気のむくままに

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観劇日記の様になってますが、気になりましたら、読んで頂けますと嬉しいです。

マイペースに更新しております。

『いのこりぐみ』  @IMMTHEATER
【脚本 演出】 三谷幸喜
【出演】 相島一之 小栗旬 菊池凛子 平岩紙


放課後の教室が舞台
三谷さんで、教室が舞台というと「子共の事情」を思いだしますが、今回は、登場人物は教師3人とモンペの保護者。
時計や照明、窓から見える景色で時間の経過をあらわす演出がとても自然でした。
思ったよりスリリングなワンシチュエーションコメディでした。

かつて熱血教師であったが、ことなかれ主義に転じた教頭を相島一之さんが。年数を積んだからこその保身に走る姿はとても納得できるというか。
以前は出来ていた事が、今の時代は出来ないことや、保護者の違いを身に染みているので、彼の悲哀みたいなものに共感してしまいました。
彼の教え子であり、教師となった要領の良い若手教師を小栗旬さん。今どきの若者と思いや、さすが!?教頭の教え子と思うような熱いところもあって、2人のコンビ感のような感じが良かったです。

平岩紙さん演じる担任教師は、最初からどこか違和感を感じました。生徒に人気があるというが‥という感じを漂わせています。
彼女を担任から外してくれと要求に来た、モンスターペアレントであるという保護者にも、感情を露わにすることなく丁寧な言葉遣いで対応をする。
菊池凛子さん演じる保護者が、めちゃくちゃな破壊力があるのに対して、
「そういうところよ」とイラっとするのがわかるくらい表面的な感じ。何かある?と勘が働くくらいに嫌な感じを醸し出すのが上手いなあと思います。
そのうち菊池さん演じるモンペの保護者におかしみから愛嬌さえ感じるようになっていました。
この2人の対比も面白いなと思いました。

思い込み、話の中の真実はどこにあるのか、教育とはどこまでが教えでどこからが支配なのか、など笑いながらも考えさせられる話でもありました。



4人の個性の生きた作品、面白かったです。

しかし次の新宿発8時15分のチケットがいきなり落選続きでとれる気がしません。観たいなあ。