村、綾です・・・」
総司「ありがとう、綾さん。またどこかでお会いできるといいですね。では」
そういい残して、沖田さんは走り去っていった。
つい、名前教えちゃったけど。
ま・・・まずかったかな。
ちらりと大久保さんを見る。
大久保「察しが良いかと思えば、やはり考えなしのようだな」
綾「す、すみません・・・」
大久保「まあいい。主!茶葉の準備はできたか!ならば、この小娘に渡せ」
お店の人が私に包みをくれた。
大久保「よし!行くぞ小娘」
綾「え?でもお金・・・」
大久保「心配するな。長州がしっかり払ってくれる。借りがあったままでは、これからの話がしにくいだろうからな」
そう言いながら、大久保さんはさっさと行ってしまった。
私も、慌てて大久保さんを追いかけた。
でも、なんでだろう?
お茶屋にいる間中、ずっと誰かに見守られているような気がしてたのは。
www相変わらず、変なトコするどい子ですwww
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
幕恋は後ろ姿の立ち絵があるのですが、私は桂さんと、総司くんの後ろ姿が大好きですwww
二人ともキレイなんだよね~・・・髪が!←そこか
ちなみに、色んな俳優さんが沖田総司を演じてらっしゃいますが、私が一番好きなのは、「壬生義士伝」の堺雅人さんが演じられた沖田総司です!
ということで、本日の私的名ゼリフ~
「心配するな。長州がしっかり払ってくれる。借りがあったままでは、これからの話がしにくいだろうからな」
by大久保さん
一瞬で全てを理解して動き、そして後々への気遣いも忘れない大久保さん。超カッコイイ!!(≧▽≦)
以上!!