今学期取っている中で最近とっても好きになってきたクラスがあります。
それは"Organizational Behavior"というクラス。
人が組織の中でどのように行動するか、とか、企業構成の種類によって人の行動や心持がどのように変わるか、などなど面白いトピックが沢山あります。
経営学の一つですがむしろ心理学に近い感じ。まあ人材管理学ってビジネスと心理学のはざまにあるようなものですからね。
そのクラスの何が面白いかって、生徒の多様性です。
このクラスに限っていったことではありませんが、本当に様々な文化背景を持った生徒がいます。
30人程のクラスの中で出身国がアメリカではない人が大半。
先日、クラスの中で6人グループに分かれてディスカッションをする機会がありました。
なんとその6人、すべて出身国が違ったのです
アメリカ、ポーランド、スペイン、エストニア、インドネシア、そして日本。
言葉についても色々と話しました。
エストニア人の子はアメリカに来て9年目、来た当初は全く英語を話せなかったけど生活のすべてを英語で行っていて、働くことができるまでになったとか。
スペイン人の子は、こう見えて私の第一言語はスペイン語なのよ、スペイン語だったらもっと美しく話せるのよ~なんておちゃめに言ってみたり
インドネシア人の子は、話すときは英語の方が話しやすいけれど、書くとなったらインドネシア語の方がやりやすいとか
ポーランド人の子は、ほとんどこちらで育ったようなものだから自分の国の言葉(ポーランド語)も話せるけどそれより英語の方がずっと楽だから変な感じ、なんていったり
本当に色々な人がいて、ほんっとに楽しかった!!!ああ、これがニューヨークかって、思いました。
ここ1年、私は授業中ぐっと積極的になりました。
まだまだ伸びしろはありますが、授業中はどんどん発言するし、むしろしなかったら少し退屈に思えるくらいになってきて、来た当初に比べて本当に成長したなあって思ってます。
専門学校時代は授業中に発言なんてありえなかったし、プラッツバーグにいたときだって無理してぽつぽつ発言はしてたけど、相当にストレスになってたから
なんでこんな風になれたのかな?って不思議に思っていたのですが、最近理由が分かった気がします。
英語力があがったというのも大きいですが、それよりももっと大きいのが周りの環境の変化だって気付きました。
プラッツバーグは圧倒的に白人が多かったけれど、バルークはさっきも書いたけど、少数派がないくらい多様化しています。
だからもちろんいろんな「英語」があるわけで。
綺麗な英語もあるし、アクセントのある英語も沢山ある。その中で、私の日本語アクセントの英語も「英語」として自然と受け入れてもらえるんです。
自分のアクセントが他の人と少し違ったって、恥ずかしいことじゃないんだ、それよりもしっかり思っていることを伝える方が大切なんだ、って思えるようになってきました。
だからこそこんなにクラスでも積極的になれてるんだなあ~、と最近の授業を通して学びました。
これこそ"Organizational Behavior"
入る組織や属する環境によって自分の行動すら変わってくるんです
面白いよね
身をもって「組織」と「人」の関わりの強さを学ぶいい機会になりました。
学校生活でさえこうなのだから、働く場所の文化や環境って人がどう行動するか、どう物事を決めるかに大きくかかわってくるんだろうな
だからこそ、そういう部分にもっと気を配って、真剣に考えることが必要なんだろうなあって、まだ企業に入ったこともないけれど漠然とその大切さを感じています。