前回の日記からまたしばらくたち、無事に左右両方の親知らずを抜き
帰ってきました、ニューヨーク!(1ヶ月くらい前に!)
夏休みはしっかり休み、やるべきことはやり、今年もまた充実しておりました。
この不景気の中、ご縁のあった企業に有り難くも内定をいただき、とりあえず一安心です。
ということで、卒業後には帰国することが決まり、私の4年間にわたるアメリカ留学生活も残すところ10ヶ月をきりました
帰国が決まると、ますます一日一日が大切に思えてきます。
勉強は忙しいけれど、ニューヨークでの生活を満喫しよう!と決意を新たにして毎日過ごしています
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日曜日の今日は、少し早起きしてルームメイトと一緒にブランチ、その後一人で美術館に行きました。
そして今日の一番印象的な出来事はその後、セントラルパークにて
The Meetlesというビートルズの曲を中心に演奏するバンドが好きなので、その人たちの演奏を聴きにいったのですが
なんだか今日はイマイチ...。バンドの人だけで楽しんでいる感じで、観客の距離が遠くて寂しい気持ちになってきたので帰りました。
帰り際、Strawberry Fieldsの近くを歩いていると、ギターにのせてLet It Beが聞こえてきたので少し寄り道しました。
観光客に埋もれて一人ベンチでひたすらビートルズの曲を演奏する一人のミュージシャン。
曲が終わっても誰も拍手をしませんが、そんなのお構いなしのようでただただマイペースに演奏を続けていました。
たまにみんなが知ってる曲(Help!とか)を演奏するとぱらぱらと拍手が。
でもでも、本当にうまいんです。独特のアレンジを加えているけれど耳なじみがよくて、ちょっとの寄り道のつもりが長居してしまいました。
雨が降ってきそうだったので、そろそろ帰ろうとチップを片手に彼の近くに行って
「毎週ここで演奏してるの?」と問いかけると
「スコットランドから1週間だけNYにきてるんだ。明日ならまたあえるかもね」
なんて、素敵な笑顔で答えが返ってきました!!!
しかも、吸い込まれるように青い瞳!!!
目を見てかちーんと一瞬固まってしまいました(メデューサ??笑)
ほんとに、恋しちゃうかと思った黒い髪に青い瞳なんて、ミステリアスすぎます。
でも、スコットランドから遥々やってきて、John Lennonのメモリアルプレイスで一人ただひたすら演奏するなんて、彼のビートルズに対する思いが感じられるようで、すごく感動しました。
きっと今日のあの時間は彼にとっては夢のようなことで、人生においてもすごい思い出になるひとときだったと思うんです。
そんな日に私も彼の演奏を聴けて、感動して、音楽を楽しんで...これってすごい偶然だなあって。
世界のいろんな所から来た人と同じ時間を同じ場所で過ごして、会話して、笑い合う
普通のように思えるこんなことは本当は尊くて幸せなことなんだよな。
一期一会とはまさにこのこと。
世界中からきたいろんな人と出会えるここNYで、人との出会いを大切に、一瞬一瞬を楽しみたいって改めて思えました。
何気ない寄り道が、すごく思い出に残る一時になりました。