嗚呼いま、だから愛。 | 気のむくままに

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モダンスイマーズ  嗚呼いま、だから愛。

【作・演出】
蓬莱竜太

【キャスト】
川上友里(はえぎわ)/
古山憲太郎 津村知与支 小椋毅 西條義将 生越千晴(以上モダンスイマーズ)/
太田緑ロランス/奥貫薫



こころがヒリヒリジャリジャリした。
凄く嫌になるほどその辺にいる人々。いや自分自身とだぶるから嫌なのだよ。50年生きて夫婦生活も長くなると、自分と重なってしまうところがあるわけで、観ながら心の周りの幕を1枚ずつ剥がされしまった。

そうかこれはコンプレックスに対する物語だったんだ。

コンプレックスが、今言う?って感じで言葉にされていたんだ。


美醜、結婚、独身、子供時代、夫婦関係、才能、お金。


蓬莱竜太さんの脚本は、私のコンプレックスも覗かれていた様で、生々しい台詞の数々に引き込まれヒリヒリした。

人間は弱くて、強くて、ズルくて。大なり小なり本音を隠しながら生きているよね。
でも本当の事も言いたい。
だから彼女の言葉は正直な気持ちだし、彼女の正論なんだろうけど、でもこんな風にいっても彼は変わらないんじゃないかな。
そんな事を主人公の台詞を聞きながら思っていた。
自分にも思いあたる。どうしようもないんだよ。そこがあまりにも日常すぎて、本物すぎて‥。嫌な気持ちになるくらいでもあった‥。
凄い脚本。
嗚呼いま、だから愛。


両隣の男性とは笑う所も違った。持ってるコンプレックスも、人に言えない事も、欲しいものも違うよね。
大事な事を言葉に出来ない男達。男ってそんなものなの?わからない。
答えのない余韻と、受け取る側によって違う響きがいいのかも。

ラストの方で姉が主人公の妹に大声で本音をぶつけるシーンがある。あれを言っても壊れない関係を持っている2人はそこそこ幸せに生きていけるよ。なんて思った。