【智多星・呉用】第六章 第六話~第十話 | andante cantabileーまなみんの別カレ日記ー

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※盛大にネタバレしてます!!

※簡易レポです!!

※でもツッコミは入れます!!



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話し合いの日から数日。

呉用はとても忙しく、殺気立っていて、話しかけることすらできなかった。

郁里がそんな状態を寂しく思っていたある夜、珍しく早く帰ってきた呉用に散歩に誘われた。

連れてこられたのは、梁山泊の湖のほとりだった。



呉用「どこか珍しいところにでも、連れて行ってやりたいんだが、時間がなくてな。すまない・・・」

郁里「そんな・・・。呉用さんとこうして話せるだけで十分です・・・」

呉用「そうか?」

郁里「はい!」

呉用「体の調子はどうだ?」

郁里「?元気ですよ?どうしたんですか、急に」

呉用「私はあまり良くない」

郁里「えっ・・・・・・」

呉用「郁里の顔を見る時間、声を聞く時間が減ると、どうやら元気がなくなっていくようだ」


キャハー(〃∇〃)


郁里「そ、そんな・・・」

呉用「郁里、実は・・・今日は、君に渡したいものがある」



そう言って呉用が、キラキラした石が並んだ華奢なブレスレットを手首につけてくれる。



郁里「すごく綺麗・・・・・・」

呉用「君に贈ろうと思って取り寄せた。き、気に入ってくれただろうか・・・?」

郁里「はい、とっても・・・・・・!」

呉用「そうか、よかった。とても似合っている」

郁里「ありがとうございます!・・・大切にしますね」



郁里がブレスレットに触れると、とたんに悲しい気持ちが襲ってきた。



(呉用さんから初めてのプレゼント・・・うれしいはずなのに、どうしてこんな気持ちに・・・)



呉用「・・・どうした?」

郁里「・・・自分でも・・・よくわかりません・・・」



郁里が呉用を見つめると、優しげな視線とぶつかった。



郁里「呉用さん・・・どこか遠くへ行ってしまったりしないですよね?」

呉用「・・・・・・・!どうしたんだ、急に?」

郁里「なんだか心配になってしまって・・・」

呉用「・・・心配は、必要ない」



呉用は優しく微笑む。



呉用「郁里。もし、私に何があったとしても、君は君の生きる道をちゃんと見つめてほしい」

郁里「呉用さん・・・・・?どうしてそんな別れのような言葉・・・」

呉用「そんなつもりで言ったのではない。ただ、これから戦いが起こる。何があるかわからない。それだけは覚悟していてほしい」

郁里「覚悟だなんて・・・そんなこと言わないでください・・・・・」

???「戦場に男を送り出す。女にはいつも覚悟ってものが必要なんだよ、子猫ちゃん」


wwwまたアナタですかwww


郁里「戴宗さん・・・」

戴宗「仲睦まじいところ、邪魔するぜ」



そう言って戴宗が呉用に近づく。

いつもと同じはずなのに、何か違和感を感じる郁里。

戴宗が呉用に耳打ちをする。



呉用「・・・・・・そうか。分かった。面倒をかけさせたな」

戴宗「はん。礼を言われると、気味が悪いな」

郁里「・・・・・・何かあったんですか?」

戴宗「んー?子猫ちゃんにはちょっと刺激が強い内容でね。でも、どうしても教えてほしいっていうなら、口づけ一回でどうだ?」

郁里「・・・戴宗さん、怒りますよ・・・」

戴宗「オレはいつだって本気だけど?軍師としているみたいに、オレにもしてみろよ」

郁里「なっ・・・・・・」

戴宗「なに、その反応・・・。まさか、まだ口づけのひとつもしてないとか?」


・・・・・・・・ハイ(・∀・)


郁里「・・・・・・!い、いい加減にしてください!」

戴宗「おいおいおい、おねんねもその辺にしておけよ。・・・・・なあ、軍師」



戴宗が呉用を振り返るが、呉用は心ここにあらず、という感じで生返事を返しただけだった。



戴宗「・・・・・・。ちっ、つまんねぇ。何が起こったとしても、腑抜けんじゃねえぞ、軍師」



それだけ言い残して、戴宗は姿を消した。



郁里「呉用さん・・・」



小さく声をかけると、呉用はわずかに微笑んでしっかりと郁里の肩を抱いた。

そして、指で郁里の唇をなぞった。



呉用「郁里・・・・・・」



呉用の体が近づいてきて、キスされると思った郁里は、反射的に目を閉じる。

しかし、いつまで経っても、唇に触れるものはなかった。

ゆっくりと目を開けると、呉用が微笑んでいた。


wwwこ、これは恥ずかしい!(;^ω^Awww


呉用「冷えてきたな。そろそろ戻ろう」

郁里「は、はい・・・・・・」



二人は手をつないで歩く。

郁里は自分からそっと呉用の体に摺り寄った。



呉用「どうした?」


1:体温を感じたくなって←5UPアップ

2:寒いな、と思って

3:置いていかれそうな気がして


郁里「いえ・・・なんでも・・・。ただ、呉用さんの体温を感じたくなって・・・」

呉用「そうか・・・・・・」



二人は、屋敷までの道のりを、ゆっくりゆっくり歩いていった。



*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:*☆*:;;;:



数日後、郁里は阮小五と二人で、宋江に頼まれた書物を買いに町へ来ていた。

本当は呉用と来たかったが、相変わらず忙しそうで声を掛けられなかった。

呉用のことを考えると、不安が襲ってきて自然と視線が下を向いてしまう。



阮小五「あっ・・・・・・郁里さん!」

郁里「え・・・・・・きゃっ!」



ぼんやりと歩いていた郁里は、誰かとぶつかってしまい、尻餅をついた。



???「どこ見て歩いてんだ、コラァ!」

阮小五「郁里さん!大丈夫ですか?」

郁里「う、うん・・・大丈夫・・・」

???「おい、まずはこっちに謝れ!」



ぶつかった男が恐ろしい剣幕で怒鳴る。



阮小五「この町の役人です。絶対に逆らわないで」



阮小五がそっと耳打ちする。



郁里「すみませんでした。ぼんやりしていて・・・」

役人「すみませんで済めば、オレたちは楽なんだけどなぁ」

郁里「ど、どうすれば・・・」

役人「ぶうtかっちまったところがいてえんだよ。お嬢ちゃんにしっかりと手当てしてもらおうかねぇ」

阮小五「お役人さま、申し訳ありません。どうか、これで許していただけませんか?」



そう言って阮小五が何か包みを渡す。



役人「へぇ・・・ちっこい癖に如才ねぇじゃねえか・・・」



役人がニヤリと笑って阮小五を見るが、その表情がみるみるうちに険しくなっていく。



役人「どこかで見たことがある顔だな・・・」

阮小五「・・・そうですか?」

役人「ちょっと待て、おめぇ・・・梁山泊の人間じゃねぇか?」


バレた!!( ̄□ ̄;)!!


阮小五「ちっ・・・・・・」



舌打ちをするや否や、阮小五は拳を繰り出した。

目にもとまらぬ速さで続けざまに回し蹴りを入れると、阮小五の倍はある大きな役人が、軽々と吹っ飛んだ。



阮小五「逃げますよ、郁里さん!」

郁里「う、うん!」



阮小五が郁里の手を取って駆け出す。

周囲が一気に騒がしくなった。



阮小五「なんだ、大掛かりだな・・・。僕、小物なのに・・・大捕り物になってる・・・」



阮小五はこの危機にも、どこか他人事。

役人たちは、すぐそこまで迫ってきていた。



郁里「どうすれば・・・!」



その時、遠くで馬のいななきが聞こえた。



郁里「林冲さん!?」

阮小五「林冲さん!?どうして・・・。いや、それは後です。郁里さんを頼みます」

林冲「ああ!」

郁里「やっ・・・・・・阮小五くん!」



林冲が馬で駆けながら、郁里の体を抱き上げた。

みるみるうちに阮小五が遠ざかっていく。



郁里「林冲さん!阮小五くんが・・・・・・っ」

林冲「無理だ!今は郁里ちゃんだけで精いっぱい・・・・・・!」



阮小五の姿は、やがて見えなくなった。



(阮小五くん・・・・・・!)


ウワーーン!阮小五が~。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。



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秋っていうか、もう冬ってくらい寒い!


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