※ヒロインの名前は「桃山あかね」ちゃんです!
※私の選んでる選択肢がLOVE ENDになる保証はありません!
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九楽「・・・ゼロ、スキャナー接続完了。モニター接続完了。ゼロエネルギーα活動開始しました。ゼロ、気分はどうですか?」
ゼロ「・・・問題ない。いつでも始めて」
千鳥「0時59分18秒。ただいまより、あかねさん捜査のゼロスキャンを開始する。ゼロ、ゼロエネルギーが残り10%を下回ったら教えてくれ」
ゼロ「・・・ハイ。・・・ゼロスキャン開始」
青山「頼むから早く見つかってくれよ・・・そうすれば、あかねもゼロも無事で済むんだ・・・」
神谷「あ!ちょっと待って!通常スキャナーに、あかねちゃんらしきハートエナジーの反応!第5遊園地付近を高速移動中!」
青山「あかねか!?・・・よし!捕捉してくる!」
神谷「ちょっと待って!まだ確定じゃないんだよ!」
青山は振り返りもせずに、ダダダダダっと駆けだした!
神谷「ちょ、ちょっと玲士くん?なんなの?ぜんぜん玲士くんらしくない。これじゃ風ちゃんと一緒よ」
千鳥「たしかにあかねさんみたいだけど確認できないな・・・ゼロ、スキャンできるかい?」
ゼロ「・・・第5遊園地の観覧車前、桃山を確認。推定誤差0%。本人と断定」
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バサバサと音を立てて、あかねを抱いたジュテームが降り立った。
ジュテーム「ハートブルーの破滅は最上のコメディ。この夢の詰まった遊園地が相応しいでしょう。さあ、そろそろハートブルーを呼び出しましょうか」
(青山さん1人を呼び出すなんて・・・)
ジュテーム「・・・抵抗する気ですか。まったく貴女の底力には参りますね」
(何とか抵抗できるようになったけど・・・すごく体力を消耗していく感じがする・・・私はどうすれば・・・?)
1:青山を呼ぶ←
2:断固として戦う
3:舌を噛む
(負けない・・・・・!もう私はジュテームには負けない!)
ジュテーム「しつこいですね。早くハートブルーを呼び出してください」
???「その必要はない!」
ブルー「クールなハートのラブナイト!ハートブルー!」
(ブルー!?どうしてこんなに早く!?)
ジュテーム「どうやってこの場所を知ったのか解せませんが・・・1人で来るとは手間が省けましたね。貴方は最低の間男です。私の力の全てを持って、貴方をここで吸い殺して見せましょう!」
ブルー「勝利するのは常に正義だ。この世に悪が栄えた試しはない」
ジュテーム「その意見には賛成ですね。勝利するのは常に正義、まさしくメノスのことですからね。能書きは不要です。たった一人で私と戦えるか、試してみたらどうですか?仲間と群れないと私と戦えない、臆病者の叫びを響かせて見せましょう」
ブルー「ブルーガン。ラピッドシュート」
ブルーの放った銃弾が、ジュウと音を立ててジュテームの額に命中した。
いきなり頭狙うとか!( ゚ ▽ ゚ ;)怖いよ青山氏www
(や、やった!?)
ジュテーム「何と見事な射撃の腕前でしょうか。縁日で屋台巡りでもしていたのですか?」
(き、傷が一瞬で消えた!?ウソ・・・ぜんぜん効いてない!?)
ジュテーム「あかね姫のハートエナジーを大量に吸収したせいでしょうか。どうやら私のリジェネレイトもレベルが上がったようですね」
ブルー「お前の思い通りにはさせない。今日はお前に審判が下る日だ」
ジュテーム「まずは足を頂戴しましょう。ジュテームウィップ!」
(ダメ!)
ジュテームのパワーアップしたムチが、ギュゥンとブルーの足を打った!
ブルー「・・・っ!・・・確かに以前より数段とパワーアップしているようだ・・・だが、それはお前の力ではなく、あかねの・・・くっ!」
ジュテームのムチが再びしなり、ブルーはガクリとその場に膝をついた。
(ブルー!やっぱり無理よ!1人でなんて・・・!)
ジュテーム「能書きはいいのです。結果を見せてください。次はどちらの手を打ち据えて差し上げましょうか?」
ジュテームのムチが、ブルーの右手をギュゥンと容赦なく叩いた。
ブルー「く・・・」←変身解除
青山「くっ!」
(あ!へ、変身が・・・!青山さん!お願いだから逃げて!)
ジュテーム「黙りなさい!さっきから間男の名前ばかりを叫んでいるではないですか!」
だって好きなんだもん(-з-)
(どうしてこんなことをするの!)
ジュテーム「貴女が裏切ったのでしょう!左手の薬指に指輪を受け取るなんて・・・浮気すぎるではないですか!こんな指輪・・・!ブルー、私がこの指輪を取る姿を、その情けない格好で見上げなさい!」
ジュテームがあかねから指輪を外そうとした、その時!
ジュテーム「ぐわっ!」
指輪に触れたジュテームの指が、シュウシュウと煙を上げ始めた!
(あ・・・何だろう・・・力が湧いてくる・・・)
ジュテーム「どうして!どうしてリジェネレイトが働かない!私の指が・・・!私の指がぁああああああっ・・・!」
「何なのですか、この指輪は!私の体を傷つけるとは・・・いくら婚約者でも許されませんよ!激痛を持って、その罪を償いなさい!」
あかね「あ!」
あかねにムチを振り上げたジュテームの手をー!
青山「そこまでだ、ジュテーム!」
我らがヒーロー、ハートブルーがガッチリとつかんでいた!
今は青山だけどね(σ・∀・)σ
あかね「あ、青山さん・・・!」
(生身の体でジュテームと戦うつもり!?)
青山「はっ!」
青山のハイキックが、ガンとジュテームの頭を叩く!
ジュテーム「ぐはっ・・・!」
青山のカカト落としが、ズガンとジュテームの脳天を叩きつける!
ジュテーム「ど、どうして・・・!どうしてだ!どうして変身してないブルーの攻撃がこんなに強い!」
説明するまでもなく、これが愛の力なのである!
イヤン(/ω\)
青山「あかね!体は動くな!?」
あかね「は、はい!変身します!」
青山「いや、そのまま左手でジュテームを殴れ!」
あかね「え?す、素手でですか?」
青山「そうだ!私が抑えている今のうちに!」
あかね「は、はい・・・・!」
ジュテーム「や、止めてください・・・!その指輪で殴るのは反則です・・・!」
あかね「じゅ、ジュテーム!覚悟!」
あかねの腰が引けたパンチが、ジュテームの顔面にジュウと炸裂した!
ジュテーム「げぇ!」
あかね「そ、そんなに私のパンチって強いの・・・?」
ジュテーム「熱い・・・リジェネレイトが・・・どうして・・・!」
あかね「もう一発!これは青山さんのぶん!」
ヒロインが勢いづいちゃいましたwwww
ガスッ!
ジュテーム「ぎぁ!」
あかね「最後にもう一発!これは私のぶんよ!」
ジュテーム「も、もう止めてください・・・顔は・・・顔だけは・・・・・!」
その顔を執拗に狙うヒロインwwwww
ボスッ!
ジュテーム「ぎゃぁああああああ!」
逃げ出そうとしたジュテームの髪の毛を、青山はガッとつかんだ!
ジュテーム「な、何をする気ですか・・・?あなた、まさか・・・!」
青山「さすがに鋭いな。悪いが、髪の毛を数本頂戴しておく」
ブチブチブチブチブチブチブチブチブチブチブチブチ!
ジュテーム「ぎゃあああああッ!!」
痛そうだよーもうやめてあげてー(ノ◇≦。)wwwww
青山「・・・悪い。抜きすぎた」
もはや悪役に近いwwwww
ジュテーム「おのれええっ!ハートブルー、覚えてなさいっ!」
ジュテームはフラフラと飛び上がると、ヨタヨタと夜の闇を飛行していった。
その後姿・・・もとい後頭は頭皮があらわになり、街のネオンを受けて輝いていた。
青山「あかね・・・無事で良かった・・・」
あかね「青山さん、助けに来てくれたんですね!二人だけでジュテームを撃退しちゃいましたね!」
青山「・・・・・・」
あかね「青山さん・・・?」
青山「・・・休め」
あかねの顔を見つめると、青山は何も言わずに優しく抱きしめた。
キャハ(〃∇〃)
あかね「え・・・あ・・・」
(青山さんの体・・・とても温かい・・・何だかとても安心する・・・あれ・・・どうしたんだろう・・・また・・・体が言うことを・・・)
青山「・・・疲れたんだ。ゆっくり休め」
(青山・・・さ・・・・・・ん・・・・・・・・)
???「れ、れれれれれれれれれれれれれれれれれれれれ・・・・玲士!!」
赤木「お、お前はあかねに何を・・・!何をしてるんだーっ!」
見ての通りよ。つか、邪魔すんなよー(-""-;)
黄平「リーダー、気持ちは分かるけど空気を読まないと。そんな声出したらあかねちゃんが起きちゃうでしょ」
黒峰「ジュテームを1人でやるとは大したもんだ。青山、その調子でピンクもやっちまいな」
wwwwまったくブレない黒峰クオリティwwww
青山「黒峰、お前なあ・・・・・」
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九楽「青山君、この大量の毛髪は何の嫌がらせですか?こんなごっそり机に置かれると、食欲が無くなりますよ」
青山「すみません。ジュテームの毛髪をサンプルとして採取してきたんです」
あかね「ジュテームにムカついたから、むしったんじゃないんですか?」
コラコラwww乙女がなんてことをwww
青山「その気持ちがあったから採取し過ぎた」
認めるんかいwww
九楽「さすが青山君、目の付けどころがいい。このサンプル、さっそく研究させていただきましょう。・・・ちょっと多すぎますがね」
青山「よろしくお願いします」
あかね「でも青山さん、どうしてジュテームの再生能力はなくなったんですか?」
青山「その指輪に触れてから、ジュテームはおかしくなった。指輪を調査すれば原因は判明すると思うが・・・」
九楽「その指輪・・・もしかしてクリントンを使いましたか?」
不適切な関係の元エロ大統領ですか?
あかね「クリントン?」
青山「はい。特殊な構造なので活用させていただきました」
あかね「あの・・・クリントンって何なんですか?」
九楽「私の友人、超人ボーイの故郷にあったといわれる重金属ですよ」
(そう言えば指輪をもらった時、そう言ってたっけ・・・)
九楽「桃山君、それちょっと見せてもらえませんか?」
あかね「あ、はい」
あかねは左手を九楽に差し出した。
九楽「ふむ・・・やはりクリントンが変質していますね。クリントンはハートエナジーを濃縮定着させる性質があります。それが恐らくジュテームの再生能力を奪った原因でしょう」
青山「・・・あかねのハートエナジーがジュテームの再生能力を奪ったのか」
あかね「私のハートエナジーがジュテームを?」
青山「ああ。やはり君の才能は特別だな」
九楽「青山君、そんな真面目な話はまた後日にしたほうがいいですよ。それより、桃山君に伝えるべきことがあるでしょう?」
青山「く、九楽さん!何を言い出すんですか・・・!くそっ・・・千鳥め、喋ったな・・・!」
(青山さんが私に伝えたいことって何だろう?)
九楽「それでは私はジュテームの毛髪と消えましょう。2人とも本当にお疲れ様でした」
九楽は大量の毛髪を片手につかみ、スタスタと部屋を後にした。
青山「・・・あかね、気にするな」
(き、気にするなって言われても・・・気になっちゃうよ・・・私が気になるのは・・・)
1:九楽が言っていたこと←
2:どうして照れているのか
3:どうして名前で呼ぶのか
(九楽さんが言ってたこと・・・気になっちゃうよ・・・)
青山「・・・気にするなと言う方が無理か」
あかね「は、はい」
青山「・・・今から俺が言うのは独り言だ。・・・たまたま耳に入ったということにしてくれ」
あかね「わ、わかりました」
青山「・・・・・・・・・・・・・・・俺はクラシックコンサートのチケットを持っている。・・・・・・・・・・・・・二枚だ」
(青山さん・・・私を誘ってくれてるの?)
あかね「チケットは・・・どうするんですか?」
青山「・・・独り言だ。忘れてくれ」
(そんな・・・忘れられるわけないよ。青山さんがデートに誘ってくれたのだから・・・!)
青山「それと・・・一つお願いがある。気付いているとは思うが、君のことを名前で呼ぶことにした。みんなが下の名前で呼んでいるのに、俺だけ苗字では他人行儀だからな・・・これからもあかねと呼んでもいいか?」←テレ顔
ハイ、よろこんでー!ヘ(゚∀゚*)ノ
あかね「は、はい。それでお願いします」
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ーX城。
怪人X「ハートピンクを失った上に、ハートブルーに敗北するとはな。ジュテーム、お前には失望したよ・・・・・・エックス」
Xが両手を振りかざすと、手も触れずにバキャァッとジュテームの胸が開いた!
胸が開くって・・・どんな風に!?(((゜д゜;)))ガクブル
ジュテーム「ぐはぁっ・・・・・!X様・・・どうかお許しを・・・・・!ああ・・・私のハートエナジーが・・・・・!あかね姫から頂戴した・・・ハートエナジーが・・・・!」
「・・・あかね姫・・・・!あかね姫ーーーーーーーーーっ!」
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ついにジュテームの恐怖から解放された、あかね!
それと符牒するように、青山とあかねの関係も大幅に前進する!
次回、首都を襲うメノスの巨大な陰謀が幕を開ける!
行け!平和を守る愛の戦士たち!
戦え!恋戦隊ハートレンジャー!
to be continued・・・
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今日は何だかジュテームがかわいそうになりましたwwww
ま、自業自得なんだけどさ。
いよいよラストに近づいてきました!今のところ、スコアは◎でLOVE END圏内です(b^-゜)