モンゴル3日目④、馬と羊、草原の宴(モンゴルへの旅@Jul.,2023⑪) | mahalo*aloha

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長い長い3日目

 

「食事出来たよ~」と呼ばれて友人たちのゲルへ

食事というか宴会??で先ずは馬乳酒で乾杯

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この馬乳酒、飲めるのは夏の時期だけで、彼の実家から持って来たとの事、まだ発酵度が低いからアルコール度もかなり低く、子供でも飲むと言われたので私も飲む気満々照れ

マグカップに並々と注がれ、これを飲み干すのが礼儀なのだそうですが隣で夫グラサンが「アルコールの問題ではなくお腹に来るかもだから一口くらいにした方が良いよ…」と耳打ち耳

 

下差しどうみてもミルクですが、馬乳酒(馬が乳をだす夏のシーズン限定で飲めるのでこの時季のおもてなしに欠かせないのだそう)

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味は…、クセのあるヨーグルト? けっこう酸っぱいかも?

ぐいぐい飲める感じではないけれど、モンゴル人みんなグイグイ飲みます。

そして私は決して嫌いではない味で何か懐かしい味というか(何が懐かしいんだか?)

確かにアルコール度数低めですが、0ではないので、お腹よりやはり膵臓心配なのでマグカップ半分くらいに照れ 飲み干さなくてはいけないので残りは優しい夫が飲んでくれました。

 

ちなみにこの「馬乳酒」が「カルピス」の起源になったという話を聞いた事もありますが…

で、カップ空いたらすかさず注がれたのがモンゴルウォッカあせる

これは度数高いし、クセ強いしなので「舐めるだけでいいよ。一応モンゴルのお酒の味を知って欲しいから…」との事。

上差しモンゴルウォッカ、その名も「チンギスウォッカ」キラキラ

 

続いて、戴いたのは乳茶(スーテイ・ツァイ)で羊の餃子を煮込んだスープ(マハン・ゾタン・シュル)

モンゴル式ミルクティー(黒茶の磚茶を削りお茶を煮出し、牛乳やラクダ乳などのミルクと塩を加えたもの)はまさにスープのようなものなのですが、更にそれに脂(バターもしくは羊の脂肪)を加えてコクを出した中にモンゴル式の餃子を入れて煮込みます。

 

下差しこんな感じ

味は悪くないのですが、ちょっと私には脂質多めで危険かも。

上差しのテーブルにある、みかんとトマトは私が持っていったもの。新鮮なフルーツが少ないと聞いていたので、一番日持ちして運びやすそうな、佐賀県産のハウスみかんを日本から持って行ったのですが、「これは美味しい」と大好評でした。

プチトマトはモンゴルのも結構美味しかったので逆に「モンゴルのトマトも日本に負けないくらい美味しい~嬉しい」と自信持たせることになり好評でした爆  笑

 

次は外に出て「ホルホグ」という羊肉の蒸し煮のような料理を作ります。多分これがメイン料理キラキラ

ちょうど雨も止んで今夜は星が見えるね~なんて話しつつ…

 

昨日解体したばかりあせるというの羊、内臓は既に実家で茹でて食べたそうで、本日は骨付き、皮つきのお肉の塊いっぱいあせる

人参、玉ねぎ、ジャガイモ、しいたけ、にんにくも入れます

上差しワイルドだぜ~

 

圧力なべに具材と一緒に入れるのは「焼いた石」

この石を焼くのが結構時間かかりましたねあせる

 

動画でごらんください

 

そこにモンゴルビールを入れて蒸し煮にしますボトル

盛り上がります爆  笑

 

この後圧力かけて待ちます

今は圧力鍋など使いますが、本来はミルク缶で作っていたのだそうです。

 

待ち時間は歌と踊り…ではなくみんなスマホ爆  笑

こんな草原の中でもバリバリに電波(モビコム)あります!!!

結構寒くなって来たので、女子はダウンコート着てます。

私もダウンベストの上にパタゴニアのフリースを重ね着

 

完成~キラキラキラキラキラキラ (雨が降ってきたし寒いのでゲルの中に戻ります)

 

大皿の上に取り出します…ラブラブラブ

ここから先写真が無いのは、このお料理は手で食べるので、手が汚れてるのでスマホ持てないから照れ

 

使うのは手とナイフ(小刀)で、まさに私のイメージする草原の食事でした。

もちろんみんなはお酒ガンガン飲みながら…(私はコーラ)

 

味付けはモンゴル岩塩とハーブでシンプルで美味ラブ

食べていたら「サラダと一緒に食べるんだよ」って…

「え?サラダ」と思っているところに出されたのは大量のピクルス

生野菜の少ないモンゴルの野菜の保存食が、サラダ=ピクルスだったんだ~ひらめき電球 なので私が本能で朝食でサラダがわりにピクルス食べていたのは正解だったのです。

そしてこのピクルスも発酵食なので、肉の消化になる…合格

上手く出来てるな~と感心しきり。

このシンプルなハーブと塩味にピクルス、私にはとっても好みの味付けでした。

 

 

ちなみに、食事をしながら色々話したのですが、モンゴル人はあまり辛いものは食べないのだとか…。それは長い歴史の中で唐辛子や胡椒といったスパイスがモンゴルまであまり入って来なかったこと、寒くて乾燥する気候のモンゴルで食事(肉)が腐敗する心配はあまりなかった事からなのだそうです。

気候が味を作る…勉強になります。

 

そして夫は既につぶれて先に自分のゲルに戻り、私はみんなと片付け。夜さっきの料理した場所でキャンプファイヤーもあると聞いていたのですが夜は大雨となり中止汗

楽しみにしていた満天の星空も今回は見られずでしたが、その分虹を見られたので良しとしましょう…虹

 

さて、ゲルの夜ですが…星空

戻ってからゆっくり1人でお茶して(夫爆睡)荷物整理して、シャワー浴びようと思ったらお湯が出ない感じなので顔洗うだけ。

外は大雨でゲルに打ち付ける雨音が結構凄いのと、それに負けないくらいの夫の大いびきピリピリピリピリピリピリ

さすがにこの日は盛りだくさんで歩いた歩数も2万近く、すご~~~く疲れているのに何だか寝られず…の夜でした。

 

そしてウトウトし始めた明け方…

突然「モォ~~~」という至近からの牛の声で飛び起きるあせるあせる

 

モンゴル4日目に続きます…おうし座おうし座おうし座