嫌なことから学ぶこと | がんばるにっき in the US

がんばるにっき in the US

アメリカ留学に挑戦!!
NY州の片田舎、極寒の地から世界の大都会NYCに舞台を移して日々発見、日々成長。

先日、学校のクラブのミーティングに参加するためにいつも乗る電車に乗っていた時のこと

席が空いたのでラッキークローバーと思って座り、本を読んでいました。

最寄駅の次の駅で電車が止まろうとした時、私の前を電車のドアに向かって男性が通り過ぎました。

と、その時彼が、手に持っていたコーラの様なものを落しました。

それも私の膝にガーン

氷もジュースも飛び散り、もちろん私のジーンズもびしょぬれ。

茫然としていたらその人はそそくさと電車から降りて行きました。

謝りもしませんでした。

幸いその日は丈の短いコートを着ていたし、雨だったからレインブーツをはいていたおかげで、濡れた部分は膝から太ももの部分にかけてだけでしたし

ジーンズだったから色も目立たなくてよかったんですが

何より、わざとじゃないにしてもこんなひどいことをしておいて謝りもせずに電車を降りたあの男性に腹が立って仕方ありませんでした。

周りの人も「大丈夫?」っていう言葉すらかけてくれなくて、一人だったからすごく悲しかった汗(ま、これは田舎者の考えなんでしょうがダウン

仕方がないからその次の駅で降りて、家に引き返しました。

なんか、もう、常識のなさというか、人に対する思いやりの無さ、礼儀の無さがほんとに信じられなくて

「だからアメリカ人は好きじゃない。早く日本に帰りたい」

って思ってしまいました。

あまりにも悔しくて、腹が立って、半分泣きながら日本の親に電話携帯

まだ日本時間の朝早かったから親は寝てましたが、こんな電話で起こされても機嫌を悪くすることなく同情してくれて、励ましてくれて、すこし落ち着きを取り戻しました。

それでもアメリカ人に対する嫌悪感は募るばかりむかっ

そんなときに思い出したのは、東京にいた時にした、酷い経験。


-----------------------------------------------------------------


それは上京してまだ1カ月ほどで、友達とクラスメイトの誕生日カードを選んでいた時

棚の下の方にあるカードをしゃがんで見ていたら、首筋になんだか生ぬるいものが落ちてきました。

ん?と思い、そこにさわったらなんか濡れてる…。匂いを嗅いだら、ものすごく臭いガーン

何?!と思って振り返ると、そそくさと去っていく男性の姿が見えました。生ぬるい液体の正体はその人が私に吐いた唾だったのです。

何もしてないよ!?しゃがんでたけど、通路には邪魔にならないようにしてたし、別に大声で話してるわけでもなく、誰にも迷惑かけてなかったのに。

何か気に障ったんでしょうね。でも人に対して唾を吐くなんて非常識な人がいることにすごくショックを受けてそしてものすごく気持ち悪くて

すぐに家に帰って髪の毛とからだを2回ずつ、ものすごい勢いで洗いました。

東京なんて嫌。佐賀に帰りたい。こんなところにいたら心が汚くなってしまう。

そんな風に思っていました。

幸いその時は東京でできた友達や佐賀の友達、親に励ましてもらい、元気になったのですが、その当時のショックや人間不信に陥りそうだった感覚は今でも忘れません。


-----------------------------------------------------------------

今回のコーラ事件の後母に電話した時、「東京でだってそがん(そんな)経験したやんね。」と言われてはっ、としました。

そうだ、こんな風に常識がない人なんて、世界中どこにだっているんだ。東京や、ニューヨークだけじゃない。きっと都会だけじゃないんだ、って。

もちろんこんなこと東京やニューヨークの人みんながするわけないのに、ひとくくりにして、だから都会の人は、とかアメリカ人は、っていう風に考えてしまってた

そんな自分に反省しましたシラー

そしてもう一つ思ったのは、どんなに嫌な経験からでも何か学べる、そういうことはきっと意味があって起こってるっていうこと。

東京でのあの事件だって、その頃は本当に嫌で嫌で、すぐにでも忘れてしまいたかったけれど、それに今でも経験してよかったなんて言いたくないけれど

でもその事件があったからこそ今回の件で「アメリカなんて嫌い」っていう極端な考えに走らずに済んだんだと思います。



なんか、ポジティブすぎ…?

私はほんとおかしい位いつでもポジティブで、実はそれってあんまりよくないことなのかなって思ってました。

なんか、問題を見ずしてとにかく前向きに生きる、みたいな感じで。

でも、こうやってちゃんと辛いこと、嫌なことと向き合って考えた上でポジティブになれるなら、それはすごくいいことだし、大切だな、とこの件を通して思いました。