※ネタバレしてます!
※ヒロインの名前は「水口絢子」ちゃんです!
※選択肢はすべて5UPのものです!
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
ベッドの中で身を寄せ合う。
志信さんの大きな手が私の背中を撫でた。
有馬「絢子…」
出会ったときよりもっと甘い声が耳元に響き、ドキドキと鼓動が速くなっていく。
しばらく、私の背中を撫でていた動きが止まった。
絢子「志信さ……」
…………
……
…
絢子「あれ……?」
恐る恐る、志信さんの表情を覗き見ると、志信さんは穏やかな寝息を立てていた。
普段とは違って、無邪気さも感じさせる寝顔。
こんな風に、私のベッドで眠ってくれているということは、少しは私に気を許しているということだろうか。
志信さんの体に抱きつき、私も目を閉じた。
☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*
翌朝、目を覚ますとすでに志信さんの姿はなかった。少しだけ声をかけてくれなかったことが寂しい。
有馬「絢子」
家を出ようとしたところで、呼び止められた。
有馬「今日から、車で送り迎えしてもらえ」
絢子「え…でも」
有馬「神山もだが、あのボンクラの動きも気になる。もしもの時を考えて、通勤は送ってもらえ」
〈選択肢〉
1:どうして?
2:大丈夫ですよ
3:心配ですか?←5UP
絢子「心配ですか?」
有馬「えっ……」
絢子「あ……違うんですか?」
有馬「一応、お前は有馬の女房だからな」
志信さんが表情を曇らせる。
心配をしてくれていると思うと、少し嬉しい。
絢子「大丈夫です。それに出来るだけ早く帰るようにします」
有馬「そうか、わかった」
絢子「じゃあ行ってきます」
志信さんの気持ちに心が軽くなる。
少しずつ、志信さんとの距離が縮まってきているのかもしれない。
志信さんの懸念が的中してしまうなんて思いもせず、ウキウキと家を出た……
☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*
白金「おい!絢子さんが行方不明ってどういうことだ?」
有馬の屋敷に総司が飛び込んでくる。
有馬「ああ、悪いな総司。呼び出したりして」
白金「それはかまわないが…どうしたんだ?」
有馬「会社は定時に上がったのに、まだ帰ってないんだ」
時計はすでに23時を指している。
白金「友達とどこかへ寄っているとか・・・」
有馬「いや。できるだけ早く帰ると言っていた。嫌な予感はしたんだ・・・くそっ。無理にでも、誰かつけるべきだった」
非常事態だというのに、総司は少し不思議な気持ちで志信を見つめていた。
志信が女性のことで必死になるのを今まで見たことがなかった。
本人は自覚していないようだが、ずいぶんと絢子に入れ込んでいることがわかる。
白金「絢子さんが行きそうなところは?」
有馬「あいつの実家や会社、友人関係は当たらせている。神山の周辺も探ってみたが、何も出てこない。それで・・・お前を呼んだんだ」
白金「有馬の会社をねたんでいる、恨みを持っている会社の裏を探れってことか。白金グループは絢子さんの会社とはつながりがあるからな」
有馬「悪い」
白金「気にするな。絢子さんが戻ってきたら、メシでもおごってくれ。3人で・・・な」
有馬「ああ」
志信は、自分の気持ちに戸惑っていた。
絢子を失いたくない、そんなふうに女に対して思ったのは初めてだった。
この気持ちはいったいなんなのか。
しかし、それは絢子をこの腕に抱きしめてから、考えればいい。
有馬「絢子・・・無事でいてくれ・・・」
☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*
絢子「ん・・・・・・」
目が覚めると、そこは暗闇だった。
ここはどこだろう。
寝返りを打とうとするが体はうまくいうことを聞いてくれなかった。
それから、後ろ手に縛られていることに気がついた。
???「あら。ようやく目覚めた?」
声と同時に灯りがパッと点く。
まぶしくて、思わず目を細める。
次第に灯りに慣れて、周りを見る余裕が出てくると、倉庫のような場所にいることがわかった。
そして声の主は・・・・・・
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
今日はここまで。
やっぱり来ました、イケ契名物・ヒロイン誘拐事件(笑)