【ハートブルー・青山玲士編】ACT8 魔法使いの弟子(前編) | andante cantabileーまなみんの別カレ日記ー

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攻略記事を検索して来られた方は、「徒然日記」の「!注意!」という記事に目を通してください!!

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※盛大にネタバレ!
※ヒロインの名前は「桃山あかね」ちゃん!
※私の選んでる選択肢がLOVE ENDになる保証はなし!



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ジュテームの悲鳴が大きくこだましたX城ー。



怪人X「・・・貴方はやはり私の一番の愛弟子。よくぞ無事に手術を耐え抜きましたね・・・さすがですよ、ジュテーム」


手術だったんかい(゙ `-´)/ビシッ


ジュテーム「ハートエナジーを吸い取られた今、私はただの人間同然・・・X様、私をどうされるおつもりなのですか・・・?」

怪人X「ハートエナジーは最低限あれば問題ありません。それより、ジュテーム。貴方にはこれから美しい世界を差し上げますよ。永遠に続く、眩いくらいに美しい領土をね・・・」

ジュテーム「ありがたきお言葉・・・頂戴した領土はあかね姫とともに永遠に支配させて頂きましょう・・・」


いー加減しつこいなぁ・・・(-""-;)



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あかねがジュテームの呪縛から解かれて2週間ー。


念のためワクチンを接種して完全なる健康体に戻っていたあかねは、千鳥に依頼された山のようなディメネットGの資料をカートで運んでいた。



(ここ最近は、すっかりメノスもなりを潜めちゃったなぁ。油断はできないけど、ちょっぴり平和な毎日だ・・・)


あかね「あれ?神谷さん」



前の方に重たそうなダンボール箱を抱えた神谷がヨタヨタしている。



あかね「神谷さん、おはようございます。重そうですね、手伝いましょうか?」

神谷「おはよう、あかねちゃん。じゃあお言葉に甘えようかな。ありがとう」



神谷は持っていたダンボール箱をドサッとカートに乗せた。



神谷「・・・ふぅ。重かった」

あかね「すごい量ですね。なんなんですか?」

神谷「ああ、またあれよ。例の健康飲料」

あかね「メノーイエロン?」

神谷「そそ。なんでも世界販売記念キャンペーンとかで、営業に試飲サンプルを渡されたの」

あかね「食品会社ってけっこうサービスいいんですね」

神谷「テレビで取り上げたからね。飲むだけでダイエット効果があるって。ま、あかねちゃんにはダイエットなんて必要ないかな」

あかね「ちょ、ちょっと神谷さん!」



神谷はスケベな顔を浮かべて、あかねの体をモミモミした。


www真剣にセクハラですwww


神谷「いや~やっぱり女の子はいいわね~」

あかね「神谷さんだって見た目は女の子じゃないですか」


www見た目wwwサラリと毒を吐くヒロインwww


神谷「ホラ、けっきょく線を細くしても硬いのよ、私は」



神谷はあかねの手をキュッと握ると、二の腕に触れさせた。



あかね「ホントだ・・・けっこう筋肉質なんですね」

神谷「・・・その調子でこっちも触ってみる?」

あかね「け、けっこうです!」

神谷「あら、残念☆触りたくなったらいつでも言ってね」


(神谷さんって・・・やっぱり女性に興味があるのかな・・・)


女装の女好きなんて気持ち悪いわ( ̄_ ̄ i)



神谷と話しながら楽しく歩いているうちに、あかねは資料室についた。



あかね「あ、私は資料室に用があるので、カートはそのまま使ってください」

神谷「ありがとう。じゃあ私のほうで責任をもって戻しておくから。じゃあね~♪」



神谷はあかねに向かってヒラヒラと手を振ると、去っていった。



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資料室の中、青山が黙々と、そしてペラペラと資料を閲覧していた。



あかね「青山さん?」

青山「・・・・・」

あかね「青山さーん」

青山「・・・あかねか。こんなところに珍しいな」

あかね「はい、千鳥さんに頼まれてディメネットGの資料を戻しにきたんです」

青山「・・・まったく、あいつはいつまで書類印刷にこだわるんだ」

あかね「え?」

青山「この時代、データ保存してファイル共有すれば資料を印刷する必要はない」

あかね「たしかに・・・ハイテクなのにローテクなところありますよね」

青山「千鳥は昔からアナログなところがあるからな。そのくせ、科学技術と実験ではあいつに及ぶものはいない・・・全く不思議なヤツだよ」

あかね「青山さんと千鳥さん、仲がいいんですよね」

青山「まあ、腐れ縁と言うヤツではあるがな・・・ディメネットGの資料を戻す場所なら、こっちの奥の棚だ」


ここまでの会話、ずーっと笑顔だったんだよね、青山氏。ツンデレのデレだぁ(///∇//)



青山はあかねの前をツカツカと歩き、棚の前で止まった。



青山「ディメネットGはD棚だからここになる」

あかね「ありがとうございます。よいしょっと・・・」



あかねはひと抱えに、ズッシリと重い書類を持ち上げた。



青山「・・・実に非論理的だな」

あかね「へ・・・?」

青山「その書類は重過ぎるし、その棚は君には高すぎる」

あかね「そんなことないですよ」

青山「そんなことはある」

あかね「・・・・・・」


(青山さん、手伝ってくれるのかな・・・どうしよう・・・)


1:自分で書類をしまう

2:青山にお願いする←

3:驚いてしまう


あかね「青山さん、お願いできますか?」

青山「お安い御用だ」




青山はあかねの抱えた書類を受け取ると、高い棚にヒョイと置いた。



あかね「すみません。ありがとうございます」

青山「・・・こんなつまらないことで礼を言うな。このくらいのサービスは俺だってする」←怒り顔

あかね「す、すみません・・・」

青山「・・・そんなに謝らないで欲しい。俺は鬼教官ではないのだからな」←悲しい顔



もーう、かーわーいーいー!!!(〃∇〃)



あかね「そ、そうですね。す・・・あ、なんでもないです」



(青山さんにはなんとなく頭が上がらないんだよな・・・)



青山「・・・ところで、しっかりとトレーニングはしているか?」

あかね「え?トレーニングですか?」

青山「していないのか」

あかね「す、すみ・・・・・いえ、メノスの活動も大人しくなったし、大丈夫かなと思って」

青山「そこは謝っていいところだ」



wwwwwwwwwww



あかね「・・・すみません。トレーニングしてませんでした」

青山「あかね、休養を取るのもいいがくれぐれも油断はするな。今はただ、嵐の前の静けさなのかもしれない」

あかね「はい。了解しました」

青山「それに、あかねは正しい必殺技を覚える必要がある」

あかね「え?ピンクガンじゃダメですか?」

青山「あれは俺の武器だ。君にはもっと相応しい武器があるだろう」

あかね「そうですかね・・・」



(青山さんと同じ武器でお気に入りだったんだけどな・・・)



それを声に出して言えばツンデレ崩壊www



青山「神谷はハートピンクの時、ピンクリボンという武器を使っていた」

あかね「ぴ、ピンクリボンですか?」

青山「原案は千鳥と赤木でな。癒しの力と攻撃の力を併せ持った武器をイメージしていたらしい。まあ、男だったせいか神谷には癒しの力は発現しなかったがな。・・・しかし、もしかしたら女性である君のハートエナジーなら、両方を併せ持った効果を発揮するかもしれない

あかね「リボンの武器ですか・・・」

青山「慌てる必要はない。頭の中でイメージを膨らましておいてくれ。そうすれば有事の際に発現するかもしれないからな」

あかね「・・・わかりました」

青山「いい返事だ。そろそろ君も本当の意味で正義のヒーローになってきたようだな」

あかね「教育係に鬼教官がついてますからね」

青山「・・・あかね、君は実に失敬だな」

あかね「ええ。青山さんにだけは」

青山「・・・そうか。それならいい」←笑顔(〃∇〃)

あかね「じゃあ私は司令室に戻りますね。じつはまだ司令室の掃除が残っているんですよ」

青山「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・待て」

あかね「はい?」

青山「ところであかね、つかぬことを聞くんだが・・・君はクラシック音楽は好きなのか?」


(そういえばこの前コンサートに誘ってくれたっきりだったな・・・チケットの話はどうなったんだろう・・・私、クラシックは・・・)


1:好きです←

2:あまり聞かない

3:子守唄にはバッチリ


あかね「クラシック音楽は好きです。あまり詳しくはありませんが」


(聞いてると、いい気分で寝られるんだよね)


青山「・・・そうか。・・・それならやはり君と行こう」

あかね「え?」

青山「この前に伝えたクラシックコンサートのチケットを今、持っている。・・・言っておくが偶然だ。気にしないで欲しい」

あかね「そ、そうですか・・・」


(やっとチケットが・・・・・!)



青山がチケットを取り出そうと懐に手を入れたその瞬間!



ガチャ!


赤木「おはよう玲士!」

こらーーーーーー!!ヽ(`Д´)ノ


あかね「あ、赤木さん・・・」



(うう・・・何て間が悪い人なの・・・・・)


ホントだよ!(-""-;)


赤木「おっ!あかねもいたのか!おはよう!」

あかね「お、おはようございます」

青山「・・・どうした赤木、何か用か」

赤木「玲士が資料室に行ったってきいたから、呼びにきたんだ」

青山「・・・了解した

赤木「あ、俺たち全員だからあかねも一緒にだよ」

あかね「は、はい」

赤木「・・・ゴメンな。何か2人で楽しそうなとこだったのに邪魔しちゃって」



あ、気付いてたんだwww


青山「・・・勘違いするな。私は過去資料の確認、桃山は千鳥の指示による書類整理」



(あれ?桃山?)



青山「私たちは、たまたまここで鉢合わせしただけだ」

赤木「そうか。じゃあ気にしなくていいか」

青山「お前に気にされるようなことは何もない」

赤木「じゃ、まあ用件は伝えたから二人とも司令室に来てくれよ」




赤木は慌てるようにダダダッと資料室を出て行った。



青山「・・・行くぞ、あかね」



(今度はまたあかねか・・・)



青山「どうした?行くぞ、あかね

あかね「は、はい」




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司令室にはハートレンジャーと千鳥、九楽、神谷の8人が集結していた。



千鳥「みんな、以前話したジュテームによる事件の被害者の話は覚えているかい?」

黄平「襲われた後、眠ってしまう女の子たちか・・・でもハッピーな気分で目覚めて何もなかったんでしょ?」

千鳥「ああ、そうだ。だけど彼女たちについて新しい事実が判明したんだ。やはりジュテームは吸血をしていたわけではなかった」

黒峰「回りくどい説明はいいから、早く任務を教えてもらいたいもんだぜ。なあ、桃山?」

あかね「ちょ、ちょっと巻き込まないでくださいよ」

黒峰「ちっ。いい子ぶりやがって。・・・で?吸血しないでジュテームは何をしたんだって?」

千鳥「血を吸うのではなく、反対に被害者の体内にハートエナジーを注入していたんだよ。しかも極度に凝縮され変質した、特殊なハートエナジーなんだ。Jガーディアンズの探知機では反応を捕らえることもできない」

青山「ジュテームはハートエナジーを自由操作できる能力を持っているようだな・・・まったく嫌らしい攻撃をしてくるものだ」



(本当・・・ああいう攻撃なら殴られたりするほうがよっぽどいい)



千鳥「一見地味に見えるけど、とても危険な攻撃だよ」

赤木「・・・俺には話がよく見えないんですけど、メノスは何を企んでいるんですか?」

千鳥「ジュテームは特殊なハートエナジーを被害者に送り込んでいる。そしてジュテームの命令でコントロールできるようなんだ。あかねさんの件を思い出してくれれば、みんなも思い当たるよね」

あかね「あの・・・私はもう大丈夫なんですか?」

青山「あかねは、ワクチンで免疫がついたからもう大丈夫だ」

千鳥「というわけで有事に備えて、みんなにもワクチンを処方する。風太から順に、看護室で剣人から注射してもらってくれ」

赤木「・・・俺はダイジョウブです!ワクチンなんてなくてもメノスには負けない!」

あかね「赤木さん、もしかして苦手なんですか?」

赤木「バカ言うなよ!俺はハートレッドだぜ!真っ赤な血を見るのは大好きだよ!出血上等だよ!」

青山「正義のヒーローとしては最悪の問題発言だな



wwwwまったくですwwwwww



青山「・・・赤木、震えが止まったら来い。先に私が行く」





青山はツカツカと司令室を後にした。



赤木「くそっ!俺は負けないぞ!注射になんて絶対にな!」



幼稚園児かwwwwww


(やっぱり苦手なんだ・・・)




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前編終了、後編に続きます。


今回は資料室でのやりとりに萌え萌えでした。


やっぱツンデレ最高!!


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