アリヤバル寺院から無事に戻って(煩悩の塊のアイスも食べて)いよいよツーリストキャンプに到着。
私たちが泊まったのはこちら
私に気を使って、夫と友人(モンゴル人)が見つけてくれたキャンプですが、この時季ベストシーズンの週末なのでとにかくどこも満室で見つけるの苦労したのだとか…何が苦労なのかというと、フツーのゲルなら結構見つかるけど、私があまり考え無しに「ゲルに泊まりたい、でもキレイなゲルがいい、トイレとシャワー付きでね~」なんて軽く言ってしまったものだから…(本当に申し訳ない)そういうゲルが少ないので大変だったようです。
そして、私の要望通りのゲルを見つけてくれたのですが、このキャンプは韓国資本(韓国からの観光客が多いので韓国資本のリゾートキャンプがいくつもあるそうです)なので、私たち以外は多分みんな韓国からの観光客でした。
とにかく広い敷地
大きな乗馬施設もあるのでそれ目的だけで来る人も多いそうです。
ここのレストランでようやくランチを戴きました。
モンゴル式のスープ麺を食べたのですが、お腹ペコペコなのもあってとにかく美味しかった!
10年近くモンゴルに通う夫でさえ今まで食べたモンゴル料理で一番美味しいかもと言ってました。
なのに食べるのに夢中で2人とも写真撮り忘れ
そうそう、お料理が来た時お箸ではなくてスプーンだけ、あれ?お箸は~?と思ったらモンゴル人曰く「麺もスプーンだけで食べるんだよ~」だそうです。
小学校の給食(ソフト麺入り中華スープを先割れスプーンで食べていた世代)ってある意味モンゴル式だったんだわ
私と夫が泊まったのはこのデラックスタイプ
外観
中には大きなベッドが2つ
韓国資本のキャンプだからなのかわかりませんが、なんと床暖房(オンドル)完備でポカポカでした。(通常は部屋の真ん中に薪ストーブ設置が多い)
続き部屋があってそこがシャワートイレルーム
ふつうのゲルは共同(別棟)です。夜中とか暗くて寒くて雨なら傘さしてトイレに行くのはやはり大変なので、わがままだったかな~とも思ったけれど、トイレ付は正解でした。
友人のモンゴル人兄弟とお兄さんの彼女も加わって泊まったゲルはノーマルタイプ。壁に沿って4つのベッドが並んで、雰囲気的にはこちらが良かったです(でもトイレ無し)
真ん中にテーブルがあるのでここで宴会となりました。
また後で別記事に書きますが、右側の大きな液体は、ミルクではなく「馬乳酒」です
次は民族衣装プレイと乗馬の予定なのですが、もうホント疲れたので1時間ほど休ませてもらって、民族衣装プレイはパスすることに。乗馬もパスしようかとも思ったけど、やはりこの草原で乗馬しないわけには…と気持ちを奮い立たせる
友人に「16時から予約しておいたから時間までに牧場に来てね」と言われ、少し休んで復活してから牧場へ…
天気がちょっと怪しくなってきました…
牧場に着く前から、団体で乗馬しているのが見えていて、結構な長距離を結構なスピードで走ってゆくので私はすっかり恐れをなし、一応ハワイとかで乗馬経験はあるのですが、付き添ってくれた知人の弟(モンゴル人、日本語OK)に「私超初心者だからその辺歩くだけでいいから、何なら写真撮るだけでもいいって伝えて~」と言ったのですが、どこまで伝わったのかもわからずいきなり親方(っぽい)に馬の乗れと命令され、遊牧民の若者を呼んで何かしゃべったあと私はその若者に馬ごと引っ張られて乗馬スタート
モンゴル馬は元々体高が低いのですが、親方が大きいのでポニーのように見える(ポニーではありませんよ)
今日はもう終わりだと思って休んでいたのに呼ばれてちょっとやる気なさげなガイドの若者(髪の毛の色や体型が今風)
一応彼が私の馬のひも?を1本持ってくれているのですがこれが細くて不安 私はヘルメットもブーツも無し~ あの~初心者なんですよ~ もしかして日本人観光客ではなくモンゴル人のおばちゃんだと思われているのかも…
でも、モンゴル馬は体高も低いだけではなく性格も超穏やかなのでこんな私でも乗れる… 少し歩いて私が大丈夫そうだと思ったのか、ガイドの若者は余裕でスマホ見はじめるし…
そうこうしているうちに、天気が益々怪しくなりとうとう雷が鳴り始め稲妻まで
馬が怖がって暴れたらどうしよう~とドキドキしながらも、この馬がホント良い子で、雷にも全く動じずで、私もだんだんと楽しくなってきて、余裕かまして私もスマホ出して片手で写真撮ってみたり…
その様子を察した若者、「なんだよおばさん余裕じゃね?」みたいな顔したかと思うといきなり馬に「チョ~」って言って速足始めるし、さすがにそれはちょっと でも楽しかった~
実のところ、今までの乗馬は完全に馬になめられて言う事聞いてくれずあまり楽しい思い出ではないのですが、今回初めて乗馬って楽しいんだ~と思いました。
嬉しくて隣の若者に「あのね、私今まで乗馬した中で今日が一番楽しい~。この馬はホント良い子ね」って日本語と英語で伝えたけど全く伝わらなかったみたい…でもきっと心は通じたと信じたい…
(ちなみに「チョ~」はモンゴルの馬への掛け声、中国だと「チャ~」になります。この辺は中国歴史ドラマ見てると乗馬シーン多いのでいつのまにか覚えています)
多分その時の様子
何だかいい雰囲気ではない??(夫がちょっと嫉妬しながら撮影していてくれた)
乗馬だけするためにモンゴル来る人がいるのわかりました
しかし最後はご覧の通りの雨
こんな事ならゲルで休んでいないで晴れているうちに乗馬すれば良かったなぁ…
明日も朝イチで乗馬しようかな?くらいの満足度でゲルに戻って、その頃凄いにわか雨で、その音聞きながらシャワー浴びて、寛いでいると、夫の友人が「さっき到着したよ~今日はどうだった~?」と私たちのゲルにやって来て少し雑談。「今彼女がご飯の支度してるからもう少し待っていてね~」と言われ、そして彼を見送る時ゲルの外に出てみたら!!!!
ちょうど雨が上がってなんと虹が
虹はどんどん伸びて、完璧な形に…
この草原だから見られたこの美しい虹
何のギフトだろう…
ハワイで虹を見るとまたハワイに戻って来られるというけれど、ということは私またモンゴルに来られるのかなぁ…
乗馬して虹見てで魂はすっかり30代
…でもカラダは60歳
この後モンゴル式手作りディナーでまだまだ盛り上がります
つづく…